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ガセビアの沼の編集履歴

2020-08-29 20:55:09 バージョン

ガセビアの沼

がせびあのぬま

バラエティ番組「トリビアの泉」の一コーナー。

概要

トリビアの泉」に投稿された情報のうち、リサーチ取材の結果、全くのガセネタであることが判明したものを「ガセビア」として紹介する番組コーナーで、2005年1月放送分からレギュラー最終回まで放送された。


主に、トリビアとして誤って投稿されてしまうほど誤解している人が相当数存在する知識・都市伝説の類を取り扱い、その間違いを正していく。

品評会会長のタモリ、トリビアプレゼンターの八嶋智人高橋克実のトークを交え、通常の「トリビアの泉」と同様のVTRを使い、その情報の誤りとその真相を解き明かす。なお、VTRの最後には「これを使うと……」というナレーションの後、緒川たまき演じる女性が様々なシチュエーションで「ウソつき!」と(時々からかうような軽い口調で)なじるイメージ映像が流れ「ウソつきになりますのでご注意ください」という警告ナレーションが入る(なお第2回のみ「ウソつき」の部分が「ウソツキ」と誤植されていた。また、このイメージVTRは回を増すごとにだんだんと長くなっていった)。

最後には、再びトーク(ガセビアそれ自体についての場合もあれば、上記のイメージ映像に関して盛り上がることもある)を経て、八嶋の「それでは、このガセビアが二度と使われることのないよう、沼に沈めてしまいましょう。会長お願いします」と言ってガセビアが書かれた視聴者からの投稿ハガキをタモリに渡した後、高橋の「ガセビアよ、さらば!」の合図と共にタモリが投稿ハガキをスライム製のに沈めてコーナーが締め括られる。


ただ詳しくは後述するが、真実だったのにガセネタにしてしまったことが一度あった。しかしこのことについては疑問点も多い。

ちなみに、トリビアの泉本編で放送されたネタのなかにもガセネタは存在する。


取り上げられた有名なガセビア

コーナー内では、次のような言い伝えが特集されている。以下の説は、いずれも民間の間では半ば都市伝説俗説として広く流布しているが、実際には誤った説、或いは学問では殆ど支持されていない(放送順に記載)。その中にはダジャレ混じりのようなネタや、実践しても効果がないというネタも複数あった。


  • ニュース(NEWS)の語源は、東西南北を意味する「North,East,West,South」の頭文字が語源(⇒ニュースは、newを複数形化して誕生した言葉。)
  • 爪楊枝の溝は折って爪楊枝置きに使う(⇒元々爪楊枝に溝などなく、1960年代初め頃に見栄えを良くするためこけしをモデルにしてデザインされたとみられる。ちなみにこのネタは後に『チコちゃんに叱られる!』でも紹介されたことがある。)
  • サンリオの社名は、創業者が「山梨の王になりたい」という願いを込めて命名された(⇒かつては、会社の関係者からこの説がメディアのインタビュー内で冗談交じりで述べられていたが、現在はスペイン語で「聖なる川」を意味し、「人類が最初に定住した川のほとりで文明が誕生したように新たな文化を生み出す存在でありたい」という願いから付けられたというのが公式での説となっている。)
  • 東京ヤクルトスワローズの「スワローズ」という球団名は、元々の球団名・コンドルズが「混んどる」に似て語呂が悪いために「座ろうず」から「スワローズ」になった(⇒実際の球団名の由来は、球団設立時国内最速であった特急つばめ号。詳細は国鉄スワローズの項目を参照)
  • 色紙の裏表は、その名称がが示す通り色や柄がついている方が表側であり、イラストやサインは「私はまだまだ未熟で紙職人さんが丹精込めて作った色紙を汚すような事はできない」という謙遜の意味から通常裏側である白い面に描かれる(⇒用途上、当然ながらあくまで文字を書く白い面が色紙の表であり、相撲取りやスポーツ選手などによる色紙の誤った使用法が多発したことから生じた俗説である。)
  • ぐっすり」の由来は英語の「good sleep」、九州弁の「ばってん」の由来は英語の「but then」(⇒いずれも意味や響きが似ていることからの類推から生じた著名な民間語源説だが、当然、専門的な研究者の間では「元からあった日本語の言葉が変化して生まれた」というのが定説とされている。実際、当時の日本が鎖国状態で英語圏の国家との交流がほとんどないことから、上記の英語由来説の可能性は絶望的に低いと考えられる。)
  • ウサギは寂しいと死ぬ(⇒実際には、ウサギは縄張り意識が強く生殖能力が非常に高いことから、衛生や食事の管理を怠らない限り死んでしまうことは滅多にない。)

最近良く見るガセビア

  • ペットボトルに水を入れて置いておくと猫よけになる(⇒最初に見たうちは流石に猫も警戒するが、数時間も経過すると慣れてしまって全く怖がらなくなってしまう。また、建物に密接する場所に長時間放置していると太陽光が当たった時、ペットボトルの中の水がレンズの役割りを果たすため火災に繋がる危険性があるので全く推奨されない。)
  • ベースボールを野球と和訳したのは、正岡子規(⇒実際にベースボールを「野球」と和訳したのは中馬庚であり、子規はピッチャー<投手>・バッター<打者>・ランナー<走者>・ストレート<直球>など野球用語の一部を考案したものの、球団名そのものの和訳案は提示していない。なお、中馬は1970年に、正岡は2002年にいずれも特別表彰という形で野球殿堂入りを果たしている。)
  • ハチに刺された際にはアンモニアが利くため、尿を掛ければ緊急時の解毒剤になる(⇒アンモニアは、虫刺されの痒み・炎症を和らげるという俗説があるが、実際塗布しても皮膚からは全く吸収されないため何の役に立たない(むしろアンモニアには毒性があり、一歩間違えると皮膚がかぶれたり腫れたりして、症状がひどくなる危険性もある)。なお、実際には尿に含まれるアンモニアの量は非常に少なく、むしろ尿内に雑菌が含まれていることもあるため、衛生上お勧めできない。)
  • サッカーの試合中に興奮した選手がボールを持って走ったことからラグビーが生まれた(⇒定説上、サッカーのルールが確立したのはラグビーの後であり、ラグビーのルールが確立された時は両球技の祖である「フットボール」で手を使うことが許されていた<勿論、この「フットボール」はサッカーの別名のことではない>。)
  • 孫悟空のモデルとなったは、中国の猿『キンシコウ』(⇒孫悟空のモデルとなった猿は特定されていない。このデマが生じた経緯はキンシコウおよび孫悟空のページを参照。)

―というのは、ガセ。

  • 焼肉の『ホルモン』は関西弁で『捨てる物』を意味する『放るもん』が語源(⇒『ホルモン』の由来はもちろん「成長ホルモン」などの医学用語のホルモンにあやかって付けられたもので、内臓を使った料理に対する「ホルモン」という名称自体は戦前から使われている。食糧難の時代、廃物扱いされた内臓を食べるほど空腹だったことから、「ホルモン」は「放るもん」という俗説が生まれたとされている。)
  • ジンギスカンはモンゴル民族が兜で肉を焼き始めたのが起源⇒(そもそもジンギスカンという料理の起源自体はモンゴルではなく中国大陸にあると言われ、大日本帝国陸軍の旧満州(現中国東北部)への進出などを機に、烤羊肉(カオヤンロウ、kǎoyángròu)から着想を得たものが日本人向けにアレンジされ、現在のような形式となったものとみられる。また、この俗説については艦これの公式4コマである「吹雪、がんばります!」の第160話でも取り上げられた。料理の命名には諸説あり、源義経が北海道を経由してモンゴルに渡ってジンギスカンとなったという都市伝説(義経=ジンギスカン説)から想起したものであるとも言われている。)
  • 結婚式の祝儀の紙幣の枚数が奇数なのは、偶数だと割り切れる、すなわち離婚を連想させるため(⇒実際祝儀は、陰陽道における数字のイメージから奇数にまつわる額や枚数が多いが、2や8といった偶数の数字でも縁起が良いイメージを与えることもあるため、偶数にしても問題はない。なお、余談ではあるが、葬式の香典については「死」を連想させる4や、「苦」を連想させる9に関係する枚数や金額は不吉とされており基本的にNGとして扱われる。)
  • は、赤い物を見ると興奮する(⇒牛は視神経の性質上色を判別できない。実際に興奮するのはの動きを見ているため。これは闘牛に用いるムレータという布が基本的に赤いことから生まれた俗説であり、元来は赤の他にも違う色のものが使われていた。)

  • 「灯油を移し替える器具を考えたのはドクター中松」については放送後に本人から苦情が来て、後日ガセビアではなかったと訂正した。しかし、ドクター中松が発明する前から灯油ポンプは存在していたため、この苦情自体が誤りである。詳細は醤油チュルチュルの記事を参照。

企画

本家の様に、ガセビア(ガセネタ)を沼に沈める企画

【企画】ガセビアの沼

(テンプレ)


もはやガセビアでも何でもない…

精神的ブラクラを食らうがいい黒木智子「…うそつき。」


関連タグ

トリビアの泉  デマ 都市伝説

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