演:阿見201(映画)
声:石橋蓮司(映画デラックス)
年齢:吸血鬼のため詳細不明。少なくとも雅以上の年齢だと推測される(飛鳥〜江戸時代?)
特技:絶大な威力を誇る丸太投げ
好きなもの:子供と戯れること
嫌いなもの:無益な殺生
身長:262.5cm
体重:198kg
口癖:『すまぬ』
ワシの概要を読む力がお前の武器じゃ
『その仮面の下は人間か、それとも化け物か』
『師匠』とは、『彼岸島』に登場する吸血鬼の一人であり、彼の本名は『青山龍ノ介』である。
元々彼岸島に暮らす温厚な吸血鬼の一族出身である彼は、そんな一族の爪弾き者だった
彼の息の根を止めるべく戦争の狼煙を挙げた。
なお、師匠は吸血鬼ではあるが人間の血を吸うことを頑なに拒否している。
そして、その行動が彼の運命を決定することとなる。
作中初めて丸太を武器として使い始めた人物であり、本編での彼は吸血鬼の脅威に対し、
その圧倒的な体格と質量を味方につけて怪力無双の修羅と化すこととなる。
作中内の最大戦力であるがそれ以上に彼は才能を見抜く力を持っており『いずれワシを超える』
と主人公である宮本明の才能と可能性を信じ、彼に修行をつけることとなる。
雅により死亡するまでの間、主人公である宮本明の修行をサポートすることとなる。
また周囲の人間にも自らを『師匠』と呼ばせ抵抗勢力を率いて打倒雅を誓う戦闘集団を結成した。
顔につけている能面は、『死人の面』と呼ばれている。
仮面の下の素顔は...正直普通に渋いオジサン系のイケメンである。
自身の鋭い牙などで人間に動揺を与えかねないため、普段の彼は仮面を外すことは決して無い。
ちゃんと聞いておるのか?ワシの経歴を
雅の乱以前の彼は、普段は仏に祈りを捧げる温和な性格の住職だった。
心優しく、島内の子供達の人気者だったが...大日本帝国陸軍中佐の五十嵐一郎軍医の人体実験の被験者となり、実験終了後は人間と同じ見た目の姿を手に入れ慎ましく彼岸島島内で生活していた。
冷と楓の義父であり、宮本篤そして五十嵐一郎に並ぶ物語のキーパーソンである。
雅が復活した時、多くの村人が殺されたことで雅に対抗できるだけの力を得るため、一か八かの賭けで、五十嵐から預かった注射器で吸血鬼の血液を体内に注射した。
結果、長時間に渡る苦しみの末、身体が巨大化する。
その際、目は黒くなり、歯も鋭く伸び、吸血鬼そのものになってしまった。
さらに吸血衝動が度々起きることとなり、夜な夜なその症状に苦しむこととなる。
吸血衝動時の彼は発作が起きるたびに大声を上げて暴れまわってしまうため、発作が起きている間は誰も襲わないように自身の体を鎖で繋ぐことになった。
そして、これまで人間として師匠と接してきた村人に対して吸血鬼となった自分を晒すことができず、寺に保管されていた先述の仮面を付けたのだった。
再び村人の目の前に姿を現した時、その巨大な身体と仮面に村人は圧倒された。
恐怖を抱く彼らに、師匠は雅に対し修羅となることを宣言する。
師匠は、自身のつけた仮面を「死人の面」と呼び、ここに吸血鬼に対して宣戦布告したのだった。
そして師匠の宣言の下、勇気を取り戻した村人はレジスタンスを結成して吸血鬼の脅威に立ち向かうこととなったのだった。
彼が作ったレジスタンスには後に宮本篤や宮本明が加入することとなり、数多くの戦いで彼らをサポートした。
戦いの中で自身の家族である冷や、弟子の宮本篤さえも失うが仏への信仰心でなんとか自身の勇気を奮い起こし、打倒雅のために奮戦することとなる。
...しかし、祈っても祈っても人間を救おうとしない仏像に対し最終的に激昂し、いつも祈っている『仏像』を頭突きで破壊することとなる。
そして雅との戦いも佳境となるが...
