概要
ポーランドで製造されているウォッカの一種。ポーランド国内に複数のブランドがある。
主原料は穀物とジャガイモ。蒸留工程が数十回繰り返される点を特徴としており、世界最高のアルコール度数(95度前後)を誇ることでも有名である。そのため非常に引火しやすく、飲酒中はタバコを含めて火気厳禁という注意書きがラベルに印刷されている。
日本では2015年2月19日に、2人の男女がワゴン車の中でこのスピリタスを飲みながら、タバコに火をつけたところ、酒に引火し車に燃え広がるという事故が起きた。2人は顔や腕にやけどを負ったという。注意書きを正しく守り、楽しく飲みましょう。
基本的には素のまま飲むことはせず、水や炭酸水で割ったり、果実酒を作る際に利用したり、消毒薬として使用する(消毒効果は一般に度数65度以上95度以下の時に効果を発揮さやすいとされ、緊急時には効果的なことも多い)。
日本ではこれで梅酒を作る人もいる。スピリタスを使用すると、通常のホワイトリカーよりも梅の風味が出るのが早いという。
また、アルコール度数が非常に高く引火しやすい性質を利用して火吹き等にも利用されて入るが、非常に危険なので特別な訓練を受けた人以外が興味本位で真似をすると最悪の場合、炎が気管支や肺に逆流し死亡することもあるので絶対に真似してはいけない。
※彼女の補助燃料です。
関連タグ
名探偵コナン…作中で実物の酒が出てきたもののうち、構成員にお酒のコードネームをつける黒の組織でまだその名を冠した構成員が登場していないのはパイカルとスピリタスだけ。ただし、ウォッカを名乗る構成員は存在する。
また、小学シリーズで連載されていた番外編ではサーカスで発生した焼殺事件の凶器として使われており、アルコールの凍りやすく燃えやすい性質を利用して、周囲を氷漬けにして脱出不可能にして、中で燃やして、脱出トリックの失敗事故を装い殺害されるという事件が発生した。
皮肉にもスピリタスは被害者が愛飲していた酒だった。
ぐらんぶる…作中で何度も出てくる、ダイビングサークル「PaB」のガソリンの一つ。彼らは一回の飲み会にコレを20回以上飲み干している。