エジプト神話
えじぷとしんわ
キリスト教とイスラム教が広まる以前にエジプト(古代エジプト)の人々によって信仰されてきた神々の体系、宗教を指す。3000年以上の歴史がある
概要
エジプトが古代エジプトと呼ばれていた時代区分のころに崇められていた神々の話のこと。
もっとも、エジプトの神々の話のほとんどはピラミッド・テキストやコフィン・テキスト、死者の書などの葬送儀礼用の碑文や文書にしか表されていなかったりするため、他所の神話に比べると時代や文献によって内容が異なることが多い。
そもそも創世や人類創造の時点でヘリオポリス・ヘルモポリス・メンフィス・エレファンティネ等の都市で異なった神話を見せている。
古代エジプト人の信仰は約3000年もの長きにわたり、またその間に何度も変容を繰り返してきたので一つの記事(それどころか、ある本をまるごと一冊)使っても概要以上を示すことはできない。そのため、ヘリオポリスで信仰されていたヘリオポリス神話をもとにして語られることが多い。
有名な【イシスとオシリス】の話は、エジプトの神官の話を聞いたギリシャ人が著したものである。