「いやぁん、にんじんきらぁい」
概要
「美少女戦士セーラームーン」第四部における敵・アマゾントリオの一人。
その美少女っぷりから未だ人気が高い。
青い体色のバラハタに似た魚の化身で、水色の髪を一つ結びにしたオカマである。
名前の由来は、魚眼石(アポフィライト)から。
原作では、熱帯魚店を訪れた水野亜美に魚として買われ、その後自宅で悪夢を見せて襲撃したが、マーキュリー・クリスタルを授かりパワーアップしたセーラーマーキュリーに倒された。
アニメでは、「女には興味がない」と堂々と言い放つオカマであり、線の細いイケメンが好み。おまけにショタっ気もある。
海外の放映では女性となっているところもある。
アマゾントリオの3人の中では、最も声域・容貌ともに女性に近く、女装して若い男性に接触する作戦が得意。
魚の化身であるせいか猫が大の苦手である。武器はナイフだが、ノーコンである。
地場衛に恋をするが、それがきっかけで夢の鏡を持たない自分自身に疑問を抱くようになり、アマゾントリオ瓦解の直接の原因を作ることとなった。
その時歴史が動いた
男性声優が、ギャグやネタではなくガチな美少女ボイスで、ガチな男の娘レギュラーキャラをTVアニメシリーズで演じたのは、日本のアニメ史上でもこのキャラクターが初めてとなる。
女言葉+女装+女の子のような容姿の男の子キャラといえば、1990年代ではまだ女性声優が担当するのが普通であった。このため放送当時フィッシュ・アイの声優も女性であると信じていた視聴者は多く(関智一も女性だと信じていた)、大人になって石田彰が担当していたと知り衝撃を受けるケースは非常に多い。
というかそもそも、フィッシュは少女キャラだったと未だに信じている視聴者のほうが多いので、CV:石田彰だったとバラすとかなりの高確率で、一定年齢層を絶句させることができる。
現在は男の娘を中性的な声の男性声優が演じることはまったく珍しいことではなくなったが、当時の声優業界・アニメ業界の固定観念と先入観を完全に覆した画期的なキャラクターである。
なお石田はちょうど同時期にアーケードゲームでも同系統の歴史を刻んだことから、当時のオタク層に多大な衝撃というかトラウマを残すこととなり、特に1990年代に「性別:石田」の異名をとることとなった。