「夏美、行きま~す!」
「コォラ、ボケガエル!!」
「む…また育ったか…」
CV:斎藤千和
人物
日向家の長女で日向冬樹の姉。パートナーはギロロ伍長。この作品のメインヒロインでもある。
運動神経は抜群で、基本的にスポーツは何でもこなせる。そのため、部活の助っ人を頼まれることも多い。また、勉強面に関しても学業成績は優秀とされており(但し、ケロロ達のせいで勉強がはかどらない等で成績が上がらない事もある)、いわゆる文武両道である。それゆえ冬樹は彼女に劣る。
しかしその反面、自分の事には割といい加減だったり、かなり自分勝手(実際、天気が良くなった事等に対し独善的な発言をした)で暴力的な面もあり、小学生時代にはデビルサマーの二つ名で通っていた時期がある(当然吉祥学園時代からしか知らない人物達からは想像つかない)。その為ヒロイン失格の言動をやらかすエピソード(ケロロに暴言をあびせる。ケロロ達(主にケロロ)に偉そうに威張り散らしてあれこれ命令する、ケロロを見捨てる等)とも多数用意されており、ケロロたちは何も悪くないのに勝手に御仕置き(特にまだ敵意剥き出しだった原作漫画序盤は凄い!)することもある。特にアニメ320話では、夏美が見た目で判断することが見られ、ケロロ小隊が用意したイケメン型アンドロイドを使って検証したのだが、地球最終防衛ラインのはずの夏美はあっさり侵略を許可、ケロロ小隊全員はショックを受けてしまった。更に(夏美が悪いのに)御仕置きのおまけ付きというエピソードが顕著であった。
一方、ケロロも含めケロロ小隊とは仲が良く、事実、ケロロが雨の中夏美を迎えに行ったり病気の夏美を看病したり、夏美の誕生日パーティを提案するシーンもあり、原作168話ではケロロが彼女と冬樹に弁当を作ってあげたりもした。
過度の寂しがり屋でもあり、秋の不在に泣いていたり、更には表では否定はしているが裏ではケロロが心配で仕方ないシーンも見られる。また、ガルル小隊の侵略で諦めていたことがあるなど、挫折を知らない分、精神的には非常に打たれ弱い部分もある。
弱みとしてはじゃんけんが弱いこととお化けが苦手であること。
また、非常に短気で「夏」がつく割には本人は夏の暑さでイラ立てば「xx禁止!」と八つ当たりまでもする。(『夏美何が何でも禁止よ!』より)
そのため、ケロロ軍曹のキャラの中でも誤解を受けやすい。
もっとも毎度自分本位というわけでもなく、成り行きとはいえ地球に着て間もないケロロのために、食事を用意してあげたり、単なる友達の域を出てるのか怪しいラインで接してしまうこともある小雪について、その個性も含めて友好的に接しようとするなど、彼女なりに優しく接しようとする場面も一応ある。また、ガルル小隊に騙され、弟と共にケロロを疑ってしまい、そのケロロに助けられた時には二人揃ってケロロを疑った事を後悔したり、弟と一緒にケロロを傷つけてしまった時はケロロと気まずくなりたくない一心で地球の平和と正義よりもケロロと仲直りすることを優先したこともあった。
ケロン軍にとっては「地球最終防衛ライン」とされており、侵略や悪巧みをはたらくケロロ小隊にとっては最大の敵だが、カララとチロロには簡単にあしらわれ、原作168話ではケロロが自分と冬樹の発言で侵略を拒否するまでに落ち込んだ事で平和になった時には冬樹共々地球の平和そっちのけでケロロの機嫌をなおそうとした。また、新ケロロが描いたオリキャラに襲撃された事もある。
その戦闘力を活かして戦うこともあり、ときにはスクール水着をモチーフ(裸体に近づけたほうがパワーが出やすいとケロロ小隊が思ったため。機動性が上がるのは、実際に科学で証明されている)としたアーマードスーツを装着することもある。
また、34話・103話などでクルルの発明した「オトナノカイダンノボルガン」という銃で大人の夏美になる。さすが親子と思うほど、秋と同じようにナイスバディな女性になっている。ちなみに本人は育ちすぎることに対して密かに「動きにくい」という理由で悩んでいる。
誕生日は(「夏」美なのに)12月2日(ドラえもんのドラミと同じ)であり、原作4巻では冬樹との会話でスリーサイズが上から80・56・80であることが判明した。また、お尻にホクロがあるらしい。(これも4巻の冬樹との会話から)
恋愛面
ギロロ伍長に惚れられている他、 東谷小雪も夏美のことを好いている(いわゆる百合)が、本人は鈍感で気づいていない。
夏美自身は北城睦実(アニメではサブロー)のことが好きな様子。
なかなか人気のある冬樹に比べ、異性の人気の描写は少ない。
学校の男子生徒からは恋愛対象として敬遠される節があるようだ。
いっぽうで、同性からはほぼ恋愛対象と言っても差支えないほどの人気であり、毎年バレンタインデーになると、各部活の女子生徒から大量のチョコレートを(冬樹を通じて)渡されている。本人は迷惑に思っているが、一部はガチチョコだったりする。やっぱり鈍感である。
主な悩み
ケロロが言うことを聞いてくれない。
ケロロ達のせいで勉強がはかどらない。
ケロロに逆恨みされる。(夏美の完璧さが仇となっている証拠)
ケロロ達の嫌がらせの的にされる等
まあ、言ってしまえばこれらは脚本のせいなので、脚本の被害者になっている夏美も大変と言える。
因みにアニメ205話でケロロが訪れた平行世界(ケロロ達をはじめとした宇宙人が存在しない世界)の夏美は上記の悩みとは無縁であり、平和な毎日を送っていた。
欠点らしい欠点
戦闘能力が高いが、それと引き換えに挫折を知らないが為にいざと言うときに頼りになれず、一丁前にケロロ達を敵視し、その癖誰からも嫌われたくないからと嘘の自分を演じて無理をしてしまう事。