JR以外の駅については難波駅を参照。
概要
大阪市浪速区湊町1丁目にあるJR西日本関西本線(大和路線)の駅である。
駅番号はJR-Q17。
1889年5月14日に大阪鉄道湊町駅として開業。関西鉄道・国鉄を経て分割民営化時にJR西日本の駅となる。
1994年9月4日にJR難波駅に改称。1996年3月22日に現在の地下ホームに移転した。地上部は大阪シティエアターミナル(OCAT)となっている。
初めての「JR」を冠した駅名であり、日本の駅名で初めてアルファベットが入った駅である。これ以降、JR西日本の近畿エリアの新駅では、駅名に「JR」を冠したものが登場するようになった。
ちなみに他社線の難波駅からはかなり離れた場所にある。
駅構造
島式ホーム2面4線。なにわ筋線延伸を見越して通過構造となっており、1・4番のりばの先に引き上げ線がある。かつては当駅から阪和線直通列車も設定されていた。
隣の駅
快速
新今宮駅(JR-Q19) - JR難波駅(JR-Q17)
普通
今宮駅(JR-Q18) - JR難波駅(JR-Q17)
利用状況
年度 | 乗車人員 | 乗降人員 |
---|---|---|
2008年(平成20年)度 | 27,299人 | 54,598人 |
2009年(平成21年)度 | 26,664人 | 53,328人 |
2010年(平成22年)度 | 26,810人 | 53,620人 |
2011年(平成23年)度 | 26,426人 | 52,852人 |
2012年(平成24年)度 | 26,348人 | 52,696人 |
2013年(平成25年)度 | 26,334人 | 52,668人 |
2014年(平成26年)度 | 25,532人 | 51,064人 |
2015年(平成27年)度 | 25,459人 | 50,918人 |
2016年(平成28年)度 | 24,913人 | 49,826人 |
2017年(平成29年)度 | 24,668人 | 49,336人 |
2018年(平成30年)度 | 24,387人 | 48,774人 |
余談
当駅最寄りの大阪シティバス(かつての大阪市営バス)の停留所は、他社線、特に南海の駅を最寄りとする停留所がひらがなのなんばであるのに対し、JR難波駅前と漢字表記になっており、なんばを起点に、大正区方面、地下鉄住之江公園、あべの橋、大阪駅へ向かうバスが経由している。
このほか、漢字の難波を冠する停留所は浪速区に複数あるが、ひらがなの「なんば」を冠する停留所はない。これは、なんば停留所がターミナル駅最寄りであることと、市営バス時代からの主要ターミナルであることをより強調するため、OsakaMetroでの案内上の表記に合わせてひらがなにしたという説が有力。
他方、御堂筋線我孫子駅を最寄りとする停留所は同駅の案内上の表記に倣ってひらがなメインの地下鉄あびこ、阪和線我孫子町駅を最寄りとする停留所はJRあびこ町駅前と漢字・ひらがな交じりだが、そちらは単に「我孫子」が難読であることからきている。