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復讐の教科書の編集履歴

2020-08-24 06:53:52 バージョン

復讐の教科書

ふくしゅうのきょうかしょ

「復讐の教科書」は、Web漫画サイト「マガジンポケット」にて連載中の漫画作品。

概要

講談社が配信しているWEB漫画サイト「マガジンポケット」にて2020年3月より連載されている漫画作品。原作は廣瀬俊、作画は河野慶。既刊1巻。


あらすじ

皆さん、今日の授業は“復讐”です。


高校生の黒瀬良太郎はクラス担任の白鳥聖に憧れ、彼のような教師になることを夢に見ていた。

しかし黒瀬はクラスメイトである不道率いるグループから酷いいじめに遭い、白鳥に気にかけられた直後、いじめの事実が知れ渡る前に不道グループによって屋上から突き落とされ、偶然その真下にいた白鳥と頭をぶつけたショックで白鳥と身体が入れ替わってしまう。

白鳥と入れ替わった黒瀬は、元々の自分の身体に移った白鳥が昏睡状態であることと白鳥の教師としての立場と人気を利用し、不道グループへの復讐を誓い、冷酷な復讐の鬼と化す。


登場人物

主要人物

黒瀬良太郎(くろせ りょうたろう)

本作の主人公である、高校2年生の少年。白鳥が担任を務める2年B組に在籍。

うさぎが好きで、学校では飼育委員を務めており、将来の夢は白鳥のような教師になること。

クラスメイトでもある不道グループから凄惨ないじめを受けており、その影響かクラス内での人望も低い(元々はクラスの一部の男子と仲が良かったが、いじめられるようになってからは避けられるようになってしまった辺り、それ以前までは人望があったと思われる)。

不道グループによって自殺に見せかけるために屋上から突き落とされてしまうが、偶然真下にいた白鳥と頭をぶつけたショックで白鳥と身体が入れ替わり、不道グループへの復讐を誓い、冷酷な復讐者と化す。

不道グループへの復讐方法は、対象がこだわっているもの(夢や人間関係)を奪っていくことでその相手を錯乱させ、苦しめていくというもの(せめてもの情けとして、反省する余地は与えているが一切の反省がないと判断した場合、死んだほうがマシと思えるような苦しみを与える)。

復讐のためなら手段を選ばず、対象が死んでも一切気にしない狂気を見せる。しかし一方で白鳥への敬意は忘れておらず、自分と同じようにいじめを受けていた者達に共感して気にかける等、人間性が完全に失われている訳ではない。


白鳥聖(しらとり こうき)

2年B組の担任を務める体育教師。

誠実さと正義感にあふれ、生徒たちにとっては良き兄貴分であり、黒瀬を初めとした生徒達やネネを初めとした同僚教師からの人望も厚い。

黒瀬の異変(いじめ)を気にかけていた直後、黒瀬が不道グループの手で屋上から落とされた際、その真下で彼の上靴を拾い、落ちてきた黒瀬と頭をぶつけたショックで黒瀬と身体が入れ替わり、黒瀬の身体になった白鳥は昏睡状態に陥る。


不道グループ

黒瀬をいじめていた5人組。元々は掃除の班が黒瀬と同じだったメンバーで、何らかの理由で不道が黒瀬をいじるようになったことが発端でいじめに発展する。

不道(ふどう)

黒瀬のクラスメイトであり、グループのリーダー格。

冷静沈着で頭も良く、リーダーシップにも優れており、ルックスも良い為、女子生徒から高い人気を誇る。

クラスメイトから高い人望を集めるその裏で仲間たちと共に黒瀬に対して凄惨ないじめを行うが、その一方で仲間意識は低く、保身のためならば仲間を切り捨てることもかまわない冷酷な本性の持ち主。

権力者の息子だが、父親に対しては何かしら強いコンプレックスを抱いているらしい。


森野くるみ(もりの くるみ)

不道グループの紅一点であるツインテールの少女。

インスタが大好きで、クラス内でも目立つ存在だが、自分にとって気にいらない者に対しては男女問わず、「一軍」・「二軍」・「三軍」とカーストをつけては内心見下している。

一軍であることにこだわり、一軍でいるためなら手段を選ばず、裏ではインスタでいいねを獲得するために買ってない服を試着室で着て買ったかのように投稿する、飲み残しのドリンクをそのままゴミ箱に捨てる等といったモラルのない行為を行っている(不道からはそれらを弱味として握られている模様)。


仙水(せんすい)

不道グループの一員。関西弁口調の男子生徒。

他のメンバーと比べると表情や感情の起伏をあまり見せない無気力な性格。


遊井学(ゆい まなぶ)

不道グループの一員。

画家志望で、不道の肖像画で全国コンクール入賞するほどの腕前を誇る。黒瀬いじめに関しては、黒瀬がアルバイトをしている事に唯一気付き、カツアゲもしていた。


切木竜也(きりこ たつや)

