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概要

仮面ライダーW』劇場版AtoZ/運命のガイアメモリに登場する生物兵器にして、彼らが結成した傭兵部隊の通称。

人間の死体を人体蘇生酵素により蘇生させた「死者蘇生兵士」であり、正式名称はNECRO OVER(ネクロオーバー)。意訳すると死者を超えた者といったところか。

生前よりはるかに向上した身体能力に加え、銃弾や炎など単純な物理攻撃では死ぬことはない高い耐久力を誇る。またユートピア・ドーパントの生きる希望を奪う能力など相手が生物であることを突いた攻撃や能力にも高い耐性を持つ。

ただし元が死体の為、酵素を定期的に投与し続けないと肉体を維持することができない。逆に人体破壊酵素を投与されると肉体が崩壊を始めてしまう。

さらに、生前の記憶や人間性は時間が経つにつれて失われていき、残虐性が強くなっていってしまうという副作用もある。

また仮面ライダーのマキシマムドライブを食らうと通常の生きた生身の人間とは異なり、肉体が維持できなくなり、崩壊をはじめやがて塵に還る。(これはマキシマムドライブは変身した相手を強制的に元の状態に戻す技であるため、彼らの場合は死体に戻されるという事なのかもしれない)

大道克己によって選ばれNEVERとなった克己本人も含む5人は傭兵部隊として活動しており、その不死性と圧倒的な戦闘力を武器に世界各地で雇われるがままに暴れ回り、様々なテロ行為や破壊活動を行い任務達成率100%の部隊として裏世界で恐れられていた。

これは実戦での調整と自分たちの計画の為の資金調達を兼ねていた。

Vシネマ『仮面ライダーエターナル』ではかつて財団Xの投資先としてガイアメモリと競合していたが、あちらの能力の多様性から敗北し投資を打ち切られたことが語られた。

備考

5人の苗字の頭文字を並べると「ダイハード」(英語で「なかなか死なない」)になる。

関連雑誌によると、『運命のガイアメモリ』のストーリー自体が「アマチュアが戦いのプロ相手に奮闘する」という映画の『ダイ・ハード』に近いものであったため、モチーフとして採用したとのこと。