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珠世の編集履歴

2020-07-25 12:38:49 バージョン

珠世

たまよ

漫画「鬼滅の刃」の登場人物。鬼でありながら医者でもあり、主人公・炭治郎を援助する。

「そう 私は―――・・・鬼ですが 医者でもあり あの男 鬼舞辻を抹殺したいと思っている」


CV:坂本真綾

概要

災厄・鬼舞辻無惨によって人喰い鬼とされながらも、人心を取り戻し、医師として人を助け、また鬼の首魁たる無惨の滅殺を目指す特異個体。

炭治郎に、同じく人喰い鬼とされてしまった禰豆子を人間に戻すための治療薬という希望を示し、その研究のために無惨からより多く血を与えられた十二鬼月の血を採取するよう依頼する。

女性に疎い炭治郎が思わず赤面する程の美貌の持ち主。

お美しい珠世様


人物

闘争本能が激しく邪悪な鬼でありながら、理知的かつ静謐な自我を有する(あるいは、永い時をかけて取り戻した)。

その知性は非常に高度な医術を修めるほどであり、鬼(自身)の体質を科学的に解析した上で外科手術を含めた手法(本人曰く「弄った」)によって、無惨にかけられた“呪い”を解除し、食人に対する飢餓も定期的な血液の摂取のみで抑えられるよう体質を変化させている。さらには無惨以外には不可能であるはずの『人間を鬼に変質させる』事に成功した(ただし、実現できたのは二百年かけて愈史郎一人のみ)ばかりか、既に『鬼の治療法』の開発を視野に入れる域に至っており、限定分野では無惨を超える程に『鬼の正体』に近づいている。このため、無惨とは異なるアプローチで“完全生物”に近づいた生物であるともみなせる。

永い時を生きているためか、無惨についても一定以上の情報を把握しており、彼/彼女を「臆病者」と評している。当然ながら無惨からも強く警戒されており、多くの鬼に“逃れ者”として捕縛を高い優先事項として命じられている。ただし逆に、無惨滅殺の目的を同じくする鬼殺隊には、現当主である産屋敷耀哉と交流を持っていることから、鬼殺対象とはされないようである。


浅草において、鬼となった者にも「人」という言葉を使い助けようとした炭治郎に好感を持ち、援助しようと愈史郎とともに姿を現す。炭治郎から、長期間肉を食していないながら凶暴化していない禰豆子の事情を聞き、これを“奇跡”と捉え、炭治郎に鬼の治療薬の開発への協力を依頼する。

直後に襲来した無惨からの刺客を退けた後、鬼殺隊である炭治郎とは別行動を取るため、鬼の採血に必要な装備を託して新たな拠点へ発った。


禰豆子が日光を克服したのを機に、目前に迫りつつある無惨との総力戦に備えるため、鎹烏を通じて産屋敷から鬼殺隊の本部に招かれる。

無惨襲来の際には、産屋敷が自身の命と引き換えに作った千載一遇の好機を利用して、禰豆子や十二鬼月の血を使い完成させた、鬼を人間に戻す薬を無惨に投与した。

その際に、人間だった頃は病で余命幾許もなかった事、子供が大人になるのを見届けたい一心で無惨の誘いに乗って鬼と化してしまい、結果として夫と子供を喰い殺してしまった事、その後は自暴自棄になり更に大勢の人間を殺してしまった事など、彼女が鬼になった経緯が断片的に明かされている。

Tamayo 珠世

「そんなことがわかっていれば私は鬼になどならなかった!!」

「病で死にたくないと言ったのは!!子供が大人になるのを見届けたかったからだ・・・!!」


『無限城決戦編』にて(ネタバレ注意)























無惨が人間に戻る薬を分解するため繭のようなものの中に籠っている間、無惨を抑え込んでいた珠世もまたその内部に取り込まれてしまい、遂に180話で無惨は薬の分解を終え回復してしまう。

