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キリン(モンスターハンター)の編集履歴

2020-07-23 00:08:28 バージョン

キリン(モンスターハンター)

きりん

本項ではモンスターハンターシリーズにおけるキリンを解説。「キリン」が示す意味については曖昧さ回避を参照。

概要

モンスターハンターの世界で非常に珍しいとされる古龍種のモンスター。通称「幻獣」。

白銀に輝く美しい体毛と額から伸びる鋭い一本角が特徴のモンスターで、神々しささえ感じさせる幻想的な容姿に加えて、神出鬼没で目撃報告が極めて少ない。

一部作品によってはランダムでしかクエストが出現しない(ちなみにこれは他の古龍にも当てはまる)。


外見はそれこそ幻獣である「ユニコーン」のような姿をしており、実は純白の個体と蒼白い個体が存在しているのだが、全身が発光しているので肉眼では分からない。

馬のような見た目と鬣などの体毛から一見哺乳類のような印象も受けるが、鱗状の皮膚を持っている事が確認できる。

その名前や風貌、能力などから、空想上の幻獣の方の麒麟もモデルだと思われる。

MHWでは植物を食んでいる様子も見られる事から、どうやら外見通り草食性の生物らしい。


ハンターズギルドでは大型モンスターとして扱われているものの、その体躯は非常に小柄で、中型モンスター程度の大きさしかない。

しかし、矮小にも見える体躯とは裏腹に、古龍種に分類されるだけあって司る能力は非常に特異且つ危険で、その戦闘力は中型モンスターどころか並み居る大型モンスター達さえ軽々と凌駕する。


生態についても謎が多く、その目撃例の少なさ故に情報も錯綜し、「青白く光る牛」や「角の生えた狼」のような姿のモンスターだと言われていた時期もあった。

一時期は分類不明の生物として扱われていたが、その後の研究結果によって「古龍種」として分類されるべき存在だと結論付けられた。


本種が古龍種に定められた最たる理由は、自在に雷を操るという特異な能力を持つ点にある。

鬣が蓄電器と帯電体の役割を併せ持っており、蓄積できる電力はフルフルを軽く凌駕する。

キリンが出没する直前には快晴でも雷鳴が鳴り響き、空気がピリピリと張り詰めたようになり、そしていざ出現すれば周囲の天候は一変し、地域一帯の上空には雷鳴轟く巨大な雷雲が発生する。

天に向かって嘶く度に発生する雷の威力は凄まじく、巨大な岩塊を一撃で真っ二つに割ってしまう程であり、並の生物が食らってはひとたまりもない。


意図的に危害を加えない限りは、排除対象とは見なさずに近くに来たモンスターやハンターを無視する事もあるが、一度敵と定めた生物に対しては荒々しい攻撃性を剥き出しにして、雷を用いて徹底的に攻撃を加えて排除しようとする。

自身を守るように雷の束を降り注がせる、敵をピンポイントで狙う落雷を繰り出す、地面を縦横無尽に駆け巡る雷を発生させて周囲を一網打尽にするなど、その攻撃方法は実に多種多用で汎用性は非常に高い。

基本的な攻撃である雷一つをとっても予測は困難を極めるので、その激烈な威力にあっさりと倒されてしまうハンターも多い。

他にも、自身は強力な耐電性も持っているようで、時折自らにも雷を落とすが平然としている。

近年ではこれによって新陳代謝を高めているのではないかという説も提唱されており、中には自らに雷を落とす事で身体能力の強化を行う個体も存在するという。


前述したように目撃報告は少ないものの、出現が確認された地域は極めて広範囲に及び、寒冷地域や湿地帯や火山帯、フォンロンの古塔の頂上、ハンターズギルドでも未だ全容が掴み切れていない「未知の樹海」の一角や、近年では古代林や遺群嶺や新大陸の各地でも発見報告が挙がっている。

環境の条件もまるで異なる様々な地方に出没しているが、これはキリンが有する現実離れした移動速度と持久性、そして環境適応能力によるものである。


キリンは基本的には特定の住処を持たず、さらに行動範囲が途轍もなく広い。

同一の個体が山を越え、海を渡って全く別の土地に出没するという事も珍しくなく、周囲より隔絶された洋上に浮かぶ「導きの地」で痕跡を残した個体が、数日と経たないうちに新大陸を挟んだ「渡りの凍て地」で確認された例すらある。


こういった特徴から、研究者の間では「健脚の古龍」とも呼ばれている。


脚は非常に発達しており、放たれる後ろ蹴りは非常に強力で、外敵との戦闘では華麗なステップを踏みながら相手を翻弄し、健脚を活かした頭突きや突進によって易々と蹴散らしてしまう。

