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ゲゲゲの女房の編集履歴

2019-05-21 01:17:21 バージョン

ゲゲゲの女房

げげげのにょうぼう

漫画家・水木しげるの妻・武良布枝の自伝。ドラマ化・映画化された。

概要

  1. 漫画家水木しげる夫人武良布枝が著した自伝。
  2. 上記を原案にしたドラマ映画。本項ではこちらを解説。

テレビドラマ版

2010年3月から9月まで放送したNHK連続テレビ小説ヒロイン・布美枝役を松下奈緒、茂役を向井理が演じた。

厳格な父親のもとで、多くの兄弟姉妹に囲まれて育った布美枝は、普段は内気で目立たないが、いざという時には度胸が据わる芯の強い娘だった。高すぎる身長が足を引っ張り見合いはうまくいかず、成り行きから就職もしそびれた形になった布美枝は、売れっ子の漫画家だという村井茂と見合いをし、僅か5日でのスピード結婚をする。

しかし実際の茂は、どれだけ働いてもなかなか収入に結びつかない貸本漫画家で、新居の月賦(ローン)どころか、毎月の電気・ガス・水道代にも事欠く有様だった。今さら泣いて実家に戻るわけにもいかず、持ち前の度胸を発揮した主婦・布美枝の奮闘が始まる。


ドラマの登場人物は実在の人物をモデルとしているので、「武良布枝」は「村井布美枝」に、「飯塚」姓は「飯田」姓になど改変が多い。オリジナルキャラクターも登場するなどフィクション性が強いが、大筋は原作に沿っている。


それまでのNHK朝ドラヒロインは、何かしらの特技を持ち、それが活躍に結びつくというのがお約束だった。しかし布美枝は洋裁の腕前はあるものの、見合いのごたごたで就職できず、実家の商売を手伝ってはいたものの社会に出て働いた経験はないという生粋の主婦である。その彼女が慣れない環境に放り込まれ、仕事に必死で家庭のことまで気の回らない夫を支えて孤軍奮闘する姿は、主な視聴者である多くの主婦の共感を呼んだ。

「ゲゲゲの女房」は大ヒット作品となり、視聴率が落ち込んでいたNHK朝ドラは、この1作で息を吹き返した。


劇中にはべとべとさん貧乏神いそがしなど妖怪の皆さんも多く出演。水木の少年時代を扱った以前のNHKドラマ「のんのんばあとオレ」に出演していた小豆はかりも登場し、スランプ状態に陥っていた村井茂と対話している。


2010年9月25日に、惜しまれつつも最終回を迎えた。NHKの朝ドラとしては異例の人気ぶりで、前日にはTBSの『ぴったんこカンカン』や『中居正広の金曜日のスマたちへ』など他局の番組で特集が組まれたほどである。

他にもテレビ雑誌で取り上げられ、いきものがかりが歌う主題歌『ありがとう』も人気を呼んだ。


2010年11月には映画が公開され、布枝役を吹石一恵、茂役を宮藤官九郎が演じた。こちらでの名前は原作そのまま。ぬらりひょん等妖怪の皆さんも登場している。


2015年12月には水木しげるの追悼特別番組として、総集編が放送された。


関連イラスト

朝八時


外部リンク


関連タグ

ゲゲゲの鬼太郎 昭和 貧乏神 一反木綿


萩尾望都:日本を代表する女性漫画家で、その漫画家を認めない事で知られていた母親がこのドラマを見た事で漫画家に対する考え方が180度ひっくり返り、ようやく娘の偉業を認めるようになった。

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