上映作品
番号 | 作品名 | 公開年 | 同時上映作品 |
---|---|---|---|
1 | ドラミちゃん ミニドラSOS!!! | 1989年 | ドラえもん のび太の日本誕生 |
2 | ドラミちゃん アララ少年山賊団! | 1991年 | ドラえもん のび太のドラビアンナイト |
3 | ドラミちゃん ハロー恐竜キッズ!! | 1993年 | ドラえもん のび太とブリキの迷宮 |
4 | ドラミちゃん 青いストローハット | 1994年 | ドラえもん のび太と夢幻三剣士 |
主題歌
- 「ハロー!ドラミちゃん」(3作目まで)
- 「友達なのに」(4作目のみ)
漫画『ドラミちゃん』
1974年版(小学館ブック版)
1974年に『小学生ブック』にて連載された、ドラミが主人公のスピンオフ作品。著者は藤子・F・不二雄(当時は藤子不二雄名義)。
ドラミがのび太の親戚であるのび太郎の家に居候し、彼と共に騒動を巻き起こす物語。
しずかポジションはみよ、ジャイアンポジションはカバ田、スネ夫ポジションはズル木、玉子ポジションは野比のぶ子、出木杉ポジションは戸手茂できるとして描かれている。
本作ではドラミがヒロインとしての側面も持っている為、みよの出番は少なく、のび太郎との交流ものび太としずかのような感じにはなっていない。
後にキャラクターが入れ替えられ『ドラえもん』本編に組み入れられた。
ただしドラミだけはドラえもんに入れ替えられることはなく、そのまま彼女がドラえもんに代わり作中で主人公として活躍している。
その結果、副主人公であるのび太だけが『ドラえもん』全話に登場している状態になっており、ドラえもんは『ドラえもん』本編の主人公でありながら一切登場しない話が存在するという不憫な状態になっている(ただしアニメ版『ドラえもん』では、主人公が全く登場しないのはまずいと判断された為か、オリジナルの展開でドラえもんが登場するようアレンジされている)。
『藤子・F・不二雄大全集』では、本編に組み入れられる前のもの(修正前の『ドラミちゃん』)が、本編に組み入れられたもの(修正後『ドラえもん』作品)と共に併録された。修正前作品の収録は大全集20巻。
修正前後のキャラクター達に関しては、基本的に顔だけを変えて対応しており、みよは髪の色の変更とおさげを付けただけで良かったが、カバ田は顔だけ変えた為にジャイアンよりも小柄な体系な上、「ネッシーがくる」では自宅が普通の家のままだったことから「のび太がズル木の家とジャイアンの家を間違えたことによる結末」に矛盾が生じることにもなった。
ズル木は体系の問題から、スネ夫に変更されることなく、ズル木のままで登場し、できるも出木杉に変更されることなく登場した。
1990年版(ぴょんぴょん版)
1990年から1991年にかけて『ぴょんぴょん』に連載された作品。作画者はいそほゆうすけ(藤子スタジオ所属)。原作者名義は藤子・F・不二雄。
ドラえもんがのび太の歴史を変えた事で、ジャイ子の将来が不幸に傾く可能性が出てきたことから、その是正の為にドラミが彼女の元に行く物語。
作者のいそほゆうすけは、2001年に小学館のビッグコロタンにて『決定版 ドラえもん大辞典』を手掛けている。