概要
ラビリスタはCygamesのスマートフォンRPG『プリンセスコネクト!Re:Dive』のキャラクター。
無印版の模索路晶にあたる。
プロフィール
人物
秘密結社【ラビリンス】のギルドマスター。
赤色を好んでおり、見た目も真っ赤の髪にポニーテール、ブーツにマントと、赤を基調とした派手な衣装である。
【ラビリンス】とは、プリコネRの世界に存在する『世界の謎』を調査しているギルドなのだが、表向きにはランドソルの街中でクレープ屋として活動している。しかもそのクレープ屋としての業務も、同じギルドメンバーのシズルやリノに任せていることが多い。秘密結社のマスターという立場なため、表立った活動はあまり見せない謎多き人物である。
また、『七冠(セブンクラウンズ)』と呼ばれる世界の支配者の一人でもある。
二つ名は『迷宮女王(クイーンラビリンス)』。
前作プリンセスコネクト!にて、主人公に『プリンセスナイト』の力を与え一連の物語へと巻き込んだ模索路晶(もさくじ あきら)と同一人物である。
容姿はリアルとほとんど変わりがないが目の色だけが赤から青に変更されている。
(模索路晶としての姿)
固有能力は『オブジェクトの変更』。
地形や建物といった「オブジェクト」を意のままに操作することが可能という権能を持つ。
地面を消失させて落とし穴を作ったり、地形を変化させて陣営を分断させるといった芸当はもちろんのこと、戦闘の際はオブジェクトをモンスターの手に変形させての攻撃、果てには空に浮かぶ星を隕石に変えて落とすということまで出来る。また、【ラビリンス】の活動拠点の基地もオブジェクト変更によって作り出している。
対象となるオブジェクトの判定は非常に緩く、様々なことに応用が効く非常に強力な能力である。
Re:Diveでは当初主人公とは別行動を取っており、メインストーリー第1部における重要人物であるノウェムことムイミに目をつけ、シズルとリノにムイミの確保を依頼していた。
その後のメインストーリーにおける活躍はネタバレ防止のため後述。
前作に登場してるキャラかつ今作でギルドに所属してるキャラの中で、長らく唯一プレイアブル化されてないキャラクターであったが、「2.5周年直前生放送!」にて2020年8月31日に開催される「プリンセスフェス」ガチャの限定キャラクターとして遂にプレイアブル化されることが発表された。
サービス開始当初から存在するラビリンスのギルドストーリーでは、リノから「凄腕の剣士にして大魔法使い」であると語られている。実際に通常の立ち絵の右手には剣を所持し、左手には魔法陣のようなものを映し出しているため、物理キャラか魔法キャラかの予想も分かれていた。
そして、プレイアブル化される際は物理攻撃キャラとして実装されることが明かされた。
【ラビリンス】の表向きの姿としてクレープ屋を経営してるため、クレープに対するこだわりが強い。
彼女の店で作られるクレープを口にしたものは、揃って「普通においしい」とコメントをする。
一見すると微妙な評価だが、何でもそつなくこなせてしまうラビリスタにとって、この「普通」の評価こそが彼女の目指している境地である。
その「普通」っぷりたるや、大体のことを「ヤバいですね☆」と評価するペコリーヌをして「普通ですね☆」という感想を引き出すほど。
ラビリンスのギルドストーリーでは、戦闘用の衣装でクレープ屋として出張っていたため威圧感がすごくて客が近寄らず、屋台に閑古鳥が鳴いてることを悔しがっていたが、後のメインストーリー第2部の日常シーン(第2章3話や第3章18話など)などに出演した際はちゃんと私服の状態で登場している。
TVアニメ版
「おや、可愛らしい兄妹だね。で、クレープなんにする?」
アニメ「プリンセスコネクト!Re:Dive」にも登場。
ランドソルの街中にてクレープ屋の屋台を開いており、第1話ではユウキとコッコロにクレープを提供した。
