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概要編集

熊本市出身の在日韓国人2世。

仕事を求めて昭和初期に韓国から来日して熊本市に移住した両親の元に生まれた。

実家は廃棄物処理業を戦後立ち上げたが、家業は兄が継いでおり彼は上京して進学、学問の道を進む。

高校時代までは「永野鉄男」の通名を名乗ったが、早稲田大学在学中に本名へ名乗りを戻す。

明治学院大学講師から大学教員となり、2004年からは東京大学教授となった。

専門は政治学・政治思想史。ソフトな語り口と整った容姿のためタレント学者としてもTV番組で重宝され、朝まで生テレビの常連パネラーの1人でもあった。

東大退官後、キリスト教の信仰の縁もあり聖学院大学教授を経由し2014年同大学学長に就任。

しかし翌年突如辞任、詳細は「在学生に迷惑がかかる」と明かさなかったものの、他方で聖学院の経営陣とのトラブルがあったこともほのめかしている。


政治思想的には北朝鮮への制裁を批判し、日本の政治家では安倍晋三を嫌い田中真紀子を支援していた。しかし自民党寄りの支持層を持つ蒲島郁夫熊本県知事とも親しく、聖学院辞任後は彼の推しで熊本に戻り劇場館長の職を得て、現在は熊本と千葉県を往復する生活を送っている。

同じ在日韓国人出身の文系学者である鄭大均(彼は日本に帰化している)とは仲が悪く、度々彼に著書等で批判されている。


絵画や俳句を趣味とする。

評論本だけでなくエッセイも著している。

かつて息子を心身の病などが元でわずか26歳で亡くしており、その心境を反映した小説も発表している。

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