曖昧さ回避
ここでは1のチーターマンについてを説明する。
概要
「Active Enterprises(アクティブエンタープライゼス)」が発売した横スクロールのアクションゲームシリーズ。
実際は「CHEETAHMEN(チーターメン)」と書かれているが、日本では一般的に「チーターマン」としての知名度が高い為、こちらでは「チーターマン」として呼ぶ。
理不尽・未完成・バグだらけと、ネットを中心にそのクソゲーぶりが色々な意味で評価され、今となっては「伝説のクソゲー」と呼ばれており、BGMだけはクオリティが高く、日本のネット上では多数のアレンジ版が作られ、ちょっとしたブームになった。
チーターマンと言ってもバリエーションがあり、カルト的な人気を誇る懐古クソゲーマーのAVGNが丁寧(?)に全作をレビューをしているので、それも併せて以下に列挙する。
シリーズ一覧
Action52(NES版)
52種のゲームが入った数万円のソフトだが、理不尽の進行不能ゲームや低品質のゲームがほとんどで、最後にチーターマンが入っている。
なお1時間ほどプレイしていると過熱してプラスチックがこげたような臭いを出す。
Action52(ジェネシス版)
NES版よりかは比較的遊べるソフトが多いが、宇宙面が多い。
なお肝心のチーターマンはゲーム内容もBGMも劣化している。
アクティブエンタープライゼス社の倉庫跡から見つかったお蔵入りソフトで、こちらの方が知名度が高い。
あらすじ
アフリカで暮らしていたチーターの三兄弟は、ある日マッドサイエンティストのDr.モービスに母親を殺され、モービスの研究所で無理矢理遺伝子改造手術を受け、チーターのスピードとパワー、人間の頭脳を兼ね備えた「チーターマン」に改造された三兄弟はそれぞれアポロ、ヘラクレス、アリエスと名付けられた。
モービスは世界征服を計画しており、チーターマンはその手駒として作られ、彼の思想を危険視したアポロは弟たちに脱走を仄めかすが、それを知ったDr.モービスは逃がすものかと刺客を送りつける。
チーターマン三兄弟と悪のサイボーグアニマル軍団の戦いが始まる。
チーターマン三兄弟
長男・アポロ
ボウガンの使い手。知恵が働く博識な、チーターマン三兄弟のまとめ役。
次男・ヘラクレス
空手の使い手。3人の中で一番体が大きい。
三男・アリエス
関連イラスト
元々チーターマンはメディアミックス展開を考えていたらしく、Action52(NES版)にはコミックス版が付属していたらしい。
Action52のゲームの51作品は前座で、チーターマンを推し進めていたようだが、ソフト内容が内容だけにその目論見は失敗に終わって話題になることすら無く、倒産してしまった。
しかしながらインターネットで本作のプレイ動画が公開されるやいなや、国内外共に二次創作が描かれるようになり、長い時を経てその目的は成就したとも言えなくはないかもしれない。
当の元制作者は「過去のことは忘れたい」と言っているようだが。