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日本沈没の編集履歴

2020-07-20 21:55:06 バージョン

日本沈没

にほんちんぼつ

小松左京の小説、およびこれを原作とする映画や漫画など。

概要

日本の小説家・小松左京が1973年に刊行したSF小説。

1973年2006年に映画化と漫画化が行われた。

また、1974年10月から1975年3月まで、TBS(・朝日放送)系列局ほかにてテレビドラマ版が放送された。さらに1973年10月から1974年3月にかけて毎日放送ニッポン放送ほかにて、1980年にはNHKFMにて、それぞれラジオドラマ版が放送されている。

2020年7月にはサイエンスSARUによりアニメ版が製作され、Netflixで「日本沈没2020」と題して配信された。


小松氏は「日本人が国を失い流浪の民となったらどうなるか?」というテーマを掲げており、日本が沈没するというのはあくまで舞台設定に過ぎず、当初は地球物理学への興味を理由に小説を書き始めたわけではなかったが、書いていくうちに興味が湧いてきたという。

当時最先端科学であった「プレートテクトニクス」が駆使され、社会的に大きな反響を呼ぶこととなった。


2006年のリメイクに際し、小松氏は谷甲州との共著という形で沈没後の日本人達を描いた後日談物語『日本沈没 第二部』を執筆。ちなみに第二部の構想自体は第一部を書き上げた当初から存在しており、単行本の最後には「第一部完」と書かれていた。

漫画化は'73年の映画化の際にはさいとう・たかをが、'06年の映画化の際には一色登希彦が行っている。


あらすじ

地球物理学者の田所博士は日本列島の地殻に異変が起こってると感じ、助手の小野寺とともに調査を進め、「近い将来日本列島が大規模な地殻変動で全て海底に沈没する」と結論付けた。当初は信じなかった政府も日本人の脱出計画を進めるが、異変が予想を上回る早さで進み、各地で地震や火山噴火が連発し、人々は必死に生き残ろうとする。


映画

1973年版では特撮技術の粋が集められ、有名なパニック映画の一つに数えられた。2006年のリメイク版は豊富なCGと従来の特撮技術でリアルな描写で作られたが、結末では途中で国土の沈没が食い止められている。


アニメ

2020年7月にNetflixオリジナルアニメとして配信。監督は湯浅政明。配信時期的に「映像研に手を出すな!」と並行して作られていたと思われる。左右のイデオロギー云々を超えた無茶苦茶な展開が賛否を呼んでいる。


・素手でイノシシを捕まえる父。その後山芋を掘ろうとしたら不発弾を掘り当て爆死

・弟のゲーム機が壊れたので半田付けで修理したら割れた液晶まで直っていた

・全10話中4話を割いて描いた琵琶湖のカルト教団が大麻を栽培、収穫した大麻をカレーの具材にしてそれを食べた引きこもりの青年が「母さんのカレーの味」と涙を流す、その後ヤク中で狂乱した老人に射殺

・自衛隊が特定の思想の国民だけ脱出船に乗せる。その後突然始まるラップバトル

などなど


配信されるや絶賛の声も出てはいるが酷評の声が大きく東京マグニチュード8.0を見る方がいい、ギャグアニメ令和のチャー研というある意味で不名誉なあだ名をつけられることになった。



パロディ

現在まで影響は残っており、様々な作品に「日本沈没」をもじった点が多い。筒井康隆は原作者公認の『日本以外全部沈没』を書いており、2006年に映画化もされた。


余談ではあるが日本が没落する様を表現する言葉として使われることもある。


関連タグ

小説 SF 映画 特撮 小松左京 日本列島 地震 火山 災害 沈没 水没 終末

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