この時の跳躍しながら駆け回る動作は草食種ケルビに似ている(プレイヤーからは「ケルビステップ」と呼ばれており、他にはラージャンが同じ走り方をする)為、オンラインやネットワークの会話などではプレイヤーには「ドスケルビ」と言われる事もある。

しかし、動きはケルビとは比較にもならない程に素早く、落雷を自在に操りながら、額に生えた蒼白い角と身体に纏った電撃でハンターを攻撃する。

この角は強固な鎧も難なく刺し貫く凶器であると同時に、雷を操る能力を司る部位でもあるらしく、雷を放つ際には電撃を纏って強く発光する。

外殻らしい外殻も持っておらず、華奢とも言える体躯でありながら、想像を絶する程に頑丈な皮膚を持っており、下手な攻撃や武器では傷一つつける事さえ不可能である。


興奮状態になると鬣がより強く発光し、全身から電気を放ち始める。

近年では電気を放つだけに留まらず、全身に雷そのものを纏う姿も確認されるようになった。

この状態のキリンは周囲に蒼白いスパークが発生するほどに膨大な雷エネルギーを宿しており、その影響で象徴ともいえる鬣が大きく逆立つ。

それに伴って発揮する雷撃も苛烈極まるものに変化し、地を走る雷撃を走らせ、地を焦がす雷をまるで豪雨のように降り注がせるようになる。突進などの攻撃の威力も桁違いに上がる。


一方で、弱点はやはりこの角であり、角は比較的柔らかい部位であると同時に、何度も攻撃を加えると怯む様になる。MH4では部位破壊が可能となった。

また、この闇夜を照らす程に眩く輝く蒼角に魅了される者は多く、角はキリンから得られる素材の中でも、最も価値のある逸品とされている。


他には、属性攻撃に対しても高い耐性を持っているが、状態異常の耐性はやや低い。

ただし、古龍なので罠は一切通用せず、本体が落雷を操るので当然と言えば当然だが、閃光玉や麻痺関係は全て無効化される。


下位と上位以降では体格の差が大きく、倍以上の差をもつ個体も存在する。


亜種

MH4にてなんと亜種を引っ提げて久々に復帰した。

漆黒の冷気

こちらは氷属性の攻撃を繰り出す。詳細はリンク先を参照。


その後もMH4GMHXXでもG級難関クエストの対象とされている。


MHFで登場した特異個体に至っては、ほぼ瞬間移動と言っても過言ではないような勢いの突進を繰り出してくる。

さらに剛種は時間差でそれを3連続で出してくるので、初見で躱せた人はまず居ないだろう。

ちなみにMHFでは、怒り時に赤い稲妻を纏うと共に、自身の影も赤みを帯びる。

先述の『黒い』亜種の事も相まって、あの可能性の獣を連想した人も少なくないのではないだろうか。流石に角は割れないが。

そして、もしも「希少種」が現れるような事があれば、下手したら全身金色なんて事にもなるのか…?


MHW

★5クエストで下位個体、上位フリーなどで上位個体、ハンターランクを解放するクエストや解放後の調査クエストで歴戦個体が討伐対象として対峙することになる。


従来の落雷攻撃に加え、地面と水平に迸る放電攻撃が追加された。

さらに今作では古龍の特殊能力として、自らに雷を落として身体に電気を纏い、胴体の肉質を大幅に硬化させる能力を備えている。

この状態では胴体に対しては斬れ味が青ゲージでも弾かれ、ガンナーのあらゆる弾や矢を弾く。


ケルビステップ時や歩行時の小規模落雷以外にも、蹴り上げや角を使った近接モーションもあり、ダッシュにもダメージ判定がある。


歴戦個体

HR50以上のランク解放の為に討伐が必須であり、ストーリーのネルギガンテリオレイア亜種のようにプレイヤーを振るいに掛ける強烈なストッパー。

これをクリアしなければ歴戦古龍クエストや古龍装備のカスタム強化が不可能。


早いとこクリアしたい所だが、ただでさえ攻撃力が異常なキリンをさらに強化した個体である為、雷撃が直撃した場合は解放前のランクで揃えられるどんな防具の防御力の数値でも殆ど意味を成さない。


仮に、防具を400台手前まで強化し、硬化薬+料理で体力MAXにしても移動時などの小規模の落雷が直撃すれば体力の半分以上は軽く持っていかれ、大きく振りかぶったり範囲攻撃など隙が大きい大技に至っては400台でも9割~即死が当たり前のレベル。


