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生きた化石の編集履歴

2019-12-17 00:19:41 バージョン

生きた化石

いきたかせき

太古の地質時代に生きていた祖先種の形状を、その姿かたちに色濃く残している生物。

概要

英語ではリヴィング・フォシル(living fossil)、学術的には「遺存種」(いぞんしゅ、「レリック」とも)と呼ぶ。地層の中から出土する化石とほぼ同じ姿で現代にまで棲息している事から、このような呼び名が付いた。提唱者は「進化論」を提唱したことでも有名なチャールズ・ダーウィン


数少ない種が祖先的な形態を残したまま細々と生息している「分類的遺存種」(狭義の生きた化石)、今も多くの種が祖先とあまり変わらない姿で繁栄している「形態的遺存種」、かつては広い範囲に分布していたが今では狭い地域に生き残っている「地理的遺存種」(生きた化石に含まないこともある)などに分類される。


しかし、見た目は祖先種そっくりな分類的遺存種や形態的遺存種であっても、遺伝子的には過去に生きた生物そのままではない。のように祖先である恐竜から外見や生態は大きく変わっていても遺伝子や体のつくりは恐竜の名残を色濃く引き継いでいるものもあれば、サメのように外見的形態は古生代からほとんど変わらなくとも遺伝情報や体の内部構造は大きく変化しているものもいる。


また、太古の昔から、姿形が変わっていないように見える種でも、実際のところ、本当に変化がないのかどうかは不明である。なぜなら、化石には臓器や皮膚などは残りづらいため、このような部分が大きな変化を遂げている場合は、現代の我々には知る事が出来ない。


生きた化石とされる生物

以下のリストは一部であり、外部リンクにも全て掲載されているわけでもない。

分類的遺存種

シーラカンス

カブトガニ

オウムガイ

ヤツメウナギ

ピラルク

アロワナ

チョウザメ

ラブカ

カモノハシ

オカピ

オオサンショウウオ

ワニ

ムカシトカゲ

イチョウ

メタセコイア

コセミクジラ


形態的遺存種

シャコ

カブトエビ

シミ

トンボ

ゴキブリ

ソテツ


地理的遺存種

ゾウ

サイ

ライチョウ


外部リンク


関連項目

進化 古生物

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