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小田急1000形の編集履歴

2020-07-26 17:17:13 バージョン

小田急1000形

おだきゅういっせんがた

小田急電鉄の通勤電車。小田急初のステンレス車。

概要

小田急初のオールステンレス製通勤電車。4両編成、6両編成、8両編成、10両貫通編成がある。小田急の通勤形車両としてVVVFインバータ制御を初めて採用した。


現在は、小田急線の地上区間全線で各駅停車から快速急行まで幅広い運用に入っているが、投入当初から4000形投入開始までは東京メトロ千代田線の直通運用(多摩急行など)にも入っていた。


1000形

ドアの幅が通常サイズの編成は、6両編成6本、4両編成19本、8両編成1本(1081F)、10両編成4本(1091F~)が製造されている。後輩の小田急2000形は、前面をはじめとした1000形のデザインを踏襲しているが、外観のうえではワイドドアか否かで両者の判別ができる。

最盛期の2020年4月時点で4両編成17本、6両編成4本、8両編成1本、10両編成6本が在籍していた。


4両編成のうち1058F・1059F・1060F・1061Fの4編成が直通先の箱根登山鉄道に合わせたカラーリングに変更され、「赤い小田急」として話題になった。ちなみにこのカラーリングは塗装ではなくラッピングによるものである。 主に箱根登山鉄道線の小田原~箱根湯本間で走っている(朝夜に送り込みを兼ねた相模大野~小田原間の運用がある)。4両編成は箱根登山線運用の他、数少ないながらも4両+4両編成の各停に充当される事もある。


2014年度よりリニューアル工事が順次行われている(すでに1回小規模ながら改造されているので、今回が2回目ということになる)。また、4両編成・6両編成を10両貫通編成化(中間に組み込まれる先頭車の中間車化改造)する改造を2016年から行っており、改造車は既存の10両編成の続き番号になっている。

小田急社内では通勤形車両の8両→10両化を推進していたが、8両編成で製造された1081編成については「1編成しかない特殊性」と「機器構成の関係」からリニューアル工事の対象外となり、サハ1181・1381号車を他編成の10両化に活用する以外は2020年に廃車除籍にされている。


編成表

※最盛期の2020年4月時点

4両編成

車両構成クハ1050デハ1000デハ1100クハ1150備考
MT構成Tc1M1M2Tc2
号車番号10987
機器構成CPVVVF,SIV,PTVVVF,SIV,PTCP
第1編成1051100111011151
第3編成1053100311031153
第4編成1054100411041154
第5編成1055100511051155
第7編成1057100711071157
第8編成1058100811081158
第9編成1059100911091159
第10編成1060101011101160
第11編成1061101111111161
第12編成1062101211121162
第13編成1063101311131163
第14編成1064101411141164
第15編成1065101511151165
第16編成1066101611161166
第17編成1067101711171167
第18編成1068101811181168
第19編成1069101911191169

6両編成

車両構成クハ1250デハ1200デハ1300サハ1350デハ1400クハ1450備考
MT構成Tc1M1M2TM3Tc2
号車番号654321
機器構成CPVVVF,SIV,PTVVVF,PTPTSIV,VVVFCP
第1編成125112011301135114011451
第3編成125312031303135314031453
第4編成125412041304135414041454
第5編成125512051305135514051455

8両編成(80番台)

車両構成クハ1080デハ1030デハ1130サハ1180デハ1330サハ1380デハ1430クハ1480備考
MT構成Tc1M1M2T1M3T2M4Tc2
号車番号87654321
機器構成CPVVVF SIV PTVVVF SIV PTVVVF PTPTSIV VVVFCP
第1編成10811031113111811331138114311481

10両編成(90番台)

車両構成クハ1090デハ1040デハ1140サハ1190サハ1290デハ1240デハ1390サハ1340デハ1440クハ1490備考
MT構成Tc1M1M2T1T2M3M4T3M5Tc2
号車番号10987654321
機器構成CPVVVF SIV PTVVVF SIV PTVVVF SIV PTVVVF PTPTSIV VVVFCP
第1編成1091104111411191129112411341139114411491
第2編成1092104211421192129212421342139214421492
第3編成1093104311431193129312431343139314431493
第4編成1094104411441194129412441344139414441494
第5編成1095104511451195129512451345139514451495旧1056F+1256F
第6編成1096104611461196129612461346139614461496旧1052F+1252F


1000形ワイドドア車(1700形)

標準ドアの1000形をベースに開発されたワイドドア車。6両固定編成のみが存在する。

もともと4両編成3本、6両編成4本が製造されたが、ドア幅2mというのが失敗となり、4両編成3本が6両編成2本に改造されて全編成が6両編成に揃えられた。この改造に関しては先頭車の中間車化改造が行われている。

両端が優先座席かつ着席定員が少ない。ドア全開時2mになるため、縦よりも横幅の方が広かった。現在は改造されて、左右0.2mずつ引き残す(幅が1.6mになる)。車内からはそれ程違和感は無いが、外から見ると違和感を感じる。

因みに、某変態私鉄はドアの大きさではなく、数で決まると言う論理の通り、この失敗により多ドアの方が効果あるとまで述べられた(その後、多扉車はホームドア導入事情で圧倒的に不利となってしまったが)。


現在は6両編成6本が存在するが、この車両はリニューアル工事の対象外であることから、将来的には小田急8000形の非VVVF車と一緒に廃車になる可能性が高い

現在の1000形ワイドドア車は区間運転の各駅停車としての運用が主で、新宿方面への10両編成運用には入らない。江ノ島線各停や小田原線相模大野駅以西の運用に使われている。他形式の併結も現在は行われない。


編成表

Aタイプは新造時から1700形、Bタイプは4両編成からの改番車両。

車両構成クハ1750デハ1700デハ1800サハ1850デハ1900クハ1950備考
MT構成Tc1M1M2TM3Tc2
号車番号654321
機器構成SIV,CPVVVF,PTVVVF,PTSIV,PTVVVFCPAタイプ
機器構成SIV,CPVVVF,PTVVVF,PTSIVVVVF,PTSIV,CPBタイプ
第1編成175117011801185119011951Aタイプ
第2編成175217021802185219021952Aタイプ
第3編成
  • 1753
  • (1551)
  • 1703
  • (1501)
  • 1803
  • (1602)
  • 1853
  • (1551)
  • 1903
  • (1602)
  • 1953
  • (1652)
Bタイプ
第4編成
  • 1754
  • (1553)
  • 1704
  • (1503)
  • 1804
  • (1603)
  • 1854
  • (1552)
  • 1904
  • (1502)
  • 1954
  • (1653)
Bタイプ
第5編成
  • 1755
  • (1554)
  • 1705
  • (1504)
  • 1805
  • (1604)
  • 1855
  • (1554)
  • 1905
  • (1605)
  • 1955
  • (1655)
Bタイプ
第6編成
  • 1756
  • (1556)
  • 1706
  • (1506)
  • 1806
  • (1606)
  • 1856
  • (1555)
  • 1906
  • (1505)
  • 1956
  • (1656)
Bタイプ

関連タグ

小田急電鉄 1000形 テクノインスペクター


小田急9000形9000形

小田急8000形8000形

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小田急4000形は4000形の記事を参照

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