この時点では秘密結社【ラビリンス】のマスターという立場は鳴りを潜めていたが、第11話でついにシズルやリノと共に【ラビリンス】として出演。さらに第12話でも、やはりクレープ屋の屋台の店主として登場。ユウキに対し「やあ、もう金貨かじってないかい?」と冗談混じりに訪ね彼がお金の大切さを学び成長していることを感慨深げに実感している。
そして13話、ユウキの前に姿を現し、あることを告げた。
スキル
権能解放前 | ||
---|---|---|
ユニオンバースト | オブジェクトクリエイション | 自分の物攻&物理クリ特大アップ+物理クリ時のダメージ小アップのフィールド+七冠の権能を解放 |
スキル | オプティマイズ | 味方全体の物攻大アップ+物理クリティカル中アップ |
ビルド | 敵単体に物理中ダメージ+物理防御力小ダウン | |
権能解放後 | ||
ユニオンバースト | イニシャライズ | 敵全体に物理特大ダメージ+TP-1000+権能解除 |
スキル | アクセラレーション | 味方全体の行動速度アップ(スキル1の追加効果) |
エクスポート | 物理防御デバフの量増加(スキル2の追加効果) | |
EXスキル | クイーンズドメイン | 物理攻撃力中アップ |
クイーンズドメイン+ | 物理攻撃力大アップ |
キャラステータス
【物理】
中衛で、万有を自在に創造する『迷宮女王』。
七冠としての権能を解放するユニオンバーストで自身を極大に強化し比類ない攻撃能力で仇なす者を剿滅する。
『迷宮女王』の権能を解放するユニオンバーストを駆使して敵を剿滅する物理アタッカー。
1度目のUBで自身を極大まで(物理攻撃力と物理クリティカル特大アップ)強化し、更に全体に物理クリティカル小アップするフィールドを展開し、更に「権能を解放」して背景が変化する。
UB発動後は行動パターンが変更され、スキル2とスキル1を交互に3回ずつ繰り返し、最後に「イニシャライズ」が自動発動する。イニシャライズは敵全体に物理特大ダメージを与える特性を持つが、自身のバフと物理クリ小アップのフィールドは解除され背景も元に戻る。なお権能解放中は自力のUB発動ができない。
自身の火力が飛び抜けて高いというわけではないが、スキルによるバフやデバフのサポート性能が特に強力。火力要員というよりはサポーター兼アタッカーといったポジションで運用すると使いやすいだろう。
余談
ラビリスタというネームの由来は、迷宮を意味する「ラビリンス」+「クリスタル」(結晶の英語)から来てると、メインストーリー内で本人が語っている。
また、ラビリスタの本名である「晶」の字を分解すると、Re:Diveのメインシナリオライターの日日日になるが、無印のシナリオに日日日は関わってないはずなので、これに関しては偶然の一致だと思われる。
プレイアブル化された際の戦闘用衣装は、以前から公開されていたものとはデザインが少し異なる。具体的にはボトムスがタイトなスカートからいわゆるスカパン風のものに変更され、胸元の露出が抑えられている。
主人公たち最大の支援者なのだが、常に飄々としている言動や、唯一"世界の外側"という超越者の立場で傍観できる身であった事から、その善性をイマイチ信用できていないユーザーも多かった。
だが、満を持して実装された彼女のキャラクエでその背景・胸中が語られた事で、疑心が晴れ見方が変わったという声も多い。
関連イラスト
関連項目
プリンセスコネクト!Re:Dive / ラビリンス / 七冠(プリコネ)
主人公…ラビリスタの「プリンセスナイト」。
クリスティーナ / ムイミ / ネネカ…同じくプリンセスフェスの限定キャラクター。
カタリナ・アリゼ…同社他作品における中の人繋がりかつ剣士キャラ繋がり。ラビリスタ実装当日にグラブル側でもレジェンドフェスが行われており、リミテッドカタリナがピックアップされていた。
ストーリーにおける活躍(※ネタバレ注意)
『迷宮女王』の二つ名を持つ七冠として、メインストーリーの重要なシーンにて登場することが多い。
当初はシズルやリノと協調しつつも独自の行動を取っていたが、メインストーリー第1部第5章6話にて、他の七冠たちと共に姿を現す。
