CV:西明日香
概要
26〜28話に登場したヤドカリのような姿をした宇宙人の女の子。プルルン星出身。なぜか関西弁で、語尾に「~ヤン」とつけるのが口癖。
ヤドカリだけあって、他人の宇宙船に忍び込んで宇宙を旅する性質を持つ。(まあ要するに密航なんですが)
惑星サマーンへ向かう旅の途中でプリキュア達のスターロケットに潜り込み、しばしの間彼女と旅を共にした。
なお、彼女にとって他人のロケットに密航することは「当たり前のこと」であってそこに罪悪感のようなものは一切ない。密航がバレても悪びれる様子は見せず、一方で申し訳なさを見せることもなく、朗らかな笑顔で船の持ち主と友達になろうとする。もちろん、船の持ち主がそんな彼女を受け入れられるかは別の話ではあるが、ひかる達ならば当然のように友達になれるのである。特にプルンスにとっては好みのタイプだったようで、劇中では彼女のためにハッスルするシーンが結構見られた。
劇中での動向
第26話
他人のロケットに密航して宇宙を旅していたが、ショウフワックセイで放り出され途方に暮れていた。
しかしそこへプリキュア達のスターロケットが、惑星サマーンへ向かう旅の途中にショウフワックセイへ立ち寄ったため、こっそり侵入しショウフワックセイを脱出。
プルンスが作ったドーナツを勝手に拝借したことでプリキュア達に見つかるが、朗らかな笑顔で自分が密航者であることを素直に述べる。
ヤンヤンをどう扱うかをプリキュア達が考えあぐねていたところに、カッパード率いる部隊がロケットを襲撃。
それから必死に逃げようとするララの荒い操縦のせいで頭をぶつけてしまい文句を言っていたところ、カッパードがそのイライラを歪んだイマジネーションとして吸収して武器化されてしまう。
プリキュアたちの活躍で無事救い出されたあとは、襲撃で破損したスターロケットの修理を申し出る。
これにより一行は急遽、彼女の故郷であるプルルン星を目指すのであった。
第27話
エンジンが止まったロケットの移動をプルンスに押してもらうと言う原始的な手法に頼ってどうにかプルルン星へとたどり着く。このときに心折れそうになるプルンスに対してヤンヤンが割と媚びた応援をすることでモチベーションを保させている。天然なのか意外に遣り手なのか…
プルルン星の内海へ侵入したとき、泳ぎたいと言うひかるの願いに応える形で「へんしんじゅ」を渡す。これを使えば好きな種族に変身できると言うことでひかる達は人魚に変身して水中散歩を満喫。ヤンヤンも人魚姿になったが、お前はそのままで問題ないだろと言うツッコミがネットの実況では多くみられたが、実はオカヤドカリは海中で呼吸はできないと言うことは付記しておく。(水陸両生のタイプのヤドカリは空気中の湿気を殻の中にためてエラ呼吸することで水中でも活動するが、水分その物はエラ呼吸できない)
第28話
プルルン星の中核にある気泡領域に作られた街にたどり着いた一行に、プルンスはロケット職人のフレアを紹介する。ロケット修理の作業のもひかる達と一緒に協力していた。
カッパードが侵攻してきた時は、カッパードの持ち技であるカッパードストラライクに巻き込まれてしまい絶体絶命の危機に陥るが、プルンスが身を呈してヤンヤンをかばい自分が技の直撃を受ける。これにはいつもは呑気なヤンヤンも悲痛な表情を浮かべていた。
だが、スタープリンセスに仕える宇宙妖精たるものこれくらいでやられるタマではなかったようで、戦闘終了後はプルンスは元気な姿を見せていた。ヤンヤンは「助けてくれてありがとう」とプルンスの頬にキスをして、プルンスは驚きと喜びのあまり体が溶けていた(比喩表現ではなく物理的に)。
ロケットの直ったプリキュアたちはここでヤンヤンと別れ、当初の目的地である惑星サマーンへ向かうことになる。
第49話
スターパレスに来ていたヤンヤンはプルンスにドーナツを差し出そうとしていた。
プルルン星に住んでいたヤンヤンがどうやってスターパレスに来たのか、スターパレスには遊びに来ていたのかそのまま移住したのかは不明だが最終決戦後もプルンスと引き続き交流を重ねさらに仲良くなったと思われる。
演者について
演じる西明日香氏は、「Go!プリンセスプリキュア」でクローズが化けた小鳥の役を演じて以来のプリキュアシリーズ出演。
今回は名前ありのゲストキャラクターの役である。
因みに彼女がパーソナリティを務める洲崎西の相方である洲崎綾も前作にて一条蘭世役で出演しており、彼女とは「敵に利用された」、「2話以上出番がある」という共通点がある。