ペンデュラムモンスターとは
公式説明
モンスターとしてフィールドに出す事ができるのはもちろん、ペンデュラムゾーンに魔法カードのように置いて特殊な効果を発揮させる事もできます。
「ペンデュラム召喚」を行う際に必ず必要になります。
(公式ルールブック マスタールール3対応 バージョン 1.0 より引用)
説明
アニメ『遊戯王ARC-V』に向けて新たに制定された新ルール「マスタールール3」でお目見えする、新たなモンスターカードの種類。ペンデュラム召喚をするのに必須であり、切っても切れない関係。
枠の色は上半分がモンスターカード、下半分が魔法カードと同じという、二色による配色となっている。
モンスターの部分の種類に応じて通常モンスター・効果モンスターであればメインデッキに、融合モンスター・シンクロモンスター・エクシーズモンスターであればエクストラデッキに投入する。
レベル(ランク)・属性・種族・攻守ステータスが記載されており、モンスターカードとして分類されるが、ペンデュラムゾーンに置く際には魔法カードとして発動した後に置かれる。そのため、魔法カードを無効・破壊するカードの影響を受けてしまう。
1度ペンデュラムゾーンに置かれたペンデュラムモンスターはコントローラーでさえも自由に差し替えたりは出来ない。別のペンデュラムモンスターを置きたい場合は破壊するなどでペンデュラムゾーンを空けるしかない。
フィールド上にカードとして存在している状態から墓地へ送られる場合、代わりにエクストラデッキに表側表示で加わるという、独特なルールを持つ。モンスター扱い・魔法カード扱い共にエクストラデッキに加わる。カードとして扱われないエクシーズモンスターのエクシーズ素材の場合、取り除かれた後は普通に墓地に送られる。発動を無効にされてもフィールドに置かれた事にはならないので、墓地に送られる。
特殊召喚条件がない場合は蘇生などでの特殊召喚も可能。
ペンデュラムモンスターは共通してペンデュラムゾーンで使える魔法カードとしてのペンデュラム効果と、モンスターカードゾーンで使えるモンスターとしての効果を持つ。
また、モンスターとしてのステータスとは別にペンデュラムスケールという特殊な数値を持つ。これはペンデュラム召喚を行うためのモノであり、カードの左側(青)と右側(赤)の2ヶ所にペンデュラムスケールが表示されている。
ペンデュラム召喚とは
自ターンで1ターンに1度だけ行える特殊召喚方法。カード表記ではP召喚と書かれている。
「ペンデュラムゾーン」と呼ばれるフィールド上の指定場所に「ペンデュラムモンスター」を「魔法カード」扱いで置き、ペンデュラムゾーンのカードが自軍フィールド上に2枚存在する事によって発動出来る。発動する事で手札とエクストラデッキで表側表示のモンスターをモンスターカードゾーンが許す限り好きなだけ同時に特殊召喚する事が出来る。召喚可能なモンスターは各ペンデュラムモンスターに記載されている「ペンデュラムスケール」という数字によって指定されており、両モンスターに書かれた青・赤の数字の範囲内のレベルのモンスターでなければ召喚出来ない。
なお、当初期待されていた赤と青の数値が異なるペンデュラムモンスターは存在しない。
ペンデュラムモンスター登場のために、フィールドには新たなゾーンが作られて、テキストには見慣れない表記がなされ、ルールまで作り直された。登場への下準備が最も多かった召喚方法だと言えよう。
マスタールール3のみ
フィールドに新たなゾーン「ペンデュラムゾーン」が別途で作られて、エクストラデッキで表側表示のモンスターを特殊召喚できるモンスターカードゾーンに関して全く制限が無いため、毎ターンのエクストラデッキからの大量展開が可能である。
新マスタールール以降
エクストラデッキで表側表示のペンデュラムモンスターをエクストラモンスターゾーンまたはリンクマーカーの向くメインモンスターゾーンにのみ特殊召喚できるという制限を受けた事で、エクストラデッキにペンデュラムモンスターを蓄える戦術のデッキ、【イグナイト】等が大幅に弱体化した。
「ペンデュラムゾーン」も魔法&罠ゾーンの両端に統合された為、永続魔法・永続罠を多用するデッキとの相性が悪くなり、ペンデュラム召喚の為にカードゾーンを圧迫してしまう。特に永続魔法・永続罠である「契約書」を多用する【DDD】や永続魔法化する効果でカードゾーンを埋めやすい【宝玉獣】は特に影響を受けた。
2020年4月1日からのルール改訂で融合・シンクロ・エクシーズ召喚が直接メインモンスターゾーンに特殊召喚できるようになったのに対して、こちらの制限はそのままとなった。もっとも公式もペンデュラム召喚の制限を外すのは問題があると判断しているようだ。
やり方
1.自分のメインフェイズ時に、手札から自分フィールド上のペンデュラムゾーンにペンデュラムモンスターを置く。
2.2体のペンデュラムモンスターがペンデュラムゾーンに置かれている状態になれば、メインフェイズにペンデュラム召喚を行う事を宣言。
3.左右のペンデュラムゾーンに置かれたモンスターのペンデュラムスケールをチェックし、その数の間のレベルを持つ手札とエクストラデッキで表側表示のモンスターの中から任意の数だけ特殊召喚する。
ペンデュラムモンスター一覧
通常モンスター
レベル4
- 閃光の騎士(Pスケール:7)
効果モンスター
レベル4
- EMシルバー・クロウ(Pスケール:5)
レベル7
- オッドアイズ・ペンデュラム・ドラゴン(Pスケール:4)
レベル6
- EMカレイドスコーピオン(Pスケール:4)
レベル2
- EMヒックリカエル(Pスケール:3)
レベル5
- フーコーの魔砲石(Pスケール:2)
レベル3
- 時読みの魔術師(Pスケール:8)
レベル5
- 星読みの魔術師(Pスケール:1)
融合モンスター
レベル10
- 覇王紫竜オッドアイズ・ヴェノム・ドラゴン(Pスケール:1)
レベル12
- 覇王龍ズァーク(Pスケール:1)
シンクロモンスター
レベル7
- クリアウィング・ファスト・ドラゴン(Pスケール:4)
レベル10
- 涅槃の超魔導剣士(Pスケール:8)
レベル8
- 覇王白竜オッドアイズ・ウィング・ドラゴン(Pスケール:10)
エクシーズモンスター
ランク7
- ダーク・アンセリオン・ドラゴン(Pスケール:10)
- 覇王黒竜オッドアイズ・リベリオン・ドラゴン(Pスケール:4)
- 覇王烈竜オッドアイズ・レイジング・ドラゴン(Pスケール:1)