機体説明
OVA作品『新機動戦記ガンダムW EndlessWaltz』に登場した。
地球圏統一連合正規軍がOZデルマイユ派のMD開発に対抗するべく、X18999コロニーにて開発したMS。
配備前に戦争終結を迎えたことで一旦お蔵入りとなったが、「真のオペレーションメテオ」の実現を目論むバートン財団が同コロニーを接収し、私設軍隊マリーメイア軍の主力機として大量生産した。
名前の由来は13番目の黄道星座と呼ばれる事もあるへびつかい座からとされるが、厳密にはうみへび座からと思われる。なぜその様な変則的な事になったのかと言うと外伝のこのMSにアスクレピウス=アスクレプオスを先に採用されてしまった為だと思われる。
コンセプト上はリーオーの後継機に当り、宇宙、地上を問わない高い汎用性を持つ。
その端緒として、共通規格を持つ数種類のバックパックを任務に応じて換装可能。
また、高推力のサブスラスターを機体各所に設置しており、鈍重な外見に似合わぬ機動性を発揮する。
リーオーを「アフターコロニーにおけるザク」と例えるなら、火力や鈍重さ、見た目以上の機動力を持つサーペントは、「アフターコロニーにおけるドム」と例える事の出来るモビルスーツといえよう。
ガンダムを含む多くのMSの火器の威力が増していたため、装甲に新素材であるネオ・チタニュウム合金を採用し、ガンダムに迫る防御力を獲得している。
固定武装として、8連装ミサイルランチャーを両肩に内蔵。
携行火器の種類も豊富で、バズーカ、ビームガン、マシンガンに加え、バートン財団が新たに用意したビームキャノン、ダブルガトリングガンなど多彩な装備を持つ。
マリーメイア軍に潜入していたトロワ・バートンが搭乗したときには、戦い方とガトリングの構え方からデュオ・マックスウェルにトロワがのっていることを見抜かれた。
これについて、小説版ではホワイトファングが接収し、ヒイロとトロワの戦闘データを元にモビルドールとしたヴァイエイトとメリクリウスと戦った時の事を思い出し、アニメではトロワがヘビーアームズで度々やる右腕を後ろに曲げてガトリングを前につきだす撃ち方からトロワがのっているも見抜いた。
機体データ
型式番号 MMS-01
全高 17.2m
重量 8.1t
出力 2,998kW
推力 72,030kg
装甲材質 ネオ・チタニュウム合金
武装 肩部8連装ミサイルランチャー×2
ダブルガトリングガン×2
ビームキャノン×1
バズーカ
(Wikipedia「アフターコロニーの機動兵器」から転載 )
立体物
- 1/144シリーズとHG1/100で「サーペントカスタム」としてラインナップ。ガンダムWのプラモシリーズでは量産型MSが販売されたのは本機が初。 どちらも造形美を誇り、前者はダブルガトリングガンが一丁、ビームカノンが付属。
後者は、主武装であるダブルガトリングガンが二丁、ビームカノンが一丁、ショルダーミサイルランチャーは開閉ギミックで再現、ウェポンラックとバズーカ砲が付属している超豪華仕様。
90年代後半に販売された製品のため入手は難しいが、当時のバンダイの技術を結集させた逸品である。
- ガシャポンSDフルカラーでラインナップ※現在は入手困難
- SD三国伝にて徐晃の役を貰い『徐晃サーペント』として販売。
余談
プラモデルでの商品名は、リーオーやトーラス、ドートレス等と同じく『サーペントカスタム』となっている。