ビーバス&バットヘッド
びーばすあんどばっとへっど
概要
『Beavis and Butt-Head』（ビーバス・アンド・バットヘッド）とはマイク・ジャッジ原作のテレビアニメ。および原作を基にした作品。略称は「B＆B」。
1994年〜1997年にMTVにより、第8シーズンまでが放映され、全米で人気と非難を博した。2011年10月から、アメリカMTVにて第9シーズンとして、放送が再開。日本のMTVでは2012年5月から7月まで『ビーバス＆バットヘッド リターンズ』と題して、放送を行った。
1998年にＢ-ファクトリーからＰＳ版ゲームソフトことビーバス&バットヘッド ヴァーチャル・アホ症候群が発売され、各キャラクターにアテレコが吹き替えられた。声優は登場人物を参照。
登場人物
・ビーバス 声：田村亮
主人公Ａ、金髪でカクッパナ。食べ物を暴飲暴食することでコンホリオと言う別の人格が表れる…。短気で普通に壊れているのが特徴的だがコンホリオとして覚醒すると融通がつかなくなる程いかれてしまう。口癖はＨＥＨ－ＨＥＨ。ＴシャツにはＤＥＡＴＨ ＲＯＣＫと表記されているがアニメではMETALLICAと表記されている。
・バットヘッド 声：田村淳
主人公Ｂ、茶髪でデカッパナ。ビーバスより多少は常識を持っており、軽度の悪知恵が働く性質。簡単な字や表記は読めるがあまり役に立たない適度しか理解できない…。口癖はＨＵＨ－ＨＵＨ。ＴシャツにはＳＫＵＬＬと表記されているがアニメではＡＣ/ＤＣと表記されている。
2人の共通点
- 一つ屋根の下で暮らしているが血のつながりはない(！？)とは言え劇場版ＤＯ ＡＭＥＲＩＣＡにおいて2人の伯父貴らしい2人組の中年男とキャンプをする描写があり、奥の深い謎が残る…。
- 代表的な口癖は「クール！（Cool）」「ダセえ！（Sucks）」「〜〜は無敵だぜ！（〜〜Rules）」、ほかに"Dumbass","Butt(Ass)hole","Butt (Ass)wipe","Butt(Ass)munch","Dillweed","Fart knocker"等々、悪口のバリエーションは豊富である。
- ［ＢＵＲＧＥＲ ＷＯＲＬＤ］というファーストフード店でアルバイトをしているが全然役に立ってなく、ドブネズミの死骸をフライで上げたりガソリンでフライドポテトを揚げて客に差し出すなどして食中毒騒動を起こす…などなど本来なら首切りで済まないほどの問題騒動を相次いで起こしてはなぜ解雇されないのかは謎である…。
- 非常識故にヤンキーや若い女性からも騙されやすくヤンキーからも良くボコられる始末である。他に色々な話題を発揮するなどして女性やカワイ子ちゃんから声をかけられて逆ナンパや援助交際を受けれるチャンスが到来してくるところがあるものの、決まって色々な訳があり未遂に終わってしまう…。
- 作者のマイク・ジャッジが二人のアフレコを担当しているがただ普通に声を当てて音響効果でコントロールしているだけである。(2人以外にもムサい、厳ついオッサンキャラ等も殆どをマイクが声を当てている)
・スチュワート・スティーブンソン ※ゲームには未登場
小太りで背が低い優等生気質の少年であり、おねしょが未だ治らない。スーパーファミコンやスタートレックに嵌っているオタクであり学校のヤンキーからいじめの標的にされているらしい。
・ダリア・モーゲンドルファー 声：川上とも子
学校のクラスメイト。常に冷静沈着でB&Bにいつも呆れさせられている、見るからに優等生タイプのメガネの女子。B&Bからは時にDiarrhea（ダイアリア＝“ゲリ子”）と呼ばれるが、気にも留めない様子。もしもバットヘッドがこの世に生まれていなければ、男性に幻滅することもなく、彼氏が出来ていたはずだった。米国MTVでは彼女を主人公にした外伝アニメ"daria"(日本未公開)が制作された。1997年3月〜2002年1月にかけて、パイロット版1話＋5シーズン65話、映画テイストの中編2話が放映された。
・デヴィッド・ヴァン・ドリーソン 声：飛田展男
B&Bのクラス担任。常に物腰の柔らかい男性教師だが、やはりB&Bには手を焼いており、時に理不尽な仕打ちに逢う損な性分。恋人はいるが未婚。花、写真、平和、音楽といった趣味や時代錯誤なファッションセンスからB&Bからヒッピー呼ばわりされたことがある。またウッドストックコンサートに行ったことを自慢としている。
・ブラッレイ・バズカット 声：吉田孝
短気で切れやすいベトナム戦争に出向いた経歴のある体育教師。強面で常に怒鳴り散らしているが暴力はほとんど振るわない。怒鳴る口調で面白いジョークを開くこともある…。
ウド鈴木みたいなヘアスタイルが特徴的。
・マクビッカー校長 声：宝亀克寿
HIGHLAND HIGH SCHOOLの校長先生。重篤な糖尿病を患っており、常に震えながら「あぁあぁあぁ〜」と声を発している（妻と6人の幼い子供たちがいるが、全員同じ症状がある）。B&Bは「マラデッカー（McDicker）」と呼んでおちょくったことも。他の誰よりも強くB&Bを憎んでおり、アスベストの処理をマスクなしでやらせたり、ビル・クリントン大統領（当時）が同校を訪れた際、SPにB&Bの写真を見せ「こいつらは生徒ではない。武装したテロリストだ。大統領の半径5km以内に近づけるな！」と指示した。また、最終話で「B&Bが死んだ」という訃報（無論誤報）を聞いたとき、泣き崩れるドリーセンを横目に「記念パーティを開こう！」とバズカットらと狂喜乱舞した。もしもバットヘッドがこの世に生まれていなければ、病気もなく頭髪もフサフサなはずだった。
・トム・アンダーソン 声：飛田展男
近所に住む老夫婦の夫で、軽い認知症とおぼしき症状が見られる。スチュアート同様、B&Bのいいオモチャ。アウトドアが趣味で立派なキャンピングカーを所有している。若い頃太平洋戦争と朝鮮戦争に参戦した。映画DO AMERICAではホワイトハウス前で妻と共に誤認逮捕され刑事から「歴史に残る大犯罪者」と称された。その後、二人がどうなったかは不明。
・トッド・イヌアッツィ 声：立木文彦
B&Bがハートマークを浮かべるほどあこがれている不良の青年。囚人服のまま数人の仲間を引き連れてゴツいアメ車を乗り回している。B&Bへの挨拶は大抵"Hi,girls."(よぉ、オカマども)である。B&Bを車のトランクに閉じ込めて拉致した上、人里離れた荒野に置き去りにしたことがある。