そして、ユースティアナ(覇瞳皇帝)が七冠たちを皆殺しにするために大量破壊魔法を放ったため、それを防ぐために動いた結果、最悪の事態からは逃れたものの代償として昏睡状態に陥る。
しかしその実、「こちら」の世界で昏睡してる一方で「あちら」の世界こと現実世界で目覚めており、精神を義体に移し、本名である模索路晶として一時的に現実世界で活動していた。
第9章幕間にて、同じく現実世界で目覚めたコッコロに、VRゲーム『レジェンド・オブ・アストルム』や七冠、アストルムにログインした人々が現実世界で目を覚まさなくなった事件『ミネルヴァの懲役』などの説明をし、アストルムの人々を現実世界に呼び戻す役割をコッコロに託す。
その後、第12章幕間にて、アメスがペコリーヌ・コッコロ・キャルに見せたキャルの中の精神世界にラビリスタが現れる。
精神世界が崩壊していく最中、覇瞳皇帝に対抗する手段として本来主人公に直接渡すはずだった、彼が前作で『プリンセスナイト』として培った戦闘経験の記憶をキャルに預ける。この『記憶』は後の14章1話にて主人公に渡すのだが、その方法というものが…。
15章5話では、覇瞳皇帝の攻撃からペコリーヌをかばい致命傷を負い、アメスのいる世界に飛ばされてきた主人公の前に再び現れる。
致命傷となった主人公の傷を治した後、彼に「命を賭して覇瞳皇帝と戦い今の絆を守る道」と「(覇瞳皇帝は放置していてもいずれ敗れるため)今は戦乱から目を伏せ、新たな絆を紡ぎなおす道」の二つの選択肢を提示する。
この選択肢はいつものように結局1本の道につながる…と思いきや選択肢次第で意外な結末が待っているため、気になった人は両方とも見てみよう。
第2部第2章では、現実世界から再びアストルムの世界へ戻ってきたことか明かされる。
主人公とアストルム内で再会し、王都終末決戦にて覇瞳皇帝の野望を食い止めたこと、彼を殺さずにいてくれたことへの感謝の気持ちを伝え、主人公一行にプリンセスフォームについて補足した。
なお、その時そばにいたシェフィからはなぜか嫌われてしまっている。
第3章では、覇瞳皇帝を捕らえるために王宮へと近づいたゼーンの前に現れ、ある理由により覇瞳皇帝を失いたくはないラビリスタと、「願い」のために覇瞳皇帝の身柄を狙うゼーンによる戦闘の火蓋が切られた。
戦闘シーンの一部にはアニメが用意されており、ラビリスタによる『オブジェクト変更』を用いた攻撃が描かれている。
プレイアブル実装された際のキャラクターストーリーではアストルム世界に帰還する前後の動向が補完されており、ストーリーのネタバレを含むため第2部第3章をクリアまで解禁されない。時系列的には3章の前後であるため、事実上の第3章外伝と呼んで差し支えのないボリュームである。
なお、現実世界側の視点が描かれる第1話では、ラジラジこと跳躍王ラジニカーントの現実世界の容姿が初めて描かれている。
また、キャラストーリーの第4話ではなぜ前作で主人公をプリンセスナイトに選んだかも補完された。
学生時代、父の法事で帰国したラビリスタこと晶は医師を志しながらも、父を喪ったことで「人間は救うだけの価値はあるのだろうか」と人間不信を拗らせてかなりやさぐれていた。
そんな折、小学生時代の主人公に出会い、進んで人助けをする主人公に対し最初は苛立ちすら覚えていたが、自分を犠牲にしてまで人を助けようとする主人公に感化され、まだ人間も捨てたものではないと考えるようになった。
そして「少年が大変な時はアタシが助け、アタシが困った時は少年が助ける」という内容の約束を交わし、彼に別れを告げる。その後、長老(コッコロの父)から打診を受けていた国連の業務、つまりレジェンド・オブ・アストルムの制作を承諾することに決めた。
それから数年後、前作のオープニングに繋がり、主人公を探し求めた晶は、あの時の約束に従って彼を「プリンセスナイト」へ選ぶこととなる。
なお、学生時代にやさぐれていた時「自分の理解者はあいつらだけ」と独白しており、この当初から七冠らとは交流があったとみられる。