メガロ
めがろ
曖昧さ回避
- 東宝特撮映画『ゴジラ』シリーズに登場するキャラクター(怪獣)。本項目に記載。
- セガのアーケード用大型プロジェクタ筐体の俗称。
『ゴジラ』シリーズ
メガロ(Megalon)はカブトムシのような姿が特徴的な怪獣。(ただし、カブトムシ以外の虫の特徴も取り入れられている)
両手を合わせたドリル、口からのナパーム、角からの光線を武器とする。
ゴジラ映画第13作『ゴジラ対メガロ』にて初登場した。
プロフィール
- 別名:昆虫怪獣
- 身長:55m
- 体重:4万4千t
- 飛行速度:マッハ3
- 地中速度:マッハ2
- 水中速度:マッハ4
地上人の環境汚染に怒る、海底王国シートピアが刺客として差し向けた怪獣。
人類の地下核実験によってシートピアの北地区が壊滅する被害を受けたため尖兵として送り込まれると、伊吹五郎から奪ったジェットジャガーと共に破壊活動を行うが、ジェットジャガーが奪い返されたため一時的に暴走。
自我を持って巨大化したジェットジャガーとの対決では形勢不利になったが、助っ人としてやってきたガイガンと共に追い詰める。
しかしゴジラが乱入したことによってタッグマッチ戦となったが激闘の末敗退。地底へ逃走した。
巨大化したジェットジャガーを見て驚く、尻を叩いてゴジラを挑発するなどコミカルなところも見せた。
本作ではX星人が操る怪獣として登場する。
最初はバトラとタッグを組み、モスラ、ラドン、メカゴジラ、モゲラと空中戦を展開。
ゴジラジュニアをマタンゴ島に誘拐するが、最終的にはモゲラに倒され怪獣刑務所に入れられた。
しかし後に脱獄し、デストロイアの子分となり以後共に行動することが多くなった。
2012年とその十年後の2022年の合計2回(共にアフリカ大陸)出現し、一度目の2012年にはアフリカ西海岸から出現してはアフリカ大陸を横断しながら無数の小国を壊滅させては海に消え、その一度目の出現による破壊活動とその期間は不明だが直接の被害だけで約2000万人の死傷者を出し、その上多くの難民が出る事になり、さらに2度目の2022年ではアフリカ最大の経済大国である南アフリカ共和国を襲撃しては壊滅させ、これにより人類がアフリカ大陸から撤退を余儀される事になるなど記録上では人類にとって最大最悪の脅威の次に多くの人命を奪い、人類が都市どころか初めて大陸を事実上失うという事態を引き起こした怪獣として登場する。
その後はインドおよびパキスタンを壊滅させ、フィリピンを通過してとうとう日本の沖縄に侵攻、しかし、突如現れた守り神と交戦に入り、結果的に相討ちとなった。
漫画『怪獣王ゴジラ』
河本ひろし氏による、デラックスボンボン誌に連載された漫画作品。ゴジラが、悪の科学者であるマッド鬼山の繰り出す怪獣と戦っていくという内容。本作に登場するメガロは、マッド鬼山の手により、かつてのメガロを改造したという設定。身長は100mに拡大されている。
ビオランテが改造されたネオ・ビオランテとともに、ゴジラをあと一歩のところまで追い詰める。しかし逆転され、同士討ちを免れんとネオ・ビオランテを殺獣レーザーで焼き殺すも、ゴジラの攻撃で角をへし折られ、放射熱線で止めを差される。
余談
メガロが昆虫モチーフなのは、当時の子どもたちの間で昆虫ブームが起きていたためらしい。
メガロの原案は『オール怪獣大進撃』の頃から「ゲバラ」として存在し、『地球攻撃命令ゴジラ対ガイガン』の台本にも名前が登場していたが、初期案ではケラの怪獣であり、「体からスモッグのようなガスを放射して敏捷に動く」「触角の先端に目がある」など、現在とは全く異なる容姿だったという。
また、『地球攻撃命令』の時点では、宇宙怪獣の一種であり、当初の予定ではガイガン及びキングギドラとともにゴジラ・アンギラスと対決する予定だった。
『ゴジラS.P』にてメガロに酷似した昆虫怪獣が確認されており、顔の形状や模様、ドリル状の前肢など共通点が多いものの、脚は8本で、頭部には角の代わりに4個の青い単眼があり……。
(今作の怪獣デザインには「歴代東宝怪獣をオマージュとして取り入れている」ため、両者に共通した姿になっているが、この昆虫怪獣がどちらなのかは今のところ不明。また、一瞬映っていた大鎌の巨大カマキリの頭部等にも共通点が見られる)