概要
ギリシャ語読みでは「トゥエリス」という。名前は「偉大なるもの」「偉大なる彼女」を意味する。 直立歩行するカバの姿をした女神。
詳細はカバの項目に譲るが、この動物は獰猛で、古代エジプト人から恐れられた。
しかしカバの恐るべき側面は雄カバの物とされ、ファラオは混沌を象徴する雄カバを狩る事で、秩序(統治)を司る自身の立場を社会に示した。
一方雌カバは雄カバとは逆に災いを避ける守り神とされ、お守りになった。
川の神であると同時に女性、妊婦、出産、乳幼児の守護神とされ、
庶民の信仰の篤い女神であった。
古代エジプトの宇宙観において、現在のりゅう座のあたりに彼女の星座が存在した。