その時点で珠世は既にほぼ崩れかけた頚だけの状態にされており、


muzan

「お前・・・は・・・今日・・・必ず・・・地獄に堕ち・・・る・・・」

「私の・・・夫・・・と・・・子供を・・・かえ・・・せ・・・」


と最後の力を振り絞って吐き捨てるが、「ならばすぐさま死んで 己が殺した身内の元へ行くがいい」と言い放った無惨によって喰い殺された。


186、7話の炭治郎が見た先祖の記憶では、戦国時代、継国縁壱に無惨が追い詰められた時もその場にいた。当時すでに無惨に対する憎悪と人としての理性を取り戻していたらしく、追い詰められた末に逃げ出すというあまりに生き汚い姿を晒す無惨に激昂し、まだ無惨の支配下にあったにもかかわらず無惨の名前を口に出し罵った。しかし無惨は縁壱に絶命寸前まで追い詰められたせいで弱体化していたため、珠世は一時的に呪いから解放され死なずに済んだ。

それ以降は「無惨はあなたが生きている間は姿を現さない」と言いつつ、縁壱に協力することを誓った。

つまり珠世は少なくとも400歳以上の鬼であることが判明したのである。

縁壱と別れてからは動物や人間の死骸を喰らう事で何とか生き延び、食人衝動に襲われても縁壱の己への信頼の言葉を思い出しながら、苦しみに耐え抜いてきた。


珠世が投薬した人間に戻る薬を無惨は分解、覚醒したと思われたが、実は薬は四種類投薬されており、無惨が白髪となったのはその効果で老化したためだということがわかった。

薬の効果と種類は、

1.人間に戻る

2.1分で肉体を50年加齢させる

3.分裂阻害

4.細胞を破壊する

というものである。1の薬を主軸に、1が分解されたとき2から4の薬の効果が出るように開発された。

これは胡蝶しのぶと共同で作られたものであり、上記の四種類を組み込むという発案をしたのも彼女である。

鬼である珠世に対する憎悪が抑えきれないしのぶと、それを察知ししのぶに殺意を向ける愈史郎の板挟みに遭い、居心地が悪そうにしていたが、しのぶの発想には素直に感心しており、薬の開発自体には問題はなかったようである。

しのぶもまた、禰豆子に使う分が足りなかった時のために藤の花から作った鬼を人間に戻す薬を万が一に備えカナヲに預けた際に、「鬼を人間に戻す薬は珠世さんが3つも作ってくださったので これはもう必要なかった」「あの人は・・・・・・すごい方です 尊敬します」と、鬼である珠世を「人」と呼び称賛の言葉を漏らしていた。


上述通り、無惨が白髪となったのは覚醒したからではなく、老化したためであったのだが、人間に戻る薬だけを分解するのに注力していた無惨は当初気づいていなかった。炭治郎が無惨の攻撃を回避したことで自身の身体の異変に漸く気付き、薬について吸収した珠世に問いただしている。

しかし珠世は薬について話すのを激しく拒絶しており、「無駄に増やした脳味噌を使って考えたらどうだ?」などと怒りと恨みを晴らすような言動をしている。

珠世対鬼舞辻無惨

その姿は正に鬼の形相であり、外面似菩薩内心如夜叉(普段の表の顔は菩薩のように優しいが、内心は夜叉のように険悪で恐ろしいの意)であった。彼女が今まで無惨をどれだけ憎んでいたのかが伺え、薬学以外の内心を隠して表面上は穏やかに、冷静に見えるように努めていたという所もしのぶとは共通し、似ている。

女狐センシティブな作品


投薬により、無惨が分裂して逃走するのを防ぎ、更に縁壱のように無惨より強い存在にならなくても戦えるように無惨を弱体化させた。このことからしのぶと珠世は影の功労者として相応しい存在と言えよう。


