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マリキータマンの編集履歴

2019/04/29 15:29:31 版

編集内容:使用技、余談に加筆

概要

オメガ・ケンタウリの六鎗客の一員である超人。名前はスペイン語でテントウムシを意味するマリキータから。口癖は初期は「フィフィフィ」だったが現在は「キャミキャミ」に統一された。

完璧超人始祖編』に続く新シリーズで初登場。

人物

「力不足でこの戦場から消えた物を今更ウェットに擁護するつもりはない」と発言した際に対戦相手のキン肉マンゼブラから言われた「冷たいんだな」という言葉にも「俺の性分だ」と返す等クールな武人肌の人物に見えるがそのすぐ後に

「それがさっき死んだ同士を…我らオメガを侮辱するような発言をしたお前に対するオレ流の報復だーっ!」

と戦死した2人を侮辱したゼブラに対して怒りを込めて発言しているため本質は他のメンバーと同じく仲間に対する情に厚い性格なのだと思われる。

容姿

名前の通りテントウムシのような姿で、寒色系で構成されたほかの面々と比べると暖色系で目立つ。顔も斑点でわかりずらいが、後記の技を見る限り目はちゃんとある模様。

劇中での活躍

カレクック戦

魔王サタンの指示で、前シリーズにて登場した“完璧超人始祖”の一人サイコマンの遺産を奪取すべく、自身を含む6人の超人(オメガ・ケンタウリの六鎗客)と共に、彼の研究室があるとされるスペインサグラダ・ファミリアに襲来。新たな危機に備えかの地を守衛していた正義超人たちと対峙し、特設Dリングでカレクックと対戦する。

試合前半はカレクックのローキックを受け続けていたが、アリステラの追加命令を受けて反撃を開始。頭部にハイキックを2発蹴り入れ、羽で高く飛んでからの降下頭突き技「マリキータフラップ」で彼の背中を攻撃し、2度目の攻撃に入ろうとするがカレクックのカレールーを使った「オールスパイスシールド」からの「ガラムマサラサミング」で顔にルーを擦り込まれ、三角締め・顔面エルボーの残虐ファイトに持ち込まれる。

空中での回転技「マリキータフライング」で脱出してパイルドライバーで反撃に向かうが、これもカレクックのヨガ技で脱出されてしまい、隙を突く間もなく猛攻を受け続けてしまう。

ヨガ技「デモリッション・アーサナー」で受けた腹部の傷にカレールーを擦り込まれ、締め技「ガンジスブリーカー」で傷口を裂かれるが、あえて自らの身体を反らせることで脱出。胸部の斑点模様を動かして相手の深層心理を読み取る「ロールシャッハ・ドット」でカレクックの残虐ファイトが「仲間を殺された怨みから来る、理性的な怒り」であると見破り、立ち関節技「コキネリツイスター」で締める。これもカレクックの我を忘れるほどの怒りで脱出されたが、ボディプレスを受ける前に背中から「ミミックニードル」をカウンターにしてダメージを与え、以降もカレクックの攻撃を破り続け優位に立つ。

駆け付けたキン肉スグルの声を受けても頑なに友情パワーを出そうとしないカレクックの不器用さを憐み、コキネリツイスターでさらに苛んだ後、鋭い羽で切り刻む「天道羽根抜刀」でとどめを刺した。

後述するようにマリキータマンはアリステラに崇拝に近い敬意を抱いており、その友情パワーを引き出せの命令を無視するのは余程の事であったと思われる。

キン肉マンゼブラ戦

サグラダ・ファミリアでの5試合が終了後、突如現れた4人の「元・キン肉星王位継承者候補」と対峙し、第四戦・イタリアカステル・デル・モンテにてキン肉マンゼブラと対戦。

まずは互いに得手とするボクシング対決になり、ヘビー級チャンピオンのゼブラと対等な実力を披露し拮抗するが、ゼブラのハイレベルな「技巧」ファイトに押され、マッスル・インフェルノをかけられてしまう。

だが、壁に叩きつけられる前に羽根を開いて横から上に軌道を変え技を強引に中断、そのまま「エクスキュースナースープレックス」で反撃する。

ゼブラはインフェルノを止めたマリキータマンの実力を高く評価するが、マリキータマンは「お前などに認められたところで何とも思わん」と語る。

オレが…本当に認められたいと思うのはただひとり 我らが頭目オメガマン・アリステラだけだーーっ!

と、かつて負け知らずだった自分と初めて互角以上の勝負を演じたアリステラへの敬意を示す。

それを聞いたゼブラは「では明日からお前はこのオレに屈服することになるわけか」と挑発しジャーマンをかけるも、ミミックニードルを喰らい傷を負う。

その後マリキータマンは「お前は肝心なところでノッてこないな」と、ゼブラがあえて黒スタイルを封印していることを指摘。

ロールシャッハ・ドットでゼブラのトラウマであるシマウマ・キッドの顔を浮かび上がらせ、ゼブラに揺さぶりをかける。

しかし、ゼブラにとってはキッドの件は「一生背負うべき業」とすでに整理がついておりさしたる効果はなかった。

そこでマリキータマンはロールシャッハ・ドットをゼブラ柄に変化させ、コキネリツイスターで彼を捕らえるとその縞模様を直接ゼブラの肉体に移動させ、強引に黒色に染めたのだった

目覚めた黒ゼブラは、再びインフェルノのセットアップにかかる。

前回のように羽根を開いて中断を狙うものの、今回はただのインフェルノではなかった。 ゼブラは羽根を押さえつけるようにクラッチを決め、脱出を阻止したのだ。

改良型と言える「真・マッスル・インフェルノ」をモロに受けたマリキータマンだったが、頭部から流血しつつ「これだ…これが見たかった…」と恐るべきタフネスさで試合を続行。

続けて黒ゼブラの重いパンチラッシュを受けるが、蛹の如く硬い膜で全身を覆う「シェルタリングピューパ」でパンチを止め、ゼブラをクラッチ。

そして自身は蛹の背から「脱皮」し、蛹ごとゼブラを投げる「マリキータピューパ二重殺」を決める。

さらに半透明の後ろ羽根でゼブラを包み込み動きを封じ、そのまま鉄柱に叩きつける「ウィングラッピングブレーンクラッシャー」でさらなるダメージを与えた。

マリキータマンがゼブラを黒スタイルにしたのは強い者と戦いたいという戦闘狂的な願望からではなく、強力な攻撃力をもつものの意固地で戦闘が単調になりがちな黒スタイルの方が組み易いとの判断からであった。事実、それからはマリキータマンはゼブラを圧倒し、白と黒の人格を融合させ元に戻ったゼブラをしても、黒の折のダメージの大きさもありその流れを変えることは出来ず、両手足を拘束さして上昇し、そのままリングに叩きつける「マリキータエリコプテロ」を受けダウンを奪われる事となる。

度重なるダメージを受けながらも立ち上がってきた満身創痍のゼブラに対し、マリキータマンはその挫けない心が脅威と、慢心する事無く友情パワーを発動される事を警戒してローキックで手堅くダメージを与え、それでも最後の力を振り絞り発動させたゼブラの真・マッスル・インフェルノを蓄積したダメージを突いて破り、天道羽根抜刀で切り刻む。猶も屈する事無く向かって来るゼブラに対してマリキータマンは自分と互角以上に戦った二人目の超人として最大の敬意を払い、アリステラ戦でしか見せなかった最大奥義「マリキータ・デッドリーライド」でとどめを刺した。

試合後、己を破った事への敬意として「サタンは絶対に信用するな」というゼブラの忠告に、思惑が一致するだけで信用などしていないドライな関係と返しながらも、「忠告だけは胸に留めておく」と率直に受けている。その上で計画を止める事はできないと決意を新たにした。

使用技

マリキータフリップ

背中の翅で飛翔しダイビングヘッドバットを繰り出す技。

マリキータフライング

背中の翅で飛行する技。

ロールシャッハ・ドット

体の斑点を胸に集め、相手の深層心理を反映した模様を浮き上がらせる技。相手を動揺させる心理戦に用いる。

コキネリツイスター

背後から相手に絡みつき、左腕・胴・右足を同時に固める複雑な関節技。

ミミックニードル

背中の甲から棘を生やす技。

テントウムシダマシクラッシャー

ミミックニードルを生やした状態で背中から体当たりする技。語呂の悪さをよく突っ込まれる。

ウイングブックエンド

背中の甲を閉じて攻撃してきた相手の手足を挟む技。パイレートマンのジャケットシャッターに似ている。

天道羽根抜刀

鞘翅を開き相手を切り刻む技。この技でカレクックを破った。

エクスキュースナースープレックス

垂直落下式のクロスアームスープレックス。

シェルタリング・ピューパ

全身を蛹のような鎧に包まれる防御技。その見た目のため一部ではサナギマンと比喩される。

マリキータモルディング

相手を捕らえた蛹から脱皮する技。ダメージを回復する効果はない。

マリキータピューパ二重殺

相手を拘束した蛹をジャーマンで投げ、高角度で頭から叩きつける一人ツープラトン式フロントスープレックス。

ウイングラッピングシャット

翅で相手を包み込み動きを封じる技。

ウイングラッピングブレーンクラッシャー

翅で拘束した相手を頭から鉄柱に叩きつける技。

マリキータピカレスクギロチン

相手を両腕を取り、頭からマットに叩きつける技。

マリキータエリコプテロ

背後から両腕で相手の両腕、両足で相手の両足を捕らえ、空中で回転・落下し胸から叩きつける技。

マリキータデッドリーライド

両腕で相手の両腕を捉え、相手の両膝の裏から両足を通し、相手の上にのしかかる体勢でマットに落下する技。アリステラ以外には使ったことが無かったという必殺技で、この技でゼブラを破った。

余談

あまりにも多彩すぎる技に一部読者から自称武人だのプロレスしに迷い込んだハジケリストだとか、次に戦った超人の方が武人などと言われてしまっている。

ゆでたまごの嶋田隆司(原作担当)によると、これまで昆虫の超人をリングで戦わせたことが無かったため、40年分溜まっていたアイデアのストックを惜しみなく注ぎ込んだという。

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