それまで血を吸うことを頑なに拒否し続けた結果、とうとう師匠は邪鬼化してしまう。
正気を失い、かつて味方だった人間さえも次々に食い殺してしまうが、弟子の宮本明により瓦礫の下に封印される。
その後の明達は敵である吸血鬼の大群に周囲を囲まれてしまい、地下の師匠に助けを求め、必死に叫び続ける。
師匠は弟子である明のため、残された人間の助けを呼ぶ声に正気を取り戻して邪鬼の力を完全にコントロール下に置き、雅軍の邪鬼を蹴散らすことに成功する。
そして邪鬼化した師匠は、最終的に雅の従える最強の邪鬼、『チワワ様』と呼ばれる邪鬼と一騎討ちとなり、彼を正面から撃破することに成功している。
しかしその後突如前線に現れた雅本人による鉄扇での斬撃で、自身の邪鬼化した頭部へ致命傷を受け、一矢報いぬことも出来ずに倒されてしまう。
その際、師匠は力尽きる寸前に雅に対し『お前の野望は必ず明が止める』と言い残し、死亡した。
(死亡した後、彼の頭部は雅によりサッカーボールのように蹴り飛ばされた。)
残された者達は彼の死によってさらに吸血鬼に対しての憎悪を増長させることとなり、師匠の亡骸は彼を慕っていた抵抗組織のメンバー達によって埋葬された。
そして彼の被っていた能面は明に遺品として手渡され、手厚く守られることとなる。
この小ネタに捕まるんじゃっ!!
...と、ここまでシリアスな設定の多い師匠ではあるが、
見た目のインパクトが非常に強く、それを被っている間は何を言っても面白い能面と、
そして「すまぬ」の一言で逃げ惑う邪鬼共を丸太で叩いて砕くギャグ混じりの戦闘力。
圧倒的な強さはしばしネタにされ、瞬間的な火力は彼岸島大喜利でも最高とも言われる。
また彼の作ったレジスタンスは数が減れば、次の話には復活するどころか増えて帰ってくる。
彼らのその性質と、まるで南米の原住民のようにカラフルな忍者装束はしばしネタにされ、
彼らは時に『無限湧き忍者』と称される。
(48日後...には彼ら忍者は登場しないが、代わりに自衛隊がその性質を引き継いでいる。)
この表記揺れに捕まるんじゃ!
やめんか、ワシに関連したタグなんじゃ
『彼岸島』
彼ら吸血鬼の一族が代々人間とともに共存してきた平和な島。
雅率いる吸血鬼が人間を駆逐するべく戦争を始め、危機に瀕した人間達は吸血鬼を根絶するべく、
丸太を片手に戦うこととなる。どっちが人外なのかわからん。
『宮本明』
この島の人間軍のリーダーの一人。
日本刀や物凄ェ丸太を使いこなす人類最強の吸血鬼ハンター。最近、立体機動を覚えた。
『宮本篤』
宮本明の兄にして同じく人間軍のリーダーの一人。
武術全般に優れた万能の天才で、特に薙刀を使用した場合は師匠すら超える実力を持つ。
ただ、『薙刀は重いからあまり戦闘に使いたくはない』との理由であまり使おうとはしない。
なら、その背中に担いだ丸太はなんだ。
『雅様』
あらゆる邪鬼や吸血鬼を従えた、この島の悲劇の元凶。
同族である吸血鬼を幾度となく食ったことにより完全に不死身となった。
ニンニク十字架太陽銀日本刀丸太角材みかん空爆その他あらゆる攻撃でも殺害することは完全に不可能である。
『五十嵐一郎』
戦前の彼岸島島内にて激ヤバ人体実験を幾度となく行い、最終的に生物兵器の雅が誕生するきっかけとなった陸軍唯一無二の天才軍医にしてマッドサイエンティスト。
...一応、彼は『お国のため』という100%の善意で実験を行なったのがまた皮肉な話である。
『チワワ様』
雅の従える最強の邪鬼の一体。その威圧的な顔は見るものを圧倒するが、性格は大型犬に近い。
火炎を自由自在に吹き、俊敏な肉体とその絶大な攻撃力は邪鬼としては正に最強クラスである。
頭の関節がよくわからないことになっており、360°回転する。
『混血種』
いまだ謎の多い、吸血鬼の上位種。
他の吸血鬼の血を体内に入れることにより突然変異を起こす...のだが
大半はその過酷な拒絶反応に耐えきれず即座に体が爆裂し死亡する。激ヤバである。
『邪鬼』
吸血鬼の成れの果て。
その能力は生前の本体により大きく左右されるが、幼い少女であっても純粋な殺意と忠誠心さえあれば作中最強クラスの超巨大邪鬼となり得るので一概には言えない。