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神を殺すのは俺だの編集履歴

2020-09-15 11:57:27 バージョン

神を殺すのは俺だ

かみをころすのはおれだ

戸塚慶文の漫画「アンデッドアンラック」にて、ある人物の宣言(ネタバレ)。

【機密事項】

2020年9月14日現在、まだ不確定要素のある出来事です。


※以下、漫画『アンデッドアンラック』で凶弾の撃鉄(ネタバレ)が起こります。本誌派以外の者(コミックでこれからを楽しみにしている人達)は閲覧注意。








































経緯

2020年12月1日。場所は組織(ユニオン)の本部で組織の否定者(ひていしゃ:世界の理(ルール)を否定する超能力者)が集う円卓の間。

この日、100個目の罰(ペナルティ)を回避するための課題(クエスト)について話を進めようとする流れで、組織(ユニオン)でNo.1の否定者・ジュイスの隣にいる男がある提案を進言する。今回は犠牲を払う覚悟がいる過酷な課題(クエスト)であろうと思っての事で―


























でも撃ち込めばすむんじゃないかい?




それは非情な撃鉄を起こす一発(ひと言)だった。彼のように円卓で座する一同は、冷ややかな眼、困惑、突然の事に凍りつくなど、立ち合い直前のような一瞬で生死が決するみたいな静止の時間がすぎる。当然何万、何億という一般の人々が被害を受けるだろうと誰もが思う中で、この発言をした当人もそれは尤もだと共感するが―




それだけじゃないか




いとも容易く引き金に指をかける行為で鉄の塊のように冷たい言葉だった。その直後。実際に彼が愛用する武器でもって、同席する否定者と交戦し、彼の言葉が真実であるかのように実践してみせた。被害者の出る最中、組織が捕獲していたはずのUMA・バーンとおぼしき巨躯の魔人が乱入。さきほどの実戦で致命傷を負った男は、意にも返さない様子で円卓に立ち―




円卓は アンダー(俺)がいただく



と告げた。一人称が「ボク」から「」に変わり、そして次弾を装填し放たれた言弾(セリフ)が…





































神を殺すのは 俺だ



組織(ユニオン)でNo.3の否定者ビリーは宣戦布告するのだった…。



考察・余談

なぜ気さくなガンマン・ビリーが、このような一撃を放つに至ったのか…。当然ネット上でも様々な憶測・考察が乱発(羅列)されている。


作中の世界観否定者という存在も合わせてどうして凶弾の引き金を引いたのか考察してみると―




1発目・・・本心からの言葉。不公平(アンフェア)ともいえる自分達の世界で、始めからこの凶弾を胸に秘めていた。


2発目・・・心変わりで放った言葉。当初は組織の意向に沿っていたが、課題(クエスト)をこなし、不協和な出来事を目の当たりしていく内に、もう目を瞑ろうとした。


3発目・・・欺いて何かを狙い撃ちスナイプ)しようとする前準備で不本意な言葉だった。


4発目・・・潜入系の能力でビリーの偽者。組織には敵対する集団がおり、その刺客の可能性。例えばビリー(本物)が襲撃を受け再起不能状態であり、偽物に成りすまされていた。


5発目・・・操作系の能力でビリーは操られている。特殊な能力を持つ器物・古代遺物(アーティファクト)などで、不覚にも洗脳されている。



6発目・・・■の可能性。上記のどれにも当たらない予測不能の跳弾みたいな事。



果たしてビリーの銃口が次にドコを狙い定めるのか…。



作者・戸塚慶文は幼い頃から『週刊少年ジャンプ』を愛読しており、連載ではジャンプの掲載戦略を考慮し「おいしい部分を早く見せる」と決めているとのこと。否定者の事については「自分の能力を認めて活かそう」「つらい境遇の人も、みんな肯定したい」という思いで‏描いているという。≪2020年9月のインタビュー『アンデッドアンラック』戸塚慶文「つらい境遇の人も、みんな肯定したいという思いで描いています」 - ダ・ヴィンチニュースより≫


実際、この宣言がされたのはまだ第31話【No.031 Revolution】であり、読者の心臓(ドキドキワクワク)が持たんのではないかと思うぐらいの展開(フルスロットル)が描かれている。先生、もう少し出し惜しみしないでもいいんじゃないかと思ってしまうぐらいに…。



そしてこのどんでん返しに眼鏡をかけていた死神の隊長を思い浮かべた人は多いだろう。


関連タグ

アンデッドアンラック アンデラ 組織(ユニオン)

世界(アンデラ) UMA 否定者

UNDER(否定者狩り)



私が天に立つ・・・この衝撃展開と似た状況・構図の出来事。しかし内容は真逆のような意味合いで、殺すのではなく「私」が神と同等の存在になるといったもの。


何も見たくねえ…・・・今までユーモラスな人柄を見せていた彼に、複雑な心境でこのまま目を瞑りたいと思う読者の状態。

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