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韓国大統領の編集履歴

2019-06-15 01:08:57 バージョン

韓国大統領

かんこくだいとうりょう

大韓民国の国家元首。またの名を酋長。

概要

大韓民国韓国)の国家元首


国民による直接選挙で選ばれ、40歳以上の者が立候補可能。任期は5年で1988年以降は軍事独裁政権の反省から再選が出来なくなっている。前任の罷免により行われた選挙で、文在寅大統領(2017年~)が新たに就任した。


内乱罪・外患などの一部の犯罪を除いては大統領職在任中に刑事訴追を受けることはなく、非常に強い権限を持つ。


代替わりの際には毎回のように前任派一掃の汚職摘発が行われるのが恒例行事と化しており、そのため退任後の大統領は自殺や逮捕、暗殺など家族も含めた悲惨な道を辿ることが多い。

本人・親族ともに難を逃れたのは、前任者の暗殺で短期間大統領を務めた崔圭夏だけである。

2018年現在、逮捕された大統領経験者は通算4名。


このように退任後に不利益を被りやすいのは、強すぎる権限を持つために周囲にその恩恵に預かろうとする人間が次々と現れ、本人が拒もうとも親族をターゲットに取り入ろうとするために汚職などが発生すること、次代の大統領も5年しかない任期のうちに成果をあげようと躍起になるために人気取りに走って前任者の粗をどうにかさらそうとするためとされている。


歴代大統領

氏名(読み)備考
1~3李承晩(イ・スンマン)初代大統領。竹島問題の原因となる「李承晩ライン」画定。市民デモにより失脚後、ハワイに亡命。
4尹潽善(ユン・ボソン)軍事クーデターによって軍部に政権を掌握される。
5~9朴正煕(パク・チョンヒ)日韓基本条約締結。開発独裁で、「漢江の奇跡」と呼ばれる経済成長をもたらすも、側近に暗殺される。満州国軍人の出身で元共産主義者。
10崔圭夏(チェ・ギュハ)在任期間歴代最短。軍事クーデターで、軍部に政権を掌握され、辞任。
11~12全斗煥(チョン・ドゥファン)韓国史上最大の民衆蜂起「光州事件」を武力鎮圧。退任後に死刑判決を受けるも、のちに特赦。
13盧泰愚(ノ・テウ)民主化宣言後初の大統領。退任後に光州事件への関与と、大統領在任中の不正蓄財で懲役刑を受けるも、のちに特赦。
14金泳三(キム・ヨンサム)非軍人の文民大統領。アジア通貨危機で国内経済を混乱させたとして批判を浴びる。
15金大中(キム・デジュン)対北融和政策の太陽政策を推進し、金正日との南北首脳会談を実現。ノーベル平和賞受賞。
16盧武鉉(ノ・ムヒョン)選挙法違反などで、国会から史上初の弾劾訴追を受けるが、2か月で復帰。退任後、在任中の収賄疑惑で捜査を受け、自殺
17李明博(イ・ミョンバク)サラリーマンから、現代建設社長となった立志伝中の人物。ソウル市長を経て就任した。初の国外生まれの大統領(大阪市出身の在日韓国人)。
18朴槿恵(パク・クネ)故朴正煕の長女。初の女性大統領および親子2代での大統領。親友の民間人女性の国政介入疑惑で弾劾を受け失職。
19文在寅(ムン・ジェイン)弁護士出身で、盧武鉉の元側近。両親は朝鮮戦争で北朝鮮から逃れてきた避難民。北朝鮮に融和的で、日本に対しては厳しい姿勢をとる。

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