星空界
ほしぞらかい
概要
地球から遠く離れたところにある、スターパレスが存在する宙域。第6話のプルンスの発言からすると、地球からの「観測可能な宇宙」の外側にあるようだ。
つまり地球からは光速でも辿り着くことができないほどの距離にあるが、宇宙妖精フワが転移ゲートを開けばワープ航行が可能となり、銀河系と星空界との行き来ができる。
また、本作の敵組織であるノットレイダーも同じように転移ゲートを開くことができる。
星空界はメンフィスデザインな色とりどりのオブジェが天体として浮遊するカラフルポップな宙域で、地球人にとっての「観測可能な宇宙」とは全く異なる風景が広がっている。
プリキュアの変身バンクによくあるカラフルでキラキラした背景そのものが広がっている空間といえばわかりやすいかもしれない。
星空界には多様な種族が住んでいるが、フワやプルンスのような小動物っぽい種族は「宇宙妖精」と呼ばれており、ララのような宇宙人とは別物として扱われている。
従来のプリキュア作品における「パートナー妖精の故郷」にあたるのが星空界ということになる。
ただし、ここは地球と同じこの宇宙に存在する場所であり、従来のシリーズでいう妖精界のような「夢とか希望とかのポジティブな概念を象徴するような世界」では決してない。
なので、星空界にも地球と同じく善人もいれば悪人もいるし、理不尽も不幸も当たり前に存在する。
多くの星々に様々な星人たちが住み着いており、政治・経済・文化などは星ごとに異なる。
それぞれの星同士は交流も活発であり、宇宙星空連合なる緩やかな同盟も存在する。
ただし、連合に属さない星もまたある。
なお、スターパレスは星空界の聖域とされているが、この宙域を統治をする政体ではない。
宙域に存在する主な星々
冒険の舞台となった星
宇宙平和の要とも言うべき十二星座のスタープリンセス達が鎮座する聖域。ノットレイダーの襲撃に遭って彼女達はスターカラーペンとなり、宇宙中に散らばってしまう。
ララの故郷の惑星。本編29話にて漸く登場。非常に科学が発達した星であり、高度なAIによって教育などがなされているが、同時に将来の職業まで決められる等、その弊害も計り知れないものがある。
8話で登場した骨の惑星。犬っぽい毛深い民族が住む。てんびん座のプリンセスのペンがこの星に流れ着き、原住民達はそれを聖なる骨として崇めていた。
10話で登場した鉱物の惑星。この星の重力は地球の2倍であり、それに加えて灼熱の日差しや極寒の吹雪と言う具合に気候の変化が激しい。この星に生きる者は動物も植物も知的生物も過酷な環境に適応するために独自の進化を遂げている。
15話に登場したカジノの星。宇宙星空連合に非加盟の星であり、金が全ての危険な無法地帯となっている。そんな背景も手伝って宇宙人もセレブからマフィアのドン、果ては宇宙アイドルや宇宙料理評論家と、社会の裏表問わず富、名声を築き上げた者達が多く出入りする。
ユニ(ブルーキャット)の故郷の惑星。エネルギー結晶体「レインボー鉱石」の産出地であり、それを加工した宝飾品を作り出す工匠の星として知られていたが、原因不明の現象によって突如として人間達が石化した為に星全体が滅んだ。民が滅ぶと共に、この星の貴重な宝飾品の数々が盗まれて宇宙中に出回ってしまった。
24話に登場した雪と氷の星で惑星その物が巨大な雪だるまの形をしている。みずがめ座のペンがこの星に流れ着き、雪だるまの原住民に拾われていた。
巨大な水の雫の様な形をした海の星。ひかる達が惑星サマーンへ向かう道中、ショウフワックセイに着陸した時に居合わせたヤンヤンの故郷である。
この星にはプラズマ星から来た名うてのロケット職人が彼女の近所に住んでおり、故障したロケットの修理の為にひかる達一行はこの星を尋ねる事となる。
その他の星
地表がフワッと柔らかい小惑星。
ララが惑星サマーンに帰還するのを同行し、昨夜のひかるとの惑星サマーンのことで興奮をして夜更かしたフワがワープに失敗しこの小惑星に墜落するが、柔らかい地表のおかげでダメージはなかった。
すぐに出発したためここで冒険はしていないが、遭難していたヤンヤンが密航してきたことで物語に影響を与えている。
星空界のシータ358系にある恒星で、一言で言えば「お花の形をしている太陽」。
上記のショウフワックセイはこの太陽系に属している。
星空界に宙域に存在するポップコーンの形をした小惑星。
他にも星自体の形は明らかになっていないが火の星であるプラズマ星や、嘗てユニがマオとして野外フェスを行った惑星ゼッケインと言う星が景色として登場している。