「私はこの館の主。ルールは簡単、この最上階までたどり着けば……この財宝が、君の物に!やってみないかね?」
データ
身長/187cm
体重/173kg
邪面/もぐらたたき→穴から顔を出すモグラを叩く地球のゲーム
概要
ヨドンヘイムが送り込んだ、地球のゲーム筐体「もぐらたたき」を模した邪面をベチャットに被せて生み出された邪面師。
邪面は丸型のもぐらたたき筐体を模しており、中央の穴から眉間に皴を寄せた険しい顔付きのモグラが顔の上半分を出している。また筐体の台座には隈取を思わせる配色でもう一組の顔がペイントされている。邪面の後ろ側に置かれたスコアボードの画面には「YDN」とデジタル表記されている。
首から下のボディの色はデジタルカメラ邪面等と同じ、金・銀・茶の配色。
自身の指定した箇所に特殊ポイント(穴)を複数設置してそこから自身の首を模した分身のモグラを飛び出して攻撃する事が可能で、これを用いてもぐらたたき勝負を人間に挑ませる『地獄もぐらたたき作戦』を展開する。
具体的にはまずモグラタタキ邪面が人間の姿に化けてとある洋館に潜み、そこへ近付いて来た人間を「ゲームに勝ったら財宝を与える」と誘惑する事でゲームへ挑ませる。しかしもちろん勝たせる訳も無く、叩かれる所か逆に分身モグラのスマーフィングで突き上げるなりして玩んだ挙句負けのペナルティとしてカードに変えられてしまう。そうして身動きを奪われて捕まった人間からは闇エナジーが生みだされ、対である邪面獣ハンマーバスラを召喚する用意を自然と調えられる為、作戦効率が高いのは言うまでも無い。
ただし分身モグラを叩かれると、そのダメージが本体であるモグラタタキ邪面にもフィードバックするのが弱点となっている。
自身の作戦を司会者気分で面白可笑しく実況する、気取り屋で目立つのが好きな性格。確実に勝つ為なら挑戦者へのゲームプレイ前の妨害行為も辞さない卑怯な面も併せ持つ。
活躍
登場時点で既に作戦は始まっており、ハンマーバスラの召喚に成功していた。
戦闘中断後、カナエマストーンを求めて宝探しに現れた宝路をゲームに引っ掛けるが、一時撤収した宝路はゲームの達人たる為朝と、難易度の高すぎるゲームを突破するためのアイデアマンとして充留を連れて再挑戦。
充留のひらめきで魔進ショベローがハンマーに変身し、それを使った為朝によって最初のもぐら叩きはクリアされるも、館内での第二ステージに移行。この時、ハンマーバスラが現れたため充留はそちらへ向かった。
妨害に差し向けたベチャットの中に、接触したものを麻痺させる「シビレベチャット」を仕込んで為朝を妨害(宝路はガルザによって外に放り出されていた)、数の増えたもぐら叩きを仕掛けるが、充留が去り際に残したジェスチャーからモグラタタキ邪面の特性に気付いた為朝は、キラメンタルで麻痺を回復するとハンマーを振り回して一閃、モグラを横から殴りつける。
予期せぬ方向から大ダメージを食らったモグラタタキ邪面は反撃もままならず、最後はキラメイショットの一撃を受けて爆発四散した。
余談
もぐらたたきモチーフの戦隊怪人は今回が初。しかし、イエローがハンマーを使い実際にリアルもぐらたたきでボコボコにされたモグラモチーフの怪人は多数いる。
人間態と声、スーツアクターの三役を兼演した村岡氏はゲスト戦隊怪人役で戦隊シリーズへの出演頻度が多い常連。前作の『騎士竜戦隊リュウソウジャー』でもファントムマイナソーの宿主である演出家の男性・玉田役で出演している。
これまでのキラメイジャーの回でも邪面師のスーツアクターを何回か演じており、前回登場したマシュマロ邪面もその一人。
因みに同じく、一人三役の兼演をされた戦隊怪人は『特捜戦隊デカレンジャー』のアラドン星人ギャンジャバ(演者は岡本美登氏)が前例になる。
関連項目
モグラモズー、穴掘り忍者モグドラゴ、モグラロイド:前述のようにリアルもぐらたたき戦法で倒された歴代モグラモチーフの戦隊怪人。
ステージシェルガ:地面に潜って別の所から顔を出す動きで翻弄したが、ローランドを装備したキラメイジンに出て来た所で頭を叩かれた。この経緯からHPで『#ヨドン軍もぐらたたき部』のハッシュタグを付けられた前例。