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東宝版フランケンシュタインの編集履歴

2020-05-01 12:01:37 バージョン

東宝版フランケンシュタイン

とうほうばんふらんけんしゅたいん

本稿では東宝制作の特撮映画「フランケンシュタイン対地底怪獣」に登場するフランケンシュタインについて解説する。

データ

  • 身長:20m
  • 体重:200t
  • 別名:不死身の魔人 不死身の人造人間 改造巨人
  • 出身地:ドイツ
  • 演:古畑弘二

概要

太平洋戦争の末期、ナチスが密かに計画していた不死身の兵士製造のためドイツからUボート広島へ運ばれて来た不死身の心臓、通称「フランケンシュタインの心臓」が原爆投下の影響で人間型に成長したもの。終戦から15年後に突如心臓の状態から幹細胞的に自ら人型へと成長した。


当初は浮浪児として民家や学校で飼育されている動物を勝手に食べていた。その後放射線医学研究所で保護されるが、僅かな期間で数メートル規模にまで巨大化。基本的には温厚なものの、言葉を喋ることができず、突発的に凶暴性を示すこともあり、結局危険防止のために鎖でつながれて檻に入れられてしまう。テレビ局が取材に来た時にカメラのフラッシュに驚き、入れられていた檻を破壊して施設を脱走。その際鎖でつながれていた手首がちぎれ、その手首が栄養を求めて這いまわっていたことで彼がフランケンシュタインであると発覚する(明言はされていないが、この時に残された手首から細胞を抽出して作り出されたのが、続編に登場するサンダではないかと考えられる)。


その後は家畜をこっそり食べつつ、故郷であるフランクフルトに気候が似ている日本アルプス周辺まで移動する。人間に危害を加えることはなかったが家畜の盗み食いや、鳥を狙って投げた木が誤って木こり小屋を破壊、イノシシ用に掘った落とし穴に戦車が落ちてしまうなどの不幸が重なり、バラゴンが村落を破壊し人間家畜を食った罪を着せられてしまう。しかし、その濡れ衣で自衛隊から攻撃されても、決して反撃することはなかった。研究所にいる間は衣服を着ていたが、脱走後はぼろ布を纏っている。最終的には毛皮を着ていた。


その後は自分を追いかけてきた博士たちがバラゴンに襲撃されたため、彼らを守るために富士山麓にてバラゴンと対戦。博士たちの救出に成功した後も、村を狙うバラゴンを止めるために戦い続ける。戦い自体は持ち前の知能とスピードで優勢に進め、最終的にバラゴンの首の骨を折って倒すことに成功した。


ラストシーンは2バージョンあり、オリジナル版ではバラゴンが地底を移動するために堀った地中の空洞の影響で地盤が沈下し、その影響で発生した地面陥没に巻き込まれ生き埋めになる。

テレビ放映版では、突如湖から出現した大ダコと疲労困憊の状態で連戦し、大ダコに湖に引きずり込まれる。

どちらのバージョンでも、不死身の心臓を持つフランケンシュタインはいずれ復活するだろうと予見されて物語は終わる。


しかし、数年後、フランケンシュタインは誰もが予想しなかった形で再び人類の前に姿を現すことになる…


余談

元々はゴジラと対決する予定だったが、1995年に『ゴジラvsバイオモンスター』というリブートが制作される企画もあった。


関連タグ

東宝怪獣 バラゴン フランケンシュタイン


サンダ ガイラ

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