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理不尽暴力ヒロインの編集履歴

2020-11-22 02:19:59 バージョン

理不尽暴力ヒロイン

りふじんぼうりょくひろいん

理不尽暴力ヒロインは、ライトノベルや漫画などに存在することがあるヒロインの属性の一つ。

概要

このキャラクターは、複数の属性から成り立っており、簡単な説明は難しい。

主にヒロインが「他者、とりわけ主人公に対し特に理由なく、または他人に理解しがたい理由により暴力を振るうキャラクター」として扱われるものを指し、ツンデレヤンデレの中の一類型としても見なされている。


ただし、この呼び名はキャラヘイトと扱われる可能性もあるため、気軽に用いない方がいい。

故に本記事では、具体例なキャラクターや描写は記載しないものとする。


歴史的な考察

主人公等に暴力を振るう」という属性を持つキャラクターは今に始まったことではなく、昔から存在はするものである。

無論、ヒロインに位置付けられるキャラにおいても多数存在し、そうではない「女性のお邪魔虫キャラ」等も含めると更に多い。


この「主人公その他に対し暴力を振るうヒロイン」に関しては、通常、対象が何らかの悪行を行ったことへの制裁、あるいは他者や自分を守るための咄嗟の防衛行動、というパターンが多かったとされる。

例を挙げるとすると「スケベな主人公がヒロインにセクハラをするor浮気をする→鉄拳制裁」であったりする。昔のドリフのような「理不尽に酷い目に遭うことでウケをとるポジション」といった感じのものもある)


しかしながら、近年のアニメライトノベルにおいては、特に理由もなく、あるいは理解に苦しむ理由から暴力を振るう女性キャラも多数登場するようになった。


例えば、「主人公が他の女性と仲良くしていたのが気に入らなかったから」や「ただの照れ隠しのつもり」等々。酷いものになると「無理やり自分の都合につき合わせた相手の無知ゆえの行動を、さも非常識のように糾弾した挙句恩を仇で返す」なんてヒロインもいる。


一応フォローしておくと、そういうキャラも大抵は主人公に対し好意を持っていることははっきりしており、行動の根本にあるものが好意であることには変わりない。

ただ、本人の難のある性格ゆえ、「やきもち」や「照れ隠し」などでは済まないレベルまでエスカレートしてしまっているというわけである。


特にハーレム系と呼ばれる「ヒロインが多数登場する形式」においては、多少性格が変わったヒロインでないとキャラクターが立たない等が挙げられる。

最も人によっては、腹黒いあるいは傲慢で陰湿な性格よりはマシと思う人もいるのかもしれない。


このように「暴力を振るう」属性を持つヒロイン像だったが、現在ではその在り方も多少変化傾向にある。

理由としては、

  • 上記で述べた短気で理不尽でワガママな性格が、可愛いというだけでは許されず嫌われる様になってきた為
  • 主人公の方もスケベでトラブルメーカーな人物が減り、そうした横暴を受ける程ではない優等生が増えてきた為

という時代及び価値観の変化に伴うもので、ツンデレであってもワガママでは無かったりと、所謂「地に足のついた」キャラとして描かれるケースも増えてきている。


実際に創作で扱う場合

この種のヒロインは、暴力衝動という難のある性格以外に、視聴者や読者から見ても自然に認識できる長所、あるいは暴力行為に至るまでの納得し得る設定をしっかり作り込まない限り、単なる性格破綻者にしか見えなくなる。

「暴力を振るう」という部分だけですでに好き嫌いが分かれる以上、創作でこの種のヒロインを登場させる場合は注意が必要となる。


その他、主人公がヒロインの暴力をしっかり咎めない、もしくは理不尽に思っても最終的には受け容れてしまう、と言った場合も叩かれる要因になり得る。

そうした意味においても非常に扱いが難しい属性と言えるだろう。


この手の理不尽暴力ヒロインに対するアンチテーゼ及びヘイト創作というヤツなのか、小説家になろうカクヨム等の小説投稿サイトでは、『理不尽暴力ヒロインによる度重なる横暴に愛想が尽きてしまった(堪忍袋の緒が切れてしまった)主人公が完全に縁を切り、別のヒロインと出会って親密な関係になる』といった作品が一時期は流行っていた。


参照

ニコニコ大百科同項目


アニヲタWiki(仮)暴力キャラ


ちょ、やりすぎ!理不尽すぎるアニメの暴力女子キャラランキング

https://ranking.goo.ne.jp/column/4414/ranking/50403/


関連項目

暴力 ヒロイン 理不尽 DV


高橋留美子:彼女の作品には伝統的に、主人公に激しい制裁を加えるヒロインが多い。日本のラブコメ漫画を代表する作家の一人でもあるため、ある意味でこの手の属性の走りとなったのかもしれない。


カズマ(このすば):男女平等主義者を自称し、上記のような暴力行為があった際には全力で反撃すると公言している。


ジャイアン:性別は異なるが「照れ隠しのつもりでついつい暴力を振るう(アニメ版での後付け設定)」典型的なキャラとしてわかりやすい。

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