蘆屋道満
あしやどうまん
蘆屋道満とは、平安時代に活躍したとされる陰陽師。
概要
「道摩法師」とも呼ばれる(道摩法師と道満は別人と言う説も存在する)。
安倍晴明に勝るとも劣らない力を持ち、晴明とはライバル関係にあったらしい。
このことから、フィクション等で嫉妬深い(もしくは狂気じみた)悪役として扱われることが多い。
播磨国の出身で、安倍晴明が名声を得ていた時代で既に壮年か老齢であったという。
正規の陰陽師ではない(本来の陰陽師は宮仕えの役人)在野の法師であり、にもかかわらず安倍晴明に匹敵する実力者として名が上がるほどの験力を謳われた。
彼の得意とした修験道の秘法「九字切り」を模した紋はドーマンとも呼ばれ、安倍晴明の紋である五芒星「セーマン」と共に、魔除けの印として現在も伝わっている。
関連作品
陰陽師(夢枕獏) | 一般的に言われる道満とは逸脱したキャラ性の持ち主。軽妙洒脱で掴みどころがなく、面白みを追及して人を誑かす道化師のような流浪の老法師。晴明とは酒飲み仲間として親交を持っている。 |
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銀魂 | 道満をモチーフとした陰陽師・巳厘野道満が登場。 |
ぬらりひょんの孫 | 作中に登場する花開院家が道満の末裔という設定。回想のみだが道満本人も登場。 |
東京レイヴンズ | 敵役として登場。作中最強の一角。トリックスターとしての面が強く、稚気と狂気を内包した存在として描かれている。 |
鬼舞 | ストーリー上の重要なキャラクターだが、既に亡くなっており、回想など過去の話にのみ登場。 |
LoVⅢ | 登場キャラクターの一人。女体化している。詳細は蘆屋道満(LoV)の項を参照。 |
牙狼 紅蓮ノ月 | 怪物・火羅を生み出している悪役。また劇中登場するのは二代目だが、先代道満も「道魔法師」の名で登場。 |
九怨 | 全ての元凶。主人公咲耶の師であり、もう一人の主人公浮月の父親。晴明を倒すため、呪術を完成させようとする。弟子達だけではなく自分の娘さえも呪術完成の道具として利用する。 |
双星の陰陽師 | 陰陽師の宿敵であるケガレとその最終完成型である太陰を生みだした人となっている。 |
鬼斬り十蔵 | 安倍晴明への復讐のため、主人公・十蔵の兄に憑りつき人生を狂わせる。ただし本作では晴明が輪をかけた外道になっているため、後半からダークヒーローとしての側面が出てくる |
不機嫌なモノノケ庵 | 蘆屋道満が元ネタである主人公・芦屋花繪と安倍晴明が元ネタである安倍晴齋が登場する。 |
真・女神転生 | BOSS”超人”ドウマンとして登場。ゲーム発売当時、吉祥寺にあった空きビル・エコービルの一室で、転送装置を使った儀式で悪魔を召喚しようとしていた。 |
シャーマンキング | 『シャーマンキング-0-』にて、ハオの平安時代の幼少時、麻葉童子時代のエピソードに、道満をモデルにしたと思われる山田道茉が登場する。 |
Fate/GrandOrder | 第1.5部3章でキャスター・リンボとして初登場。晴明を嫌っており、晴明への嫌がらせなのか自分を晴明と自称したりした。第2部『Cosmos_in_the_Lostbelt』ではアルターエゴクラスとして登場予定。 |
ラヴヘブン | 乙女パズルゲームの攻略キャラクター。表記は芦屋道満(ラヴヘブン)。異世界を救うために主人公によって召喚された。晴明とはライバル関係でよく喧嘩もするが、(主人公の口添えにより)協力もする。晴明曰く「少しおっちょこちょいで、意外と面倒見がいい。」 |
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