剣創人
つるぎそうど
おーい だいじょうぶかーい
人物
ポケットモンスター☆SPECIAL第15章、ソード・シールド編における主人公の一人。
名前の読みは「つるぎ・そうど」。愛称は「そーちゃん」。
名前の由来は言わずもがな「剣」と「ソード」であろう。
ポケスペでは初の苗字・名前ともに漢字のキャラクター(もちろん主人公としても初)である。
※6章で登場したガイルの当て字は「鎧流」だが、フルネームはガイル・ハイダウトであるため除外。
背番号は「808」
性格
歴代主人公の中では、目付きもあってダイヤに負けず劣らずのんびりとした印象を覚える少年。
盾・シルドミリアとはお互いを「そーちゃん」、「しーちゃん」の愛称で呼び合う。
せっかちで落ち着きのないシルドミリアと比較すると基本的にはおとなしいが、後述の身具の手入れの時は人が変わる。
バトルスタイルは歴代主人公と比べても非常に冷静。ピンチな状況においても慌てず騒がず、戦況を見極めて的確な指示を出していく。
頭の回転もかなり速いようで、ワイルドエリアでエール団の妨害にあった時は近くの巣穴に飛び込んでマックスレイドバトルに強引につき合わせた上、目当てのポケモンを捕獲しつつエール団のポケモンを疲弊させ妨害を阻止する頭脳プレイを見せた。
※原作ゲームと違い、レイドバトルが終わってもポケモンは自動回復しない為。
その他ガラル鉱山の通り道を大岩が塞いでいる状況で、他のジムチャレンジャーが力技で岩を砕こうとするのに対し一人だけエスパー技で岩を壊さず脇にどかし、先に進まないで後から岩を砕いて中の「ねがいぼし」を独り占めしようと不審な行動をとるビートに早々から感づいているなど、温和な見た目に反して非常に観察力が鋭い。
身具職人(しんぐマイスター)
彼の職業(?)。身具とは一部のポケモンたちが持つ得物のことであり、カラカラ系の骨やミジュマル系のホタチやアシガタナなど彼らにとって身体の一部とも言える大切なものである。
それらは日常生活や戦闘で活用される必需品であるが、そうすると当然痛んだり欠けたりするのは避けられない。それらを常に最大限活かせるよう、手入れするのが創人の役割である。
この手入れ中は非常に集中しており、帽子に前髪をしまったり目付きが鋭くなったりと普段の落ち着いた印象からガラリと変わる。更にこの状態の彼に不用意に近づくと手入れ中の身具を向けられたりするため危険である。シルドミリアは慣れているのかお構いなしに近づいていくが。
尚、「身具」とは作中でも言われているように創人の造語であり、ポケモン公式ではそのような呼び方は一切されていない点に注意。
来歴
実は有名な刀鍛冶の子孫として産まれており、その時聞かされた「くちたけん」と「くちたたて」に興味を持って一目見るため、物語開始1年前にまどろみの森を訪れる。
シルドミリアともこの時に知り合い、森に落ちた「ねがいぼし」を欲する彼女と共に森へ立ち入る。
森の奥地でねがいぼしを手に入れ目当ての「けん」と「たて」も見つけるも、霧に包まれた上に二匹の大型ポケモンに進退を阻まれる。
攻撃がすり抜けることから実体がないことに気づき、「剣と盾は盗らない、あくまで見せてほしいだけだ」と説得することで虚像を消すことに成功。
しかしシルドミリアが不用意に近づきすぎたせいか突如強い光と衝撃に包まれ、目を覚ました時には剣と盾だけでなくシルドミリアの手持ちたちも消えてしまっていた。
大泣きする彼女を宥めつつマグノリア博士の元へ行き、「しーちゃんの手持ちがいなくなったのは自分の責任でもある」ということから知名度を上げていなくなったポケモンの情報を集めるため、ポケモンリーグに挑むことになる。
因みにそれまではバトルに関して全くの無関心だったようである。
そのためかジムでの試合後も自分の番が終わってからは、他の挑戦者の応援や、他人の戦法を学ぶより身具の手入れを優先している等、敢えて悪く言うと他者との関りにもあまり関心を持っていないようである。
現に上記のビートの件以外では自分から積極的に他者と関わろうとする素振りを見せることはあまりない。
所有ポケモン
当初はニックネームを付けていなかったが、後に「(身具)~ン」という名前を付けるようになった。
従来の幼馴染ポケモンに位置する。崖から転落したマナブを軽やかに受け止めた。
本編開始前はカモネギだったがそれまでに腕を磨いて進化したようである。
創人も信頼を置いているのかよく繰り出される他、マナブに貸し出されたこともある。
身具はネギ槍と盾。
御三家枠。初登場時は創人によるネギ槍の手入れをヒバニーと共に眺めていた。
上記のランスンがかなり強いので出番は少なめ。
身具はスティック。
妨害に現れたエール団を巣穴に誘導するためにトレーナーに向かってスティックを振り回したこともある。
エール団「トレーナーにダイレクトアタックするな~!!」
※因みにトレーナーへのダイレクトアタックが多いことで有名な本作だが、実際にこの言葉が劇中で使われたのはこれが初めてである。
バウスタジアム戦を想定したマナブとの特訓でバチンキーに進化。
- テッコツン(ドテッコツ)
ワイルドエリアの巣穴にいたポケモン。創人は前々から捕獲を狙っていたらしい。
巨大な鉄骨を振り回して大暴れしたが、ヒバニーたちのほのお技で熱された鉄骨を手放した隙にランスンのブレイブバードで倒され、捕獲された。
初陣となるターフスタジアムではヤローのヒメンカにインファイトで一発KOするなどスペックの高さが伺える。
身具は鉄骨。
余談だが、捕まえたのがドッコラーの場合は「カクザイン」(角材)、ローブシンの場合は「コンクリトン」(コンクリート)にでもなったのだろうか。
- グンバイン(ヤレユータン)
ナックルシティに生息していた。ソニアに軍配を踏まれ怒って暴れたが、創人が修繕したことで彼を気に入り自ら手持ちになった。