体力の装衣ですら各種落雷の1~2発の直撃で使い物にならなくなる。

故にマルチプレイでも高確率で誰かが乙るのは日常茶飯事。


さらに追撃や起き攻めすら狙ってくる上に、気絶や麻痺で行動不能に陥れてもくる為、火力より耐性スキルを積んで挑む方が優先される。


クエストをいくつか先にクリアする必要があるが、先述の★5のキリンクエストをクリアすると耐雷の装衣、ナナ・テスカトリ関連のクエストを一通り済ませれば転身の装衣が手に入るので、保険として取りに行く事をオススメする。


現在では熟練ハンターが救難で来てくれるようになったので、難易度は下がっている。


歴戦王

歴戦個体の中でもとりわけ危険度が高い個体。

HR50以上且つ期間限定でのみ討伐に赴く事が可能。

メタリックな見た目になり、ツノや一部落雷の範囲が広くなっている他、体力と攻撃力が上昇しており、落雷のダメージは勿論だが、角や突進のダメージも中々エグいものになっている。


今までの戦法は一応通用はするが、当たらなければどうという(ryと、麻痺や気絶耐性を積まずに舐めて掛かると速攻でネコタクコースになる。


討伐すると、キリン防具γシリーズの作成に用いられるチケット素材が手に入る。


マスターランク

大型DLCであるアイスボーンでも当然登場。

地面に水平に走る放電攻撃中に別の行動を挟んでくるようになった事以外は、純粋に体力や攻撃力が強化された程度に収まっている。


ストーリークリア後の特別任務では「角折れのキリン」が登場する。

常時怒り状態だが手負いの為か、体力は低く設定されている。

調査団はこのキリンの鬣や蹄から本来の生息地及び角の折れた要因を割り出す。

そしてその先で見た光景は...


あれこれ

歴戦キリンの後を付けると歴戦の痕跡が多数見つかる事を利用し、敢えてクリアを目指さずにストーカーして歴戦古龍の調査クエスト集めに活用する手段が存在する。

  • 調査レポートは必ずしも痕跡を残した対象のものが発生するわけではないランダム制
  • 移動が徒歩で瘴気も熱気もなく、他のモンスターが出ないので追跡しやすい
  • 攻撃しなければ敵対しない

などの性質を利用したメリットがある。


余談

  • 古龍種とは言うが、どう見ても龍ではない。それは古龍種とは「生態系から大きく外れた分類不能な生物の総称」として定義されている為である。同様に龍型ではないモンスターにヤマツカミオストガロアなどが当てはまるが、キリンが古龍種に分類されるようになったのはMH2からで、それ以前は分類不明の生物という扱いであった。
  • ちなみに古龍種ではあるものの、その中では最も格下の存在であるらしい。実際に、危険度が他の古龍(級)モンスターより一段下(=リオレウスらと同等)の★5に定められている他、強さランクにおいては古龍種の中で唯一「とても強い」ではなく「強い」に分類されている。さらにMHW:Iでは「古龍の中でも特に小柄なキリンがラージャンを避けようとするのは仕方ない」という他の古龍との差異を強調する台詞が大団長の口から語られている。また、前述のラージャンだけでなく、同じく古龍級モンスターのイビルジョーの捕食対象でもある事が示唆されている。
  • ただし、最も格下というのは飽くまで古龍種の中での話であって、当然ながらそこらの一般モンスターよりは格上として扱われており、古龍級モンスターとされる相手以外に劣るという描写も設定も見当たらない。
  • 実は野生のキリンが人間の子供を育てていたという衝撃的な事例が存在し、その子供はキリンの素材でできた片手剣を所持していたとされている。その子供が一体どういった経緯でその剣を帯びていたのか、どのようにして幻とされるキリンと遭遇するに至ったのかなど、未だに多くの謎に包まれた不思議な事例である。
  • 前述の通り、「ドスケルビ」などと呼ばれる事もあるキリンだが、あくまでもこれはネタであり、当然ながら草食種であるケルビとは生物学的にも一切関連は無い。そもそもケルビに似ているというような記述や設定も特に存在しない。
  • キリンだけでなく、キリンを素材にした防具(キリン装備)にも、「キリン」タグが付けられる事がある。
  • 2014年は午年ということもあり、(厳密には姿が似ているだけであって馬ではないのだが)キリンを描いた年賀イラストが数多く投稿された。

関連タグ

モンスターハンター モンハン 古龍種

キリン装備


ラージャン(※『好物:キリンの角』というスーパー牙獣種)


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Kirin

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