なお薬の効果が表れる前に、猫の茶々丸(詳細は下記)から珠世が作った血清が達に届けられている。それによって細胞破壊を一時的にではあるが、緩和することができた。

その直後に茶々丸は無惨にバラバラに斬り刻まれてしまうが、決戦直前に鬼に変わっていたため生存が発覚した。























能力

身体能力・体質

人喰い鬼としての特性を有する。すなわち不老不死(日光と日輪刀以外には)で、頭部を破砕されてもすぐに治癒する超再生力を備えている。

長期間にわたって食人を絶っているためか、身体能力・強度面においては(特に四百余歳と鬼としても高齢であることを加味すると、非常に)弱いが、それでも常人を大きく凌駕する。


また、無惨が全ての鬼にかけている呪いを医術的に『正当な方法で』解除している唯一の個体であり、この一点をもってして鬼とは別種の生物とすら言える存在に昇華している。

鬼を死滅に至らせる要因は①陽光に照らされる日輪刀に頚を落とされる③“呪い”の禁足事項に触れる、の三つに限られる。このため鬼同士の争いになった場合、③の要因を持たない珠世は実質的に『自分が勝つまで勝負を繰り返せる』事になるため、例え相対するのが“最強”の十二鬼月であったとしても、高いアドバンテージを確保できる。

さらに、“呪い”の禁足事項が多すぎる、ほとんどの鬼が“呪い”の詳細を知らない、闘争心ばかりで知性が低い、自身が幻惑系の血鬼術を行使できる(後述)など、あらゆる面で珠世に有利な条件が揃っており、勝利条件を単純に相手の撃退(殲滅)に絞るならば、彼女が敗北することはほぼあり得ない。

しかしながら、彼女の目的のためには高度な医療設備が必須であり、流石の珠世といえど無惨と遭遇した場合は必滅が避けられないため、愈史郎の目隠しの術のサポートを受けながら拠点を転々としている。


この他、食人衝動が最小限となるよう体質を変質させており、医者として市井に紛れる中で、金銭に余裕のない者から輸血と称して血を購入して摂取している。


血鬼術 惑血(わくち)

惑血

自らの血を媒介として発動する、幻惑系の異能。匂いが及ぶ範囲なら無差別に影響し、様々な効果を選択できるが、強風などで匂いが拡散すると効力を失う欠点も有している。

ただし、当然ながら珠世はその欠点を熟知した上で戦術を組み立てる。

つまるところ珠世は、“呪い”の解除高い知性血鬼術の三つをもってして『物理的な強弱』という尺度を超越しているのである。


  • 視覚夢幻の香(しかくむげんのこう)

匂いを嗅いだ者の視覚に不可思議な紋様が現れ、身動きを取れなくする。


  • 白日の魔香(はくじつのまこう)

自白剤のようなもの。脳の機能を低下させるため、虚偽を述べたり秘密を守ることが不可能となる。人体にもかなり有害。


  • 融通無碍の香(ゆうずうむげのこう)

ジャンプGIGAに掲載された番外編の四コマで使用。対象者に冗談かと思うような効果が現れる(ちなみに、失敗している)。


茶々丸

愈史郎の小さなライバル

珠世の使いである可愛い三毛猫。採血の短刀を運搬してくれる。愈史郎の術により鳴くまで見えず、再び鳴くと見えなくなるため、誰かに見つかる心配はない。


余談

吾峠呼世晴氏のデビュー作でもあり、『鬼滅の刃』の原型ともなった読み切り『過狩り狩り』にも、愈史郎と共に登場している。


ファンブックによれば、好きなものは読書と紅茶。鬼は本来飲食を行えないが、体質を変化させた後は紅茶だけ飲めるようになったとのこと。


関連イラスト

鬼と珠世様美しい人

视觉梦幻之香珠世様!

珠世


関連タグ

鬼滅の刃

愈史郎 茶々丸 竈門炭治郎

鬼舞辻無惨 鬼(鬼滅の刃)

過狩り狩り


関連・類似キャラクター

ムジカ約束のネバーランドの登場人物。「人喰い鬼でありながら、片割れの男の鬼と共に主人公を支援する鬼」繋がり。

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