CV:小林修
概要
マシン帝国バラノイアが開発したマシン獣。
蒸気機関車がそのまま騎士になったかの様な重厚な姿を持ち、首にはマルチーワが右の太腿に着けているのと同じ装飾の首輪が付いている。
リボンの付いた槍と歯車を思わせる形状の盾で武装しており、頭部から光弾を発射するが知能は低く、唸り声のみを発するだけで言葉は話せない。また、武骨な外見からは想像出来ないが犬に変身する事が出来る。
劇中ではアイと言う美女に化けたマルチーワがオーレンジャーの男性メンバーを篭絡し、オーレンジャーロボの様な戦力を「大切な物」として貢がせる作戦に、マルチーズに化けて付き従った。
活躍
上記の通り、アイと言う美女に人間に変身したマルチーワの愛犬のマルチーズに化けて彼女の作戦に従事。アイに化けたマルチーワはオーレンジャーの男性メンバーを誘惑し、彼等の大切な物を貢がせようと目論んだ。
この作戦の意図はオーレンジャーロボやオーブロッカーと言った戦力を奪うのが目的であったのだが、彼女の意に反して男性メンバーが持って来たのは全く見当違いな物ばかり。以下がその一覧である。
作戦が失敗に終わるや、アイはマルチーワとしての正体を現す。バラガードも犬から元のマシン獣の姿に戻り、カイザーブルドントと共に実力行使で奪うべくオーレンジャーに襲い掛かる。
持ち前の戦闘力に加えて新皇帝夫妻の助力も有ってオーレンジャーを圧倒し、変身解除にまで追い遣る。其処へ現れたガンマジンに桃は「戦士を紹介してほしいの。とても強くて頼り甲斐があり、カイザーブルドントとマルチーワのコンビに負けない、私と共に戦ってくれる戦士よ!」と頼むと、ガンマジンは事も有ろうに自ら名乗りを上げる始末。
ともあれ、急遽誕生したオーピンクとガンマジンの即席コンビにより、バラガードはカイザーブルドントとマルチーワは一時は押される物の、直ぐにバラガードが両者の隙を突いて攻撃。
マルチーワは再びアイの姿になって男性メンバーを催眠術で篭絡し、樹里を殺させようとする。ピンクがガンマジンに助けを求めても「拙者の務めは桃殿を守る事でござる」と言って聞こうとせず、そのまま樹里とピンクは操られた吾郎達の手で絶体絶命のピンチに陥ってしまう。
ピンクを助けに向かおうとするガンマジンも、バラガードがカイザーブルドントと共に吹き飛ばした為、完全に万事休すかと思われた。
すると其処へ三浦参謀長が登場し、アイの化けの皮を剥がそうとする。そんな彼に対し、逆に催眠術で篭絡しようとするマルチーワだったがまるで効かない。
「私程の古狸になると、どんな美しい女にも心を奪われる事は無い!」
斯くして三浦参謀長によってマルチーワの正体が吾郎達に露見すると同時に3人の催眠は解け、マルチーワも彼に一蹴される。そしてその場にガンマジンも復帰し、桃との約束を果たさんと立ち向かって行く。カイザーブルドントとマルチーワの反撃を喰らい、ラブラブペアアタックで止めを刺されそうになるガンマジンだったが、変身したオーレンジャーの超力バリアで守られる。
そして5人の超力ダイナマイトタックルを受け、バラガードは倒された。
直後にアチャが放ったコチャにより、巨大化エネルギーを注入されて巨大化。巨大戦ではオーブロッカーやガンマジンと交戦し、槍と盾を破壊されて追い詰められた挙句、ダイナマイトタックルとマジン一刀流奥義六の太刀を喰らい爆散。
止めの一撃をガンマジンが担う事で、彼は桃との契約を満了するのだった。
余談
モチーフは蒸気機関車。
声を演じた小林氏は今作がスーパー戦隊シリーズ初出演となった。特撮自体は『兄弟拳バイクロッサー』のナレーションでデビュー済みの為、10年振りの参加である。
翌年の『激走戦隊カーレンジャー』では、暴走皇帝エグゾスと言うラスボスの声を演じる事となる。
関連タグ
スチームパンクス:劇場版で登場した蒸気機関車繋がりのマシン獣。
機関車仮面:蒸気機関車繋がりの偉大なる先輩。