概要
ローレシア国の王子。3人いる勇者ロトの子孫の一人。「ドラゴンクエストⅡ」の実質的な主人公で、ゲーム本編も彼が大神官ハーゴン討伐のために旅立つところから始まる。
……いきなり「ハーゴンを倒してこい」と言われ、一人息子(しかも世継ぎ)の危険な旅なのに50Gとどうのつるぎの支援のみで送り出されるのは不憫かもしれないが。
服装は全体的に青く、ヘルメットにゴーグルを着用している。ヘルメットとゴーグルというやや近代的な格好は、舞台が前作から百年後の世界という、文明が発達したことを示す為のデザインらしい。
髪の色は作品ごとに毎回変わり、SFC版ガイドブック・小説・CDシアターでは茶色・黒で描かれていたが、モンスターバトルロードでは銀髪で登場する。
「DQ2」におけるゲーム上の特徴としては、“ちから”と“HP”が高く、ほぼ全ての武具を装備できる反面、呪文は一切覚えない戦士タイプ。パーティの中で直接攻撃で与えるダメージが最も多く、序盤から終盤まで安定した戦力となる。装備品が多くなりがちなため、アイテムをあまり持てないのが唯一の欠点か。
名前
彼の名前はプレイヤーの任意で決められるのだが、それに合わせてサマルトリアの王子とムーンブルクの王女の名前が、デフォルトネームの中から選ばれる。各作品においての彼の名前設定は以下の通り。
ドラマCD・小説版:アレン
小説版では王家同士が親戚・同盟国として国同士の交流があったため、パーティの面々とは最初から顔見知り。しかも、ムーンブルクの王女とは恋仲である。ゲーム版と違い、ローレシアとサマルトリアの父王は我が子の旅立ちに反対していたので、出奔同然で旅立っている。
DQM+では
吉崎観音氏が描くコミック作品「ドラゴンクエストモンスターズ+(プラス)」に登場。
大神官ハーゴンと彼が召喚した破壊神シドーを、魔法が使えるサマルトリアの王子「サトリ」とムーンブルクの王女「ルーナ」と違い、鍛え上げた身体能力と剣術のみで倒し世界に平和をもたらした。
のだが、その強さが災いをもたらしてしまい『破壊神よりも 危険なやつが現れたのでは?』と【破壊神を破壊した男】として迫害を受けてしまう。(が、焚きつけたのは別の者であり 迫害はソレを真に受けた人間達が勝手にやったことである)
迫害にあってからは、ローレシア国を去り放浪の旅をしていた途中で商人に出会う
「お前さん、どこから来なすった?」
『ローレシアです』
「ローレシア?・・・はて、そのような名前の国・・・あったかのう?」
「そうじゃ、思い出した。昔に王子を失い、没落してしまった国が・・・その名前じゃった。 お前さん、面白い冗談を言うのぉ♪」
これを聴き、故郷へ向かうと変わり果てた自分の家の姿を目の当たりにし帰る場所を失う。
破壊神を破壊するその戦闘能力は、【即死呪文(ザラキ)の無効化】、【剣を振るえば、衝撃波を発動させる】、【ハーゴン神殿の扉を殴ってこじ開ける】、【素手でバズズの腕を引き千切ったうえ粉々に破壊する】など 非常に高いものになっている(なお、衝撃波に関しては使えないと『スマブラ出演時の最後の切りふだ発動時にただ決め顔とポーズをしてるだけで何もしていない』という状況になってしまうので使えると考えた方がいいのかもしれない)。
古流剣殺法と呼ばれる剣術を持っていて、作中では【古流剣殺法・鳳凰縦一文字斬】【古流剣殺法・昇一文字】を披露している。
呪文を使う事はできないので、薬学を学び強力な薬草を調合して回復することで体力の回復をしている。