データ
身長 | 10m~50m |
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体重 | 1万トン~5万トン |
概要
「ザ・ファースト」と名乗る通り、オーブオリジンよりも前の形態であり、「ウルトラマンオーブ最初期の姿」。
TV放送の前日譚である、Amazonプライムビデオ『ウルトラマンオーブTHE ORIGIN SAGA』に登場する。
ガイがオーブカリバーのみを使って変身する(動作もホイールを回さずにただ掲げるだけというシンプルなもの。また変身メロディや前口上はない)。
ただし、オーブオリジンのようにオーブカリバーを武器として使う事はない。
オーブオリジンの黒色部分のほとんどを赤色にしたようなカラーリングであり、元々簡素であった姿がさらにシンプルになった印象を与えている。
その姿はオーソドックスなシルバー族の見た目に近い。
基本的なスペック・能力は素のオーブオリジンとほぼ同じで申し分ないものの、ガイ自身が初めてウルトラマンとして戦うこともあり、TV本編と比べるとあまり戦い方は洗練されておらず構えもきちんととっていない。
このため、当時の相棒であるジャグラーの助言がないと窮地に陥る事も多い。ストーリー全体を見ても(ガイが未熟だったとはいえ)あまり目立った活躍をする事はなく客演した先輩ウルトラ戦士達の活躍に隠れがちで、この点を批判する視聴者もいる。
第1話の初戦闘では身長が10m級のベゼルブと大差ない大きさだったが、第2話のクグツベムスターとの戦いにて(ジャグラーの助言で)気合で50mに巨大化できるようになった。
戦いを重ねるにつれてジャグラーも驚くほどの早さで力を付けていき、作中における全ての戦いが終わった(ファーストミッション終了)後、ガイが再びO-50を訪れると、新たなミッションを示されると同時にオーブオリジンの姿へ変化した。しかしこの時点では、まだオーブカリバーを武器として使うことは出来ず、ガイは宇宙を巡り4つのエレメントをオーブカリバーに集めるミッションを遂行することになる。
必殺技・能力
オリジウム光線など一部の技はオーブオリジンも使用しているが、これ以外の技もオーブオリジンで使えるかどうかは不明。
- オリジウム光線
オーブカリバーを武器として使わない関係で、こちらがメインの必殺技となる。
初変身時のベゼルブ戦では撃ち方に腰が入っていなかったため、あらぬ方向へ放ってしまい、何とか命中させても腕の爪を折る程度しかないほど威力不足であった(このため、再戦時はすれ違いざまに至近距離で発射し撃破に成功した)。
また、序盤では攻め手に困るとすぐ発射していたため一度の変身で3発ほど乱射する事も多く、クグツベムスターとの初戦で無計画に連射してエネルギー切れになり敗北につながってしまった事もある。
しかしその威力はガイの成長に合わせて伸びているようで、後に小型のベゼルブなら一射でまとめて薙ぎ払えるほどになった。また、発射中に両腕を広げる事で光線を拡散させるという芸当も披露している。
- オーブストライク
全身に光を纏って敵を貫く技。
第3話でクグツベムスターを倒した。
- オーブスライサーアタック
半月状の光輪を発射し、それを蹴りこむことで威力を上げて敵を切断する技。その威力は巨大な小惑星をも両断できるほど。
- オーブブーメラン
半月状の光線を発射する技。一度に複数発射することが出来る。
- オーブスピンアタッカー
体を回転させながら両腕から針状の光線を発射する技。周囲を囲むベゼルブをまとめて撃破できる攻撃範囲を持つ。
赤色の光輪を敵に投げつける技。
オーブオリジンのオリジウムソーサーと同一の技かは不明。
S.H.Figuartsのパッケージに記載されていたのでこちらでも取り扱うことにする。
- インパクトウェーブ
怪獣のような巨大な対象も吹っ飛ばす衝撃波。
劇中未使用で、「完全超全集」にて紹介された。
- オーブファイヤーキック
足に火炎を纏った蹴りを放つ。
劇中未使用で、「完全超全集」にて紹介された。
他にも敵の攻撃から自身を守る円形状、対象を包囲する球状など用途や形状の異なるバリアーを持っている。
余談
検討案では赤の部分が金色になっているものもあった。
関連タグ
ウルトラマンガイア - 同じく最初期が赤く、後に黒が入った先輩ウルトラマン。実際に共闘している。
ウルトラマンティガ ウルトラマン・ザ・ネクスト ウルトラマンゼロ - 何らかの要因で充分な巨大化ができなかった事がある先輩ウルトラマン。
グローイングフォーム スカルクリスタル - 戦士としての心構えが足りない時の姿という類似点がある。