概要
在日韓国人とは、日本の在日外国人のうち、韓国国籍を持つ人間のことである。
1952年のサンフランシスコ平和条約発効までに来航したオールドカマーと、1965年の日韓基本条約締結後に来航したニューカマーに分けられる。
韓国人はサンフランシスコ平和条約発効までは、韓国併合により日本国籍を持っていたが、日本の朝鮮半島の主権喪失により彼らは日本国籍から朝鮮籍へと移行した。よく誤解されるが、朝鮮籍=在日北朝鮮人ではない。
そのため、韓国籍であっても朝鮮学校に通うなど北朝鮮寄りの行動を取る者もいれば、総連や民団などの民族団体と関わらずほぼ日本人と変わらない生活を行っている者もおり、その有り様は幅広い。
オールドカマーの在日韓国・朝鮮人は長らく在日外国人の圧倒的多数を占めていた。
しかし日本人との結婚に伴い子供の代からは日本国籍にする者も少なくない。
日本で代を重ねて住むうちに習慣や思考の日本人化が進んで韓国人と馴染めなくなったり、祖国への憧れから一旦韓国に渡っても差別を受け失望して結局日本に戻ってくる者も少なくない。
これらの事情から帰化をして日本人となる者も多く、日本社会との同化が進み年々微減する傾向にあり、既に在日中国人の人数を下回っている。
在日韓国人の著名人
- 姜尚中(学者)
- 新井浩文(俳優)
- 宋美玄(産婦人科医、コメンテーター)
- VERBAL(ミュージシャン、m-flo)
- PUSHIM(レゲエ歌手)
- ソニン(歌手、女優、タレント)
- 上田剛史(野球選手)
- 張本勲(元野球選手、解説者、コメンテーター)
- 金村キンタロー(プロレスラー)
- 重光武雄(ロッテグループ会長)
- つかこうへい(故人、作家)
- コウケンテツ(料理研究家、タレント)
- 金香里(声優)