キュワワー
きゅわわー
データ
他言語版の名称
英語 | Comfey |
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イタリア語 | Comfey |
スペイン語 | Comfey |
フランス語 | Guérilande |
ドイツ語 | Curelei |
韓国語 | 큐아링 |
中国語 | 花療環環(繁体字)/花疗环环(簡体字) |
概要
初登場は『ポケモンSM』。
一見くさタイプに見えるが、実はフェアリータイプのポケモン。身に付けているたくさんの花はキュワワーが集めて所持している持ち物である。よってフラベベと同じ特徴を持つポケモンと言える。
アブリー、バチュルと同じ0.1mとかなりの小ささである事から、本体は丸い妖精型の部分だけで、花環の部分は体とは別のパーツであると判る。
実際にアニメでは花環を人にあげるために、妖精体から花環部分をツルの環ごと全て切り離している。
自分の高さの何倍もの大きさのある花を摘んで、摘んだ花で花環を作り、好意を持った相手に友好の印としてそれを手渡す。
しかし敵に襲われそうになると、花を投げつけて隙を作り、逃げるか反撃をしてくる。大事そうに持っていたのに、備えは憂いなしということか。
栄養満点のツルを持っており、常に持ち運びながら浮遊して移動。ツルの片端は頭頂部から出ているが、もう片端は手で掴んでいる。
ツルに花をくっつけると花は活性化し香しいアロマが漂いだす。これはキュワワーが自身の体液を花に浴びせて癒し効果のある香りを出す花に変えることができる特徴を有するためで、ポケモンや人間をその香りで癒す。花を浮かべたお風呂はリラックス効果があり、多くの女性に大人気。
アローラ地方のポケモンセンターや病院では、癒し効果のある香りでポケモンの治療の手助けをしている個体もいるという。
喜ぶ時や特殊攻撃時は、花環ごと縦にくるっと1~2回転する。
ポケリフレでは、頭を撫でられれば喜ぶが、手に一番近い花(ツルの一番後ろの赤い花)だけは触られるのを嫌う。
ポケモンSMでは、アーカラ島のシェードジャングルの草むらのみに低確率で出現する。
ゲームでの性能
なんといっても特性「ヒーリングシフト」が高性能である。
回復技を先制で出すことができる効果を持ち、「こうごうせい」のような普通の回復技に留まらず、攻撃の追加効果で回復効果がある技「ドレインキッス」、「ギガドレイン」も対象である。ただし、技の発動時にすぐさま回復しないタイプの回復技(「やどりぎのタネ」など)は対象外なので注意。
いたずらごころの回復技版と言いたいが優先度+3で繰り出すのがポイント。
先制技で自分や味方が倒されるより早く回復してくれるのである。
他にも「フラワーヒール」や「ちょうはつ」、「トリックルーム」と補助技が豊富に揃っている。何気に「はかいこうせん」も覚える。
欠点は毒・鋼タイプに弱いことだけでなく、火力が低いのでターン数が掛かってしまうこと。
ダブルでは味方に攻撃を任せるとすればこの点はあまり大したことではないのだが、シングルではこれが壁になる。
高性能の先制技ということで、第六世代のファイアローのように蹂躙したいと思われるが、威力120(実質180)を連発できたあちらとは違い、こちらの技の威力は一致で威力50、不一致で75(どちらも実質75)。
技の威力に倍以上の差があるのである。
耐久力や繰り出し性能を生かして「めいそう」を積んでから攻撃することが考えられるが、それはそれで時間が掛かり、相手に積み技を使わせる機会を与えてしまいがちになる。
また、いわタイプだけがメインウェポンを半減していたファイアローとは違い、どく、はがね、ほのおの三タイプに主力技を半減されるのがキツイ。
そのため、第六世代のファイアローのように攻撃的には中々なれないのである。
だが、くさタイプでもないやどりぎのたねや、回復力による生存性能にはやはり目を見張るもの。
有利なタイプであるドラゴンタイプやみず・じめんタイプ相手にはかつてのファイアロー級の先制性能と突破のしにくさを発揮することも出来るので工夫を凝らしたいところだ。
余談ながら、如何にもマスコット系な外見に反して種族値合計は485と、無進化系ポケモンにしては意外と高め。
対戦でのメジャーどころで言えばエアームド(465)よりも高く、進化系であり大柄な体格のゴルーグ(483)よりも高かったりする。