秋霜玉
しゅうそうぎょく
同人サークル『瞬殺サレ道?』によって制作されたシューティングゲーム。
同サークルが展開する「西方Project(西方)」の第1作目にあたる。
サークルの公式サイトでは「メイドさん弾幕カスりシューティング」と称されている。
敵弾を「カスる(グレイズ)」ことにより「カスりゲージ」が上昇し、ゲージに対応したボーナス得点が加算される。
この物語は、とことん未来の地球が舞台。
悪化した環境は、地球に本来生息していた植物すべてを絶滅させた。
たったひとつ、サボテンを除いては…。
このままでは地球は滅んでしまう…。
人類は生き残りをかけ、サボテンからエネルギーを抽出する研究を進めていく。
そして、ついにカクタスカンパニーがサボテンエネルギーを完成させた。
サボテンエネルギー ―― 原子力さえもはるかに凌駕するエネルギー。
それによって、地球滅亡の危機はなんとか回避することが出来た。
しかし、サボテンエネルギーはまだ不安定な存在。
エネルギーが暴走し、深刻な被害を与えることもあったという。
カクタスカンパニーもそのエネルギーの強大さゆえに、大きな事故を起こし、
一時は壊滅寸前にまで追いこまれた。
数十年後、人類はサボテンエネルギーの制御に成功し、再び繁栄を築き上げた。
そんな中、カクタスカンパニーは人型の戦闘ロボットを開発する。
開発者の趣味だかなんだかは知らないがメイド型。
しかしながら、テストでは既存の兵器の戦闘力を遥かに凌駕した。
そう、彼女もまた、サボテンエネルギーを利用して開発されたのだ。
「おつかいに行ってきます!」
ご主人様に頼まれて、VIVITはカンパニーを旅立つ…。
自機:VIVIT
サボテンエネルギーで動くメイド型戦闘ロボット。
ご主人様の命令に従い、迫りくる敵を"お掃除"しながら「おつかい」を急ぐ。
装備は「WIDE SHOT」「HOMING MISSILE」「LASER」の3種類から選択できる。
Stage1「草原」:ミリア
「部下の仇うち」と称し、愛機「Sylph」で挑んでくる。
VIVITを「ポンコツメイド・ファイター」よばわりして怒らせる。
(余談ではあるが、この世界でサボテン以外の植物は人工物らしい。)
Stage3「砂漠」:ゲイツ
ステージ冒頭、VIVITの飛行するさらに上空を巨大な戦闘機で通過していく。
「強いヤツしか認めない」と豪語し当初はVIVITの姿に落胆していたが、気おくれせず啖呵を切るVIVITの実力に期待をみせる。
Stage5「基地」:エーリッヒ
ゲーム冒頭からシルエットの姿でVIVITをサポートしてきた「ご主人様」の正体。
この「おつかい」の目的が、事故で異空間に封じられた娘を助けることであったことを明かす。
(これまでの戦いはVIVITの性能試験であった。)
少々ボケかけたご主人様が冗談で言ったアイテム(=キリストの血を受けた「聖杯」)を手に入れるため、VIVITは世界でもっとも危険な方向「東」へ向かう。