概要
けものフレンズアニメ1期の続きを意識して作られた二次創作漫画。
原則として、irodoriが関与していない他のアニメ作品とは別世界線として位置づけられている(外部リンク)。
その後、1期の前日譚や外伝的二次創作にも当該タグが付けられるようになった。
現在は有志によって動画化されたものがニコニコ動画で視聴できる。
舞台について
ゴコクエリア
1期の続きに当たる13+i話以降の舞台。
キョウシュウエリアよりもヒトの遺構が荒廃しているのが特徴。
水場や雨風を凌ぐ寝床として利用する者は居るものの、博士や助手のような島長を務める者が居ないのかフレンズ達による調査・管理・維持がなされていないようだ。
ただ小型の遺物に関しては、活用しようと思う者達が行商や自警団を営むことで役立てられている。
キョウシュウエリア
13+i話より前の時系列に当たる物語の舞台。
irodori作品特有の小数点話(12.1話などの事)や、時系列不明の外伝、最終話のアナザールート等が含まれる。
+i話世界線シリーズの一つである-1+i話と、13+i話以降のCパートの舞台もキョウシュウエリアである。
登場人物について
1期に登場していないフレンズの容姿と能力については、基本的にNEXON版準拠となっている。但し、性格と口調は『irodori版~』独自のものになっていることがある。
-1+i話『おうち』
-1+i話の冒頭に登場。
台詞は無く表情も定かではないが、元動物に戻ってしまったというオオアルマジロに寄り添っている。
NEXON版にダブルスフィアというコンビが居た事と、1期のヘラジカ陣営にオオアルマジロだけが居る事を考えると、あくまで+i話世界線での話ではあるが、オオセンザンコウの"今まで"と"その後"を推測することが出来る。
12.x話『うそつきちほー』
"未確認物体"の調査をしていたハンター達が聞き込みをした相手として、クロヒョウと一緒に登場。
容姿はNEXON版と同じ。話し方も関西弁。
-13+i話『うなばら』
キョウシュウ-ゴコク間の海峡で出会ったフレンズ達。
一人称が異なる者もいるが、容姿・性格・愛称、概ねNEXON版準拠。
ゴコクエリア海岸で出会ったフレンズ。
とある事情からリアクションが少ない性格をしている。
NEXON版には居なかった為、キャラ設定は『irodori版~』独自の物となる。
-14+i話『ちくりん』
- ゴス(ゴッシーさん)
ゴコクエリア海岸近くで出会ったラッキービースト。
紆余曲折を経てかばん達に同行することになった。
かばんの腕に装着されたボスと区別する為に"ゴコクエリアのボス→ゴス"と彼女に命名された。「ゴッシーさん」は、かばんによる呼称。
ちなみにNEXON版にも、ごこくちほーのUMA『ゴッシー』のエピソードがある。
竹林で出会ったフレンズ。
NEXON版未登場だが、他のキツネ系フレンズと同様に変身能力を有する。
慎重な性格だが、事ある毎に猟奇殺人に結び付けようとする奇天烈な側面も持つ。
キャラ設定は『irodori版~』独自の物と思われる。
竹林で出会ったフレンズ。
NEXON版同様、変身能力を有するが、口調は訛り(土佐弁?広島弁?)が強くなっている(舞台版での農作業モードでも訛っていたがあちらは東北弁寄り)。
性格もNEXON版と異なり極めて臆病な小心者になっている。
-15+i話『きょうこく』
峡谷で出会ったフレンズ達で自警団『スカイジャスティス』として活動している。
NEXON版と比べるとイヌワシの性格が少し異なる以外は3人ともキャラクターは大体同じ。
また『スカイインパルス』や最終決戦時の猛禽軍団でまとめ役をしていた所為なのか、ここでもハクトウワシがリーダー役を務めている。
その一方で、イヌワシは他のメンバーと比べ一人だけ若干ノリが悪い。NEXON版では別チームだった名残だろうか?
峡谷で出会ったフレンズ。丈夫な体に物を言わせ山の様な荷物を背負いながら様々なちほーを巡り物々交換による行商を行っていた。
性格もNEXON版とほぼ変わらない。
- キョウジュ(教授)
一時同道したロバが言及した『ラボ』に居るフレンズ。
パークガイドの証である羽根を用いればボスと会話できることを独自に発見したようだが、ゴククエリアの荒れ具合を見るに、博士や助手と異なる姿勢の持ち主のようだ。
-16+i話『はいきょ』
ホテル跡で出会ったフレンズ。容姿はNEXON版のものと同じ。-16+i話の真相に関わる為、詳細は伏すが実は性根もNEXON版寄りだったりする。ただしこちらは少々中二病臭い。
ゴコクエリアのホテル跡で出会ったフレンズ。原理は不明だが(サンドスター由来?)降霊術や占術を行使できる。これはNEXON版でとあるフレンズの従者であった事が関係していると思われる。
そしてこちらも性格は中二病臭い…廃墟住まいは中二病に罹患し易くなるのだろうか?
- ???(リンク先ネタバレ注意)
ゴコクエリアのホテル跡で出会ったフレンズ。
容姿以外の全要素がNEXON版よりも大胆にアレンジされている
-17+i話『しつげん』
湿原への道中で出会ったフレンズ。常に半眼。NEXON版でも寂しげで陰のある性格だったが、+iでは「フレンズになったけどどう生きたらいいか分からない」「『好き』がどういうものなのかも分からない」とのことで、より一層暗い雰囲気を漂わせている。
コツメカワウソの「たーのしー!」に対し「たのしくない…」といったところか。
(胡桃をゴリゴリする感じで)掌の小石をジャリジャリしたり、小さくお手玉する癖がある。
関連タグ
外部リンク
「けものフレンズ+i りていく!」 JAPARI KAFE さんの公開マイリスト - ニコニコ動画
ネタバレ注意
- もう一人の主人公
結論から言うとフェネックである。あくまで+iシリーズでの話であるが。
-1+i話から読み進めていくと、フェネックにもスポットライトが当たっている事が分かるのだが、2019年6月に作者がツイートで明言した。
- エコーロケーションの盲点?
-13+i話終盤にて、マイルカとバンドウイルカがエコロケで確認していたにも関わらずセルリアンの襲撃に気付くのが遅れた原因としては、『元動物の時の骨伝導で聴くクセが抜けてなかった』という可能性がある。
もし耳で聴いていれば結果は違っていたかもしれない。
- 頼りないかばんちゃん
16+i話でのかばんちゃんの事。
サーバル・アライさんとパーティを分断されて心細いというだけでなく、照明無しで夜中に行動するのは初めてであり、我々読者が想像する以上に何も知覚できていないからというのもある。
またメタ的に言うと『帽子を失った』というのもある。物語に於いて『頭に何かを被る』という行為は意識の変化のメタファーであり、被っていた物を失うというのは重大な喪失を意味する。
- 軍の関与?
16+i話、湿地帯のシーンにて無人偵察機『MQ-9 リーパー』と思われる機体が墜落している事が分かる。キョウシュウエリアにステルス爆撃機『B-2』が墜落していた事と合わせて考えると関与したのは米軍であろうか?
- ゴコクエリアの秘密
2019年7月7日投稿分にて、+i世界線のゴコクエリアに船がある事が分かった。
また、16+i話の夜明けのシーンでホテル跡の外壁をよく見ると…。