「ヘッ、大将の憂さ晴らしって訳か…引き受けた!」
CV:飛田展男
データ
【身長】一の目・198㎝・→二の目・49.5m
【体重】一の目・86㎏→二の目・21.7t
概要
鎧兜の様な、人間を食った巨大な笑い顔の様な姿を持つアヤカシで、大かむろ伝承のルーツとされている。
鎧武者の上半身と、白い歯を剥き出しにして嘲笑う巨大な顔面の下半身には、上から下へ赤と青のグラデーションが掛かっており、顔を模した2本の刀「悲喜双顔刀(ひきそうがんとう)」で武装している。
その顔の巨大さは外道衆の中でも指折りのそれで、性格も大勢の人々に「仇をなすぞ!」と常に大口を叩いている自信家。だが、この巨大な顔面を目の当たりにした人間はその圧倒感に気押されて遁走してしまう為、決して口だけと言う訳では無い様だ。
劇中での活躍
血祭ドウコク復活の影響を受け、その祝いに1番乗りで駆け付ける。
「何だ何だぁ?大将の復活って言うから祝いに来て見りゃ、葬式みてぇじゃねぇか!」と、冷やかしの言葉を述べた為にドウコクは激昂。前回の戦いで根絶やしにしたと思った志葉の一族が実は生きていたと分かり、自分のやられ損だったとして「こんな胸糞悪い話が有るかアァッ!!」といきり立つドウコク。そんな彼の様子に委縮しつつも、骨のシタリはカゲカムロに指示を出す。
「お前さん、ちょっと行って人間に悲鳴あげさせて来な」
その言葉を受け、カゲカムロは上記の台詞と共にナナシ連中を率いて現世に侵攻。
ナナシ連中に大勢の人々を襲わせ、自身も一般人の男性に襲い掛かろうとするが、其処へシンケンジャーの5人が登場。ショドウフォンで「一筆奏上!」の掛け声と共に変身すると、ナナシ連中を率いて交戦。だが、瞬く間に4人に手勢を一掃させられ、自身も光弾を連発してレッドを迎え撃つも、烈火大斬刀で防がれてそのまま相手の猛攻に押されてしまう。悪足掻きとばかりに「これならどうだ!」と近くにあった車をぶつけようとするも真っ二つに切り裂かれ、そのまま近くの柱に叩き付けられた末に烈火大斬刀の斬撃を受け倒される。
その直後、二の目となると「貴様等、叩き潰してやる!」と叫んで巨大化。
「折神大変化」で巨大化した折神を迎え撃つが、次々と攻撃を繰り出す折神に圧倒され、最期は獅子折神の五角大火炎を喰らって爆散した。
余談
作品内に於いて、『大かむろ』の伝承はカゲカムロの印象的な下半身がルーツになったとされている。
声を演じた飛田氏は今作がスーパー戦隊シリーズ初出演となり、次回作の『天装戦隊ゴセイジャー』では3つの組織を渡り歩いた末にラスボスとなった敵幹部として第1話からレギュラー出演している。
関連項目
ナキナキテ、ナリスマシ、オイノガレ:こちらもカゲカムロ同様、顔がモチーフのアヤカシ。