沼津駅
ぬまづえき
概要
御殿場線と東海道本線静岡地区が乗り入れる。駅番号は東海道本線がCA03、御殿場線はCB18。
JR東日本の通勤電車(E231系とE233系)が乗り入れる駅で最も西に位置する。
当駅は静岡県東部の中心地である一方、駅舎が古く地上駅ゆえに南北の往来が不便である(駅西側の高架下の通称あまねガードを通る、もしくは入場券を買って跨線橋を越える必要がある)ため高架化が検討されているが、現在でも着工の目途はたっていない。
高架工事完了後は、御殿場線と東海道本線静岡方面との直通運転も検討されている。
東京方面に行く場合は東海道線の方が早くて本数が多いが、IC乗車券を利用する場合は御殿場線に向かって松田駅(新松田駅)で小田急小田原線に乗り換えた方が楽。
理由は函南駅~熱海駅の跨ぎ利用ができないため。
かつては駅北側に沼津機関区が隣接しており、東海道本線の客車・貨物運用を担う蒸気機関車や電気機関車が多数所属する要衝であった。蒸気機関車が牽引しその後、丹那トンネルもまだ開通して間もない頃、当駅で機関車の付け替えを行う為に特急「燕」を含む全列車が停車していたので、当駅で弁当や土産物を買う乗客も多く「沼津まではヌマズクワズ(飲まず食わず)」という詞も生まれた程だった。
ムーミンの愛称で知られるEF55も新製配備は沼津機関区である。1986年に廃止されてからは跡地の再開発が行われ、現在はBivi沼津やキラメッセぬまづが建っている。
2016年放送のテレビアニメ『ラブライブ!サンシャイン!!』の舞台が沼津市であり、アニメに当駅が登場したこともあった。以降、聖地巡礼に多くのラブライバーが訪れるようになり、駅周辺には同作の旗やコラボカフェがある他、痛車のタクシーやバスが走っている。
元々JR東海は、アニメとの協力を頑なに拒んできた経緯があり、ラブライブも当初は直接は関わらず、アニメに当駅が登場してもJRのマークは修正されていた(この間、沼津駅ビルを管理する子会社等を通じての間接的な関わりはあった)。ところが2019年に入り、JR東海が幹事となって開催された静岡デスティネーションキャンペーンにおいて、西伊豆地区のポスターにAqoursを起用した上、駅構内に掲示されるポスターをそのポスターに統一する「ポスタージャック」を行った。
駅構造
高架化完成後は以下の配線の予定になる。
利用状況
利用状況比較表
年度 | 乗車人員 | 乗降人員 |
---|---|---|
2008年(平成20年)度 | 22,656人 | 45,312人 |
2009年(平成21年)度 | 21,975人 | 43,950人 |
2010年(平成22年)度 | 21,517人 | 43,034人 |
2011年(平成23年)度 | 21,049人 | 42,098人 |
2012年(平成24年)度 | 21,116人 | 42,232人 |
2013年(平成25年)度 | 21,058人 | 42,116人 |
2014年(平成26年)度 | 20,532人 | 41,064人 |
2015年(平成27年)度 | 20,852人 | 41,704人 |
2016年(平成28年)度 | 20,815人 | 41,630人 |
2017年(平成28年)度 | 20,941人 | 41,882人 |
2018年(平成30年)度 | 20,829人 | 41,658人 |