Cタイプ
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しーたいぷ
初代ウルトラマンのスーツの一つ。
第30話『まぼろしの雪山』から最終回まで使われたスーツ。ウルトラマンと言ったらこの顔を想像する人も多いかもしれない。
それまでBタイプと比べるとやや丸みを帯びたデザインであり、口が大きく広がっているのが特徴。口角もわずかに上がっており、何処か優しく微笑んでいるような表情になった。そのほか、眼の取り付け位置や耳の形、角度もすべて異なっている。
またAタイプとBタイプはマスクとスーツの境目付近が銀色に塗装されているが、このCタイプのみ塗装されていない。
このマスク原型は、最終回に登場したゾフィーや『帰ってきたウルトラマン』のウルトラマンジャックにも使われ、初代ウルトラマンタイプのウルトラ戦士の標準的な顔となっていった。また『ウルトラマン』の放送終了後には、作中でウルトラマンのスーツアクターを担当した古谷敏氏にも、同じ型から抜かれた新造のCタイプマスクが贈られている。
マスク以外では、胸元がこれまでより筋肉質になっているのも特徴。
後の作品に客演する際も基本はこのCタイプを踏襲した造形のスーツが用いられる事が多いが、稀にBタイプやAタイプのような造形のスーツが用いられる事もある。
また、三タイプとも当時のスーツ本体は現存していないが、Cタイプは当時のマスクのみ現存している(Aタイプは劣化により廃棄、Bタイプは盗難されたまま行方知れず)。
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