「なんばすット!ゲームセット!」
CV:伊丸岡篤
データ
作製者:害気大臣キタネイダス
身長:217cm(産業革命時:54.3m)
体重:268kg(産業革命時:670t)
概要
キタネイダスが「ヒーター」をモデルとして製作した害気目蛮機獣。
頭部が丸ごと巨大なヒーターと言う外見をしており、口癖は「ヒートット」、或いは「~トット」。間違っても10年前の戦闘員ではない。
モデル通り熱を司る能力を持ち、顔面の電熱器で発生させた超高熱を頭部の巨大な送風機の力で増幅し、放射する事が出来る。
過熱によるパワーは自在に調整可能で、超高温ネップービームと武器の灼熱コイル等を全開にすれば、一瞬にして周囲の気温を50度以上に上昇させられる他、スーパーハイウェイバスターすら跳ね返してしまう程の威力のヒートウイニングショットを繰り出せる。他にも焼き鳥を焼いたり、パーマを当てる事も出来たりと、その用途は幅広い。但し、冷気には弱い。
劇中ではホロンデルタール探しに躍起になっているヨゴシュタインを他所に、地道な作戦でヒューマンワールドの地球温暖化を促進すべく派遣された。
活躍
キタネイダスに生み出されて街へ派遣されると、「秋になっても真夏日作戦」と言う地道且つ地味な作戦を目論み、都市部の気温を上昇させようと隠密行動に徹する。
だが、昨今の温暖化に慣れた人間達相手では大した効果を得る事が出来ず、思い切ってガスタンクを爆破しようとするもゴーオンジャーに阻止された為にそのまま交戦。スーパーハイウェイバスターをヒートウイニングショットで押し返す善戦ぶりを見せ付けるが、ゴーオンウィングスが「熱風には冷風」とばかりに放ったフリージングダガーを喰らい敗北。
直後にビックリウムエナジーによって産業革命を起こして巨大化すると、再びガスタンクを爆破する為に動き出す。立ちはだかるエンジンオーG9をネップービーム等で圧倒するも、キシャモスのアイスエイジエクスプレスに怯んだ所へ、最期はキョウレツオーのキョウレツエクスプレスを止めに喰らい上記の断末魔と共に爆散した。
余談
モチーフである「ヒーター」は、金属に電流を通して高熱を発生させる道具である。
声を演じた伊丸岡氏は今作がスーパー戦隊シリーズ、延いては特撮初出演となった。2年後の『天装戦隊ゴセイジャー』では獏のエルムガイ夢の声を担当する事になる。
上述の通り善戦したりガスタンクの爆破に作戦を切り替える知性もあるのだが話の内容が
「人間の醜悪さの徹底的な描写」と言えるものであり結果として目立たなかった不遇な蛮機獣である。
関連タグ
ヨゴシマクリタイン:本編のラスボス。同じく被害者
スカイフィッシュのザイ粉、ノボリゾン:やたら手間のかかる環境破壊工作を行った戦隊怪人の後輩たち。