2年B組の生徒で不道グループの一員。

バスケ部部長を務めていることもあり、運動神経は良く、表向きは社交的でノリの良い人物だが、本性は自己中心的かつ甘ったれた性格の持ち主で、ダブルスタンダードな発言や振る舞いも日常茶飯事。周囲のトラブルの原因は第三者にある事を前提として考える事が当たり前の典型的な他責志向の持ち主。


生徒・教師

2年B組

吉倉ネネ(よしくら ネネ)

2年B組の副担任を務める女性教師。

同僚の白鳥を慕っており、恋心も抱いている。


黒髪ロングの女子生徒(本名不明)

周囲とあまり関わろうとせず、距離を置くクールな少女。クラス内で黒瀬のいじめの事実に気づいている数少ない人物らしく、遠巻きから傍観する程度だが、他のクラスメイトと比べると黒瀬を蔑む様子もなく、黒瀬のことを密かに気にしつつある。


冴木薫(さえき かおる)

遊井の1つ後ろの席に座るヤンキー風の男子生徒。周囲とあまり馴れ合おうとしない一匹狼な人物(遊井曰く「素行が悪い奴」)。

黒髪ロングの女子生徒同様、黒瀬のいじめの事実に気づいている数少ない人物らしく、直接助ける訳ではないが、他のクラスメイトのように黒瀬を蔑むこともせず、何かしら抵抗するよう陰から助言をしている。


新島絹枝(にいじま きぬえ)

何かとハイテンションで明るい女子生徒。くるみとも親しいが、当のくるみからは内心「二軍」扱いされ、見下されている。


ナナコ、ミナミ

くるみと仲が良い、クラスの中でもルックスの良い美少女。

くるみは自身や黒髪ロングの美少女(本名不明)を含む彼女達を「一軍」と内心で決めている。

くるみ達とはそれぞれインスタをやっており、フォロワーもくるみに劣らないほど多いが、くるみほど虚栄心やインスタへのこだわりが強い訳ではない。


その他の生徒

美谷ひな(みたに ひな)

2年の女子生徒。1年時代はC組在籍。

中学時代、いじめに遭っており、高校では眼鏡を外して髪の色も変え、男子達のアイドル的存在となった。

去年の文化祭で中学時代のいじめグループと再会してしまい、彼女たちにいびられていたところを当時クラスメイトだったキリコの「俺が彼女を強くするんで」の言葉に心を動かされて以来、周囲には内緒でキリコと交際していた。


牛尾(うしお)

キリコと同じバスケ部所属で、副部長を務める2年の男子生徒。

彼を初めとした部員たちは表向きはキリコと親しくしているが、内心では自分勝手で横暴なキリコを疎ましく思っており、キリコには教えていないバスケ部専用の裏LINEでキリコの悪口を言い合っていた。


司馬(しば)

キリコと同じバスケ部に所属する1年の男子生徒。

1年唯一のレギュラーであり、おとなしい性格だがバスケ部の行く末を真剣に考えている為、バスケ部部長であるキリコにも面と向かって意見もしている。しかしキリコからは意見に加え、黒瀬の面影を重ねられたこともあり、「教育指導」という名のいじめを受けてしまう。その後、白鳥(キリコへの復讐に動いていた黒瀬)に泣きながらいじめの事実を訴えた。


若王子(わかおうじ)

2年の男子生徒。

ルックスが良く、不道に続いて女子生徒から高い人気を誇る。他校と交友関係を持つほど社交的な性格。


生徒の家族

黒瀬の母親(本名不明)

母子家庭であることから昼夜共に多忙な日々を過ごしながらも黒瀬を私立校に通わせている。

しかし息子がいじめに遭っていることには気づかず、いじめから逃れるために退学しようとした黒瀬の言い分も信じなかった上で罵声を浴びせている。


キリコの母親(本名不明)

劇中では声のみの登場。

黒瀬同様の母子家庭であるため、キリコを一人で育てているものの、内外問わず男遊びを優先しているため、そのことを知る息子とは犬猿の仲


くるみの母親(本名不明)

娘とは対照的にふくよかな容姿で温厚な性格。娘のくるみには甘い傾向が見られる。


関連タグ

マガジンポケット

いじめ 復讐 入れ替わり


関連作品

ライフ

校舎のうらには天使が埋められている

いじめるヤバイ奴:本作同様、いじめを題材とした「マガジンポケット」での連載作品。

煉獄のカルマ:本作同様、廣瀬俊原作のいじめを題材とした漫画。

ミスミソウ:いじめられっ子の主人公がクラスメイトがいじめ隠蔽のために自殺を強要された末、復讐鬼に豹変する点が共通している。

復讐教室着信アリFinal:クラスメイトからひどいいじめを受けた主人公が壮絶な復讐劇を繰り広げる点が本作と共通している(ただし、後者の復讐劇の黒幕は…)。


外部リンク

復讐の教科書 - 原作/廣瀬俊 漫画/河野慶│マガジンポケット

復讐の教科書-Wikipedia

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