アルコールとは、sp3混成軌道を形成している炭素原子に水酸基が結合している構造を呈している化学物質の総称である。鎖状炭化水素の水素のひとつ或いは二つ以上が水酸基に置換されたものとみることもできる。
代表的な化合物として、メタノール、エタノール、プロパノール、ブタノールなどが知られている。
一般には「お酒」の代名詞である。これはもちろん、お酒にエタノールが含まれていて、飲むと酔いという作用を引き起こすからである。
用途
・微生物による発酵作用で糖などから生じたもの(ほぼ全量がエタノール)は、酒として飲まれ親しまれる。
・工業的に加水分解されたり合成されたりしたものは、燃料、溶剤、消毒薬などとして幅広く利用される。