曖昧さ回避
2020年1月21日より「『三ツ矢サイダー』レモラ」として復刻販売された。
幻獣のレモラ
古代ギリシャやローマに伝わる幻獣である怪魚。語源はラテン語で「遅延・障害」を意味するRemorari。
この魚が1匹でも船底に取りつくと、400人の漕ぎ手がいるガレー船でも動けなくなる。さらに出産や裁判の判決すらも遅らせる力を持つと伝わるとプリニウスは記述している。
現在ではこの語はコバンザメ科の英名とその中の分類の一つのナガコバン属の学名として用いられている。
創作での扱い
- マイナーな幻獣だが「ヘラクレスの栄光」や「デュアルオーブ」などのロールプレイングゲームにも、海や水域に出現するモンスターとして登場している。「デュアルオーブ」のほうの色違いはゴンゲーという名でサウンドノベル「弟切草」に登場する食欲の権化であるという怪魚である。
- 「ファイナルファンタジーシリーズ」にも登場しており「ファイナルファンタジー3」では珊瑚礁のような魔物カリュブディスの色違い、「ファイナルファンタジー5」では麻痺効果を持つ魚の群れの召喚獣、「ファイナルファンタジー10」では角が生えた魚の魔物、「ファイナルファンタジー11」では釣るのが大変な水産物、「ファイナルファンタジー12」では小型飛空艇として出演した。
※FF5での姿
なお初代「ファイナルファンタジー」に登場する、青い百足のようなレモラーズは海外TRPG「ダンジョン&ドラゴンズ」が元ネタの怪虫で無関係である。
- 「ぼくとドラゴン」では、pixivユーザーの海野大輔氏によって角のあるサメのような姿で描かれた。※無断転載禁止