※初代3000形については「ロマンスカー」の記事を参照。
概要
2代目小田急3000形は、小田急線の主力車両である。バリアフリー・低コスト化を重視し車両の共通化を図った。また、並行して行われていた小田原線複々線化工事への観点から裾絞りは廃止して車体幅を2866mmとした。
- 1次車である3251F~3254F、6両編成4本はワイドドア車として登場した。
- 2次車以降は車内外とも2003年に日本鉄道工業会が制定した「通勤・近郊型電車の標準仕様ガイドライン」に基づくデザインとされ、本形式は日本車輌が採用している「日車ブロック工法」で量産された。
車両の組成は6両固定編成(3251~)、8両固定編成(3651~)、10両固定編成(3081~、3091~)の3種類。
- 6両固定編成は当初6両中4両を電動車としていたが、途中の3263Fより編成形態を変更、6両中3両を電動車とした。このグループは他形式との併結運転も行っている。
- 10両固定編成は落成時から10両を組んでいたわけではなく、6・8両固定編成に中間車を新造・挿入して生まれたものである。改番による欠番を避けるため、6・8両固定編成のラストナンバーから順に10両編成化が行われている。
- その10両固定編成のうち、3081F以降の80番台は8両固定編成由来、3091F以降の90番台は6両固定編成由来の編成である。
2019年5月時点で6両固定編成27本、8両固定編成12本、10両固定編成8本(うち80番台は3本)が在籍。以降の車両増備は2代目5000形への製造へシフトした。
余談
- 10両固定編成・3083Fの4号車は「3333」のゾロ目番号。元3663F。
- 10両固定編成・3093Fは小田急沿線の「藤子・F・不二雄ミュージアム」開館を記念し、2011年からの期間限定でラッピング車「F-Train」として装飾がなされた。東京都屋外広告物条例に引っかかったため、2012年に別のラッピングへやり直し2013年まで運行。
関連タグ
小田急電鉄・小田急 3000形 ワイドドア テクノインスペクター
小田急4000形に関しては4000形を参照