概要
POWER OF THE DUELISTで初登場した闇属性・機械族の融合モンスター。
名前は「ドラゴン」だが、無数の首を持つ外観は八岐大蛇やヒュドラを思わせる。
ちなみに、アニメでは融合素材にしたモンスターの数だけ首を生やしているが、イラストでは初登場時に合わせてか6本の首を持っている。
融合素材にしたモンスターの数×800ポイントの攻撃力になり、融合素材モンスターの数だけモンスターを攻撃する事ができる効果を持つ。
攻撃名は「エヴォリューション・レザルト・バースト」。
アニメでの活躍
遊戯王GXにおいてカイザーこと丸藤亮が「vsマッドドッグ犬飼」戦で使用。
アニメオリジナルのウイルスカード「酸のラスト・マシン・ウイルス」によって機械族デッキの亮のモンスターは次々に破壊され、逆転を賭けて召喚したサイバー・エンド・ドラゴンも除去された挙句、相手のライフは15000にまで回復されてしまった。
だが、そんな絶体絶命の窮地の中・・・
亮「嫌だ・・・」
犬飼「嫌だ?何を言って・・・」
亮「嫌だ・・・俺は・・・」
ヘルカイザー亮「負けたくないいいいいいいいいいいい!!!!!」
と、「ヘルカイザー亮」となった彼が「オーバーロード・フュージョン」を使用して融合召喚。
6体の機械族モンスターを生贄に(何故か彼はこう呼んでいた)攻撃力4800で融合召喚した。
その後、相手が攻撃表示で特殊召喚したトークンを攻撃し、15000ものライフを1ターンで0にした。
この時に発したセリフ「エヴォリューション・レザルト・バースト!グォレンダァ!(五連打)」は現在でも語り継がれるネタとなっている。
また、この回のちょうどこのカードが融合召喚されたタイミングで茨城県南部でマグニチュード4.8の地震が発生した。
そして劇中のこのカードの攻撃力は4800・・・偶然って怖い。
その後、ヨハン戦で再登場。
天使の施しで捨てたモンスターを「オーバーロード・フュージョン」で融合素材にして融合召喚した。
効果テキスト
融合・効果モンスター
星9/闇属性/機械族/攻 ?/守 ?
「サイバー・ドラゴン」+機械族モンスター1体以上
このカードは融合召喚でしか特殊召喚できない。
このカードが融合召喚に成功した時、このカード以外の自分フィールド上に存在するカードを全て墓地へ送る。
このカードの元々の攻撃力・守備力は、このカードの融合素材としたモンスターの数×800ポイントになる。
このカードは融合素材としたモンスターの数だけ相手モンスターを攻撃する事ができる。
OCGでは
サイバー・ドラゴンとそれ以外の機械族モンスターが1体でもいれば融合召喚可能だが、やはりこのカードを活躍させたいのなら多数の機械族を融合し、莫大な攻撃力で1ターンキルを決めるべきだろう。
機械族モンスターを5体融合するだけでも攻撃力4000、10体を融合すれば8000もの攻撃力を得る。
そこに機械族最強のサポートカードであるリミッター解除を絡めれば万単位の攻撃力となり、まさに「桁違い」なモンスターが誕生する。
登場直後は同弾で収録された未来融合-フューチャー・フュージョンでデッキの機械族を多数墓地に送り、「オーバーロード・フュージョン」でこのカードを融合召喚して攻撃する1ターンキルデッキ【未来オーバー】が横行していた。
しかし、その後未来融合-フューチャー・フュージョンが禁止カードとなり、このデッキは構築不可能となってしまっていた。
そして未来融合-フューチャー・フュージョンはエラッタ(テキストの変更)により発動した瞬間ではなく次の自分のターンのスタンバイフェイズに融合素材を送るという効果に変更されて復帰。再び【未来オーバー】の構築が可能となったが、全盛期と比べると安定性と即効性の両面で大きく弱体化してしまった。
また、「エフェクト・ヴェーラー」や「禁じられた聖杯」の登場で手軽に効果を無効にされるようになっため、せっかく召喚してもあっけなく攻撃力0にされる危険もある。
融合召喚時に自分フィールドのカードを全て墓地に送るデメリットがあるせいで、これらに対する対策が難しいため、召喚タイミングを上手く見計らいたいところ。
また、モンスター限定の連続攻撃効果もあるため、マシュマロンのような戦闘で破壊されないモンスターを送りつけたり、「ハーフ・シャット」や「ハーフ・アンブレイク」で相手モンスターにわざと耐性を持たせてサンドバッグにしてしまうのも手だろう。
余談
タッグフォース2及び3では召喚・攻撃時にムービーが入る。
さらにヘルカイザー亮が使用する際には、相手のモンスター数に合わせて、2~5連打のボイスが入る。
派生カード
効果モンスター
レベル5
融合モンスター
レベル5
レベル8
レベル9
- キメラテック・オーバー・ドラゴン