概要
特務艦娘の中の一つで、以前より通称アイテム屋娘として存在していたが、2014年4月23日のアップデートでプレイアブルキャラクターとして実装され、同時期に開催された期間限定イベント「索敵機、発艦始め!」のE-2「南西海域ズンダ海峡」を攻略したプレイヤーに配布された。
また2014年8月29日更新で追加された母港BGMを変化させる新機能付きの家具「ジュークボックス」の選曲に、『明石の工廠』という、実質彼女のテーマBGMとも言うべき新曲が先行配信というかたちでリストアップされている。この曲は、後述する「改修工廠」のBGMとなっている。
ゲームでの性能
あきつ丸と同様本来艦隊戦は想定していない艦なので戦闘能力は低く、殆どのステータスは全艦でも最低クラス。特に回避は劣悪で初期値ではまるゆにも劣る。扶桑よりも鈍足かつ青葉よりもデカいから仕方ない。
カ号観測機を装備できるが、改造前のあきつ丸と同様に搭載数ゼロなので無意味。潜水艦への攻撃は行えない。一応対空カットインで防空に回れなくもないが、そうまでして前に出す意味はまず無い。あるとしても彼女を旗艦にしたケッコン関連任務くらいであろうか。貴重な工作機械を大量に積んでいるためか、修理時間倍率は戦艦・正規空母と同じ2.0。回避が低いこともあり、敵艦に狙われると長時間の入渠を余儀なくされる。
改にすることで 艦艇修理施設が一つ増え最大修理隻数を増やせることができる。それを実装するには、Lv35までは上げた方が良いだろう。 性質上第1艦隊旗艦にして放置することが多いので、Lvが低いと演習相手のもらえる経験値が減ってしまうのでは……と心配するかもしれないが、実は演習経験値は500以上からほとんど増加せず、これは単艦でもLv35もあれば到達してしまう。Lv99でも単艦では600に届かないし、二番艦がいる場合はさらに差が縮まる。つまり改造Lvに達した明石なら演習の経験値は十分もらえるので、経験点を気にしてさらにレベルを上げる必要はないし、むしろ明石の戦闘力の低さの分、相手がS評価を取りやすいメリットの方が大きいだろう。
10月24日のアップデートで、明石専用の新システム「改修工廠」が追加された。
装備を強化することが出来るようになり、最大まで強化すると上位装備へ更新できるようになった。
改修工廠では差分含め新しい立ち絵が用意されており、改修に成功するとぺろっと舌を出したドヤ顔を披露してくれる。しかも瞬きもする(艦これでは立ち絵に動きがあるのはこれが初)。
余談だが、このシステムが某オンラインゲームの武器強化システムに通じる要素を多々持っていたことから、実装初日からツイッターで某キャラとのコラボ画像が出回ってしまったりした(しかも複数)。が、改修失敗しても劣化・ロストしないので精神的負担は段違いに軽い。
一方で戦闘面では基となった艦を考えると、当然の事ながら火力・回避は最低レベルであり、直接的な戦力としては期待できない。
一応、改造や近代化改修を行えば駆逐艦程度の火力は出るようにはなる(ただし、装備できるのは修理施設以外では一部の機銃と副砲系列のみ)。
燃費の悪さも特徴であり、重巡洋艦娘の水準を超え正規空母並みである。
艦娘
現時点では工作艦として実装されているのは明石のみ。
明石
- 明石型工作艦 明石
竹を割ったようなフレンドリーな性格。大淀とは長い付き合いの旧知の仲。
ちなみに……
ゲーム内で工作艦として扱われる事は皆無であるが、実は明石以外にも工作艦となった艦が実装されている。軽巡洋艦・重雷装巡洋艦の北上である。
彼女は終戦間際の1945年7月24日の第二次呉軍港空襲で主機が損壊して航行不能となったものの、終戦時点で主缶や補機類が健在だった事もあり、戦後は鹿児島湾へ曳航され復員輸送支援の定係工作艦として運用されていたのである。
もっとも、彼女が工作艦娘となることはないと思われるが……
又その生まれの経緯から明石の最大のクレーンよりも強力なクレーンを搭載し、戦争後期には輸送艦や工作艦、沿岸の基地設営を手伝うクレーン船として活躍していた水上機母艦が実装された。
飛行艇母艦の秋津洲である
ゲーム内では「空母娘」の1隻として「水上機母艦」に数えられているがその実は川西航空機が産んだ怪物「二式大艇」の修理・整備をする為の船であり、その性能は限りなく工作艦に近い。
その本来の性能から彼女も工作艦として改修作業が出来るのではと期待されたが、2019年夏季イベント「欧州方面反撃作戦発動!「シングル作戦」」にて新システム「緊急泊地修理」を明石ともども発動可能となる見込み。ただし本職の明石に比べて修理能力は限定的なものに